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チベット紀行 2

○2006.6.16

06:00、起床。06:50にシャトルバスで成田へ向かう。成田手前でいきなり警備員がバスに乗り込んできて、身分証明書の提示を命じられる。成田からのフライトは初めてなのでその重々しい警戒ぶりに驚くが、しかしこれも身の安全を考えると致し方のないことなのであろう。物騒な世の中になったものである。

07:30、参加者全員が揃う。総奉行の貫田宗男さんが点呼をとり、大先達の正木晃先生がご挨拶。団員は私を含め金峯山寺関係のAO、IS(二人は私のお弟子)、同室となるAS、それから紅一点のHNさん(看護士さんなのでなにかと心強い)の5人と、正木先生の講座の生徒である生活奉行の伊藤さん、HSさん、MAさん(MAさんは真言宗智山派の和尚)、MTさん、ORさん、TMくん(現役慶応ボーイ)、SKくん(某都内有名寺院のお世継ぎ)の7名という多士済々。年齢は68歳から21歳までの老若男女である。08:10、搭乗手続き終了。搭乗案内までのひととき、自由行動となるが、金峯山寺関係参加者5名だけでささやかなうどん朝食会。みんな私の呼びかけに応じて参加してくれた人たちである。

09:50、離陸。まずは北京を目指す。13:30,北京空港着。ここで日本時間との時差1時間の時計調節。以降は1時間遅れとなり、現地時間の12:30に針を戻す。北京空港へは中国への入国審査のためのみの立ち寄りで、入国審査を終えると元の搭乗便に戻る。13:30、再び出発、一路四川省の成都へ。

16:30、成都着。チベット・ラサへはこの成都からの飛行機による入国ルートが便数も多く、もっとも便利で一般的であるという。チベットの行き帰りにこの成都に一泊ずつすることになる。チャーターバスにて市内のホテルへ。錦江賓館という、市内で最も高級なホテルとか。成都は四川省最大の都市で、人口1200万人という。三国志で有名な劉備玄徳や諸葛孔明が活躍した蜀の国の首都がこの成都。現地ガイドの謝さんから、「今日は珍しく晴れています。成都には『蜀犬、陽に吠える』という有名な諺があり、陽が差すのは年間100日くらいで、普段は雨の多いむしむしした土地なのです」と聞く。確かに日本の真夏を思わせる高温多湿の蒸し暑い気候である。

17:30、ホテルで荷物を確認した後、四川料理の店へ。本場の四川料理に舌鼓を打ちつつ、旅行の道中安全を願って全員で乾杯。それぞれ簡単に自己紹介をした。

18:30、食事終了後、ホテルへ。19:00、最初の事件発生。なんと同室のASがこともあろうに私のスーツケースの鍵を壊したのである。解除した状態のロックの部分に激突し、左側の留め金を半分潰してしまったのだ。なんとか鍵は出来るがロックはかけられないので、このあとの日程は常にガムテープで鍵の部分を覆わないとといけなくなる。初日到着早々の事件であったが、旅行中の前途多難を予見させる事件であった。

19:30、反省の色をみせないASを部屋に置き、気分直しに、街へ出る。生活奉行の伊藤さんたちを伴って、1時間半ほどぶらぶらするが、ともかく蒸し暑い街である。道ばたの居酒屋に入り、一杯3元(約45円)の生ビールを呑む。安いだけあって、正直美味しいとは言えなかったが、ともかく安い。ホテルへ戻り、冷房のきいたラウンジで呑んだビールは30元(450円)。やはりどことも観光客対象のホテルの値段は高いなあ。でもしっかり冷えてうまかった。はじめて中国に来たのはもう20数年前になるが、あのときは冷えたビールなどどこにも置いてなかった。ま、ビールだけでなく、このあともいろんな意味で大変革が進む中国という国には驚かされることになるが、値段の格差といい、近代化中国を身近に実感したビールであった。部屋に戻ってテレビをつけるとワールドカップサッカーを生中継していた。中国に来てワールドカップ中継が見れるとは思ってなかったので、驚いたが、サッカーファンの私としてはかなり嬉しい。全編中国語の解説はさっぱりわからず、見ていても盛り上がらないが贅沢は言えない。

23:10、就寝。いよいよ明日はチベットである。

「旅行中の食事について」

私は数年前まで中華料理が大の苦手であった。というか、高級は中華料理はどうも口に合わず、中華といえば眠眠の餃子か王将の中華料理(あれを中華といっていいのかどうかはわからないが…)くらいしか食べれなかった。それがあるとき、高級中華の本当の美味しさを知ってしまい、今では王将にもいくが、高級中華も大好物である。

それだけではない。高級中華を好きになって劇的な変化が起きたのである。実は高級中華がきらいなときは中国旅行に行くのは苦痛であり、3日もするとあの中華独特の匂いが鼻について食欲がおきなかったのである。いや、中華だけではなく、インドにいっても、韓国にいっても現地の料理が食べれなくて、日本食ばかