「いのちのセミナー配信!」

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先に告知しましたとおり、大阪にて、JR西日本あんしん社会財団が開催している「いのちのセミナー」の配信用法話を収録させて頂きました。本来は大きな会場での講演会の依頼でしたが、コロナウイルス感染拡大により、配信法話となりました。

 

今回の取り組みは「安全で安心できる社会づくり」の一端を担いたいとの思いから、事故や災害に遭われた方々などへの心身のケアに関わる活動や、地域社会における安全構築に関わる活動に対する支援及び安全に関する啓発活動等を展開されているJR西日本あんしん社会財団さまの活動の一環として、ご依頼を受けました。

 

本日から6/30まで、以下のJR西日本あんしん社会財団公式サイト内で配信されています。誰でも無料で視聴出来ます。

 

過去にいろいろな講演会に呼ばれてきて、その都度厚かましくも、大きな汗をかきながら、なんとかつとめさせて頂きましたが、今回は約55分の収録をモニター相手に延々とひとりでしゃべるという、経験したことがない事件?でした。正直67点の出来です。これは、最後の7分間が、珍しくいろいろ揉めたり、ミスったりで、そこまではすらすらと一発収録でしたが、最後はテイク4まで撮り直すという、これも私にしては珍しい出来事があり、自己採点は低いものでした。まあ、でも、頑張ってるなあとも思いますが、最後の顔が渋いのはそのせいです(笑)。

 

よろしければ55分、お付き合いください。内容は八割以上、いつもどおりのいつものお話です。以下です。

 

https://www.jrw-relief-f.or.jp/seminar/inochi/

 

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追伸 講演会と同じように「サンゲサンゲロッコンジョウジョウ~」を画面でみなさんに呼びかけているのは笑えます・・・。

 

「郷ひろみとライバル」

「郷ひろみとライバル」

ボクはかねてから郷ひろみがライバルだった。ライバルはほかに明石家さんまや江川卓や千代の富士貢、中村勘三郎、中村梅雀などたくさんいるが、実際に交情があったのは千代の富士と勘三郎さんくらい。奇遇だが二人とも故人となってしまった。で、そのライバルのなかでも、出会ってはいないが、私にとって郷ひろみは永遠のライバルなのである。

先日、それをFBに書いて笑われたのだが、笑われようと叱られようと、私にとってはライバルであり続けている。実は上記のライバルはみんな昭和30年生まれ。同い年で同学年である。それだけの理由でライバル視してるというと笑われそうだが、郷ひろみとはもう少しいろんなことが符合している。

彼は高校生で芸能界にデビューしたが、私も高校生で宗教界に入った。以来、50年間、彼は彼なりに、私は私なりに、その道で修行して、その道で活動を重ねてきたのである。どうだ、おんなじでしょう(笑)

先日、金スマで、郷ひろみが半生を語っていたが、最近の彼は本当に声が出ていない。会話の声もかすれているし、歌唱しても、がらがらの声で痛ましいなあと思ったのは私だけではないかもしれない。

実は私も3年前のマイコプラズマ肺炎罹患以来、声がかれたまま、昔のような美声?が出せなくなって、かすれ声が治らない。ご存じのように、郷さんは毎日毎日、筋トレとボイストレーニングを欠かさない求道者のような生活をしているが、そんな彼でも加齢にはかなわないということなのだろうか。

ましてぐーたらな生活を続けている私が、加齢による声の衰えを悲観するのは当たり前だなあと思ったりしている、今日この頃である。郷ひろみ、ガンバレ!

*写真は郷さんの最新刊。読んでみようと思う。

 

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「コロナ禍と教訓Ⅰ」

「コロナ禍と教訓Ⅰ」

最近、杏さんが唄ってインスタにあげたかなんかで注目度が上がった加川良の「教訓Ⅰ」。知人から、拓郎さんバージョンがあるのを教えてもらいました・・・。ご紹介します。

https://www.youtube.com/watch…

...

続けて聞くと、原曲の加川良さんバージョンも出てきます。

若い頃、この歌を聴いて、なんか団塊の世代特有の、反体制かぶれの反戦ソングだと見切っていましたが、コロナ禍を通じて、おいおい、この国、またまた大丈夫かと思い直しました。大政翼賛会的風潮に一気になっていませんかね。

前の大戦も、いろいろな問題とか、日本という国の明治維新以来の立ち位置の難しさもありましたが、大いに、全国民が戦争に突入していった背景にはマスコミの責任があったと思うのですが、今回のコロナウイルス騒動を通じて感じたことはまったくマスコミに反省や、学びがないことを心配します。。

この歌があらためて、胸に突き刺さります。

「GWに<りてんさんの知人友人探訪>はいかが?」

「GWに <りてんさんの知人友人探訪> はいかが?」

 

なかなかコロナ禍の解決への道筋が見えません。緊急事態宣言も5月末まで延長される模様。自粛生活も長くなりました。

そんなこんなで、時間が出来たので、過去、YouTubeにアップされたわが「りてんさんの知人友人探訪」(全26回)を聞き直しています。私は明石家さんまさんと同い年ですが、彼同様に自分の出た番組をチェックするのが大好き。いやー、かなり面白い対談がありました。

「りてんさんの知人友人探訪」は綾部市のコニュニティラジオ「FMいかる」と奈良市のコニュニティラジオ「ならどっとエフエム」がコラボして制作したもので、平成28年から30年まで2年間にわたってオンエアされました。全回、YouTubeにアップされています。
 ↓
https://www.youtube.com/channel/UC7QVbr1Vj7sbtHdYECt6Ufw/videos

過去のラインナップは以下。
自分ながらすごい豪華なメンバーだと思います。

第1回  村上保壽高野山大学名誉教授
第2回  倉田宇山空援隊専務理事
第3回  宮城泰年聖護院門主
第4回  狭川普文東大寺第222世別当
第5回  森谷英俊興福寺副貫主
第6回  宗教学者正木晃先生
第7回  岡本彰夫元春日大社権宮司
第8回  村上太胤薬師寺管主
第9回  田中敏彦元地域部長と映画監督塩崎祥平氏
第10回 石田太一唐招提寺副執事長
第11回 五條良知金峯山寺管長
第12回 辻本浩司奈良県庁観光局局長
第13回 宗教人類学者植島啓司先生
第14回 鈴木貴晶信貴山真言宗朝護孫子寺管長
第15回 映画監督河瀬直美さん
第16回 筒井寛昭現東大寺長老
第17回 森清範清水寺貫主
第18回 龍谷大学名誉教授淺田正博先生
第19回 漢方医桜井竜生氏
第20回 平岡宏一清風高校校長
第21回 荒井敦子「NPO法人音楽の森」理事長
第22回 花山院弘匡春日大社宮司
第23回 文筆家白洲信哉氏
第24回 人間国宝・大倉流小鼓方大倉源次郎宗家
第25回 大谷徹奘薬師寺副執事長
第26回 渡邊恭章泉涌寺教学部長

*肩書きは収録当時のものです。
*各氏だいたい25分前後です。閲覧回数トップ3は五條良知金峯山寺管長編、大谷徹奘薬師寺副執事長編、宗教学者正木晃先生編です。映画監督の河瀬直美さんも第15回目に登場していただきました。

GW(がまんウィーク)にお時間を持て余しておられる方に是非お勧め致します。

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「田舎から見えるモノ」

「田舎から見えるモノ」
 
私は京都府下の片田舎・綾部というところに生まれて、15年いた。それから少し都会の生活も経験して、24歳からは奈良県南部の吉野山というところに36年暮らし、60歳で故郷綾部に戻ってきて5年が経った。
 
そんな綾部での田舎暮らしが板につき出した令和の今、折からのコロナウイルス騒ぎである。で、このコロナウイルスは正体がよくわからないのだ。
 
なんと2月には早々と綾部からも感染者が出た。クラスターとなった梅田のライブハウスに出かけた人物が綾部にいたからである。その後、彼女は陽性から陰性に転換し、病院も退院したようで、4/30現在では綾部市に感染者はいない、ということになっている。
 
3/2には全国の小中高校への休業要請がでて、その解除がなされぬまま、4/7には全国の都道府県に非常事態宣言さえ発令された。集・近・閉(あえて三密とは言わない…)が堅く禁じられ、劇場や文化施設、飲食店、居酒屋、バーに至るまで自粛要請が出されて、都市では公共交通機関やスーパー、コンビニなどライフラインに深く関わる業種を除き、ほとんどが機能不全と化している。
 
私も続々と講演会などの中止延期の連絡がはいり、宗教行事の自粛も続いていて、かつてないほど暇にする時間が出来た。仕方が無いので、毎日、里山の夕暮れを散歩している。
 
今日もいつものように、6リットルのリュックを背負って散歩に出かけた。すっかり見慣れた穏やかな里山は夕陽とともに静かに暮れなずんでいく。そんな平和な風景に見入りながら、ここのどこにコロナウイルスの災禍があるのだろうかとふと考えた。
 
医療現場で感染の脅威と戦かっておられるお医者さんや看護士さんたちには本当に申し訳ないし、叱られるかもしれないが、片田舎の夕暮れは半年前も1年前も、ほぼほぼ変わることなく、平和な恩恵を与え続けてくれている。
 
人は生まれ落ちれば必ず誰でも死ぬ。今年はコロナのせいで、インフルエンザ肺炎による死者数が例年と比べて極端に減っているというし、コロナが原因で死んだと特定される日本での死者数はまだ300人程度だともマスコミが伝えている。平年のインフルエンザ死者数の三分の一にも満たないらしい。どうもその辺もこのウイルスの正体がよくわからない原因かもしれない。
 
里山の平和な夕暮れに佇むと、全世界や全国各所で大騒ぎされている気配が感じられないのが正直な感想である。
 
コロナ禍で、志村けんが急逝し、女優の岡江久美子も亡くなった。世間で大騒ぎになったが、考えれば、石原裕次郎も美空ひばりも、それから坂本九も理不尽な理由で早世した。私が大好きだった松田優作も若くして死んだのだった。人はいつも理不尽に死ぬのである。コロナのせいだけではない。
 
このままではコロナ禍よりも、経済破綻と精神崩壊のせいで、多くの命が奪われ、多くの人々の生活が奪われるのではないだろうか。平和な綾部に暮らしていると、そんな田舎暮らしならではの見え方をついついしてしまうのである。
 
ともかく一日も早い感染終息を念じてやまない。
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「疫病退散!…ちょっと嘘を書きました」

「疫病退散!…ちょっと嘘を書きました」

数日前に寄稿した私の拙文が、地元の「あやべ市民新聞」に昨日、掲載されました。添付の記事です。で、その中でちょっと嘘を書きました。

「疫病退散」のお祈りは嘘ではありません。東大寺さまを中心にその祈りは私の本山の金峯山寺をはじめ、高野山金剛峯寺など、大きく輪が広がっています。必ず大きな祈りが、コロナウイルス感染拡大の終息に繋がると信じてやみません。

ただ、筆の勢いで、正午のお祈りの発起人である東大寺別当の狭川普文別当猊下のことを「盟友」と書いたことです。狭川猊下は大学の先輩で親しくさせていただいていますが、先輩が私のことを盟友だと思っておられるかどうかは、私の一方的な思いであることをお詫びしておきます。

どうやらこの新型ウイルスとの戦いは、どこかで、過去のインフルエンザ同様に、人とウイルスが共存出来るようなところまでいかなければ答えが出ないという、長い戦いの様相です。そのためにも人と人とが助け合い、慈しみ合い、そしてある意味、今までのような我欲の増大のみを目指すような現代社会の生き方自体を考え直す必要があるのではと思っております。私たちのお祈りにはそういう意味も込められています。

修験僧の私にはお祈りするしか、出来ることがありませんが、そこは書いている如くこれからも続けていきたいと思っています。少々、筆が滑った言い訳とお詫びでした。

 

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『みんなに知ってほしい 日本のものすごい10人の住職』発売!

『日本のものすごい10人の住職』

歳とってやっちゃいけないことは「説教」と「昔話」と「自慢話」(高田純次の自戒)・・・というそうです。その3つの内の2つにドンピシャに当てはまる本が出ました。
だから小さな声で告知をしておきます。

4月20日に興山舎から『日本のものすごい10人の住職』(定価2200円)という新刊書が発売されました。表題がものすごいです。

興山舎さんというのは「月刊住職」の発売元。その月刊誌で過去にルポタージュされた10人の住職の中のひとりとして「吉野の修験で頑張った僧侶」というテーマで、私のことが紛れ込んで紹介されています。

『日本のものすごい10人の住職』
 ↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4908027862/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%94%E3%81%84%EF%BC%91%EF%BC%90%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BD%8F%E8%81%B7&qid=1587409194&sr=8-1

コロナ過で大変な世相の中、ちょっとこの手の書籍の発売には不向きな時期かもしれませんが、記者の上野ちひろさんがわざわざ綾部まで取材に来てくれて立派なルポを書いてくださいました。ちょうど金峯山寺の役職を離れた5年前の取材です。少し現況も加筆されています。たいへん褒めて書いて頂いているので恥ずかしいほどですが・・・。

まさに歳とってやっちゃいけないという「昔話」と「自慢話」満載になっています。そこを先に告白をしておきます。

でも、ほかの9人のご住職のお話はとても励みになります。よろしければ、自粛生活のお伴に是非!

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「ミロクの時代」

「ミロクの時代」

コロナウィルス騒ぎは終息の様子をみせない。緊急事態地域が全国に広がるのはそう遅くないだろう。いろいろ後手後手に回った感は否めないにしても、そういう時期やサイクルに入ってしまったと思う方がよいように感じている。

「コロナ=567=ミロクで、世界は急激に変化する」と大本教の出口王仁三郎は説いたらしい。

「一旦たたかい治まりても、後の悶着は中々治まらんぞよ。神が表に現はれて、神と学との力競べを致すぞよ。学の世はモウ住みたぞよ。神には勝てんぞよ」(出口王仁三郎:大本神諭)

私は闇雲に不安を煽るつもりなど毛頭無い。ただ、東日本大震災のとき、福島原発の惨事をみて、「もう無かったことには出来ない」と感じた。しかし、被災地や原発地域周辺を除くと、半年もせずに、世の中はまるで無かったかのような雰囲気になり、「復興五輪」などという言葉さえ、今年のお正月辺りまで世を席巻していた。ようは東北地方以外はなかったことになったのであった。

コロナは違う。いよいよ無かったことには誰もが出来ない事態を迎えている。

私は2月1日から「疫病退散」のお祈りを始めたが、これから祈らなければならないのは単なる「疫病退散」ではなく、来たるべきコロナ以後の「世界の安寧と平和」なのかもしれない。いま、与えられている命を精一杯生きて、そして未来の人類にこの美しき地球を委ねることが出来るように・・・。

ともかく、あたふたせず、精一杯、生き抜かなければならないと思っている。物質の豊かさより心の豊かさを優先する時代。人の世の我欲より、神仏の心を受け取る時代・・・ミロクの時代とはそういう覚悟をする時代なのだ。

 

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*写真は金剛蔵王大権現様。釈迦・観音・弥勒が三世一体で権化された姿である。

「ラジオ版・岡本彰夫vs田中利典」

「ラジオ版・岡本彰夫vs田中利典」

2月1日に上映会「奈良の雫」で公開収録された「ならどっとFM全力応援番組・岡本彰夫の奈良、奥の奥」の音源がならどっとFMで公開されています。

岡本彰夫教授と私が「神と仏」をテーマに熱く語りました。ちょうど、新型肺炎の感染拡大がはじまりつつあり、騒然としていた奈良公園内のバスターミナル会場での収録だったので、兼ねてから考えていた「光仁天皇の勅(みことのり)」の紹介と「般若心経」の読誦を会場に集まった300名のみなさんと一緒に、「疫病退散」を祈願してお唱えしました・・・・。

このときの想いが私にとっては、その後の「疫病退散大祈願会大護摩供」執行へと繋がっていきました。
是非、私と岡本先生との対談音源をお聞き下さい。
          ↓
http://navvita.under.jp/okunooku/20200302okunooku2.mp3


*なお、ならどっとFMを応援するため「奈良の奥の奥」を伝える番組。
奈良の歴史から最近の話題まで、奈良の奥を知る、とっておきの番組です。
毎月第1月曜日 15:00~16:00
(再放送 第2金曜日 20:00~21:00)

 

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「大峯修験道・疫病退散祈願会の護符」

「大峯修験道・疫病退散祈願会の御札」

3月6日に金峯山寺境内で行われた金峯山寺と大峯山寺合同の「疫病退散祈願会大護摩供」の護符・御札がそろそろこの「とも祈り」に賛同いただいた全国各地のみなさまに届いている頃だと思います。

実はこの御札、「みんなようなれ!とも祈り・疫病退散祈願」ということだけでなく、修験道史上においても特別な意味を持つ歴史的な護符・御札となりました。それは「大峯山寺と「金峯山寺」が併記された初めての御札であり、今後もこういう形での御札が作成されることはないかもしれません。

新型肺炎の感染流行はウイルスを通じて、自然界から届けられた人類への警告と受け取ることも出来ますが、まずは一日も早い人々の平安な暮らしの回復を祈らずにはいられなかった金峯山寺管長さま以下、大峯山寺住職、そして我々大峯山伏たちの「祈祷」の心をお受け取りください。

一日も早い新型肺炎の終息を心より願っております。

 

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«「みんなようなれ!〝とも祈り・疫病退散〟大祈祷会」、御礼!

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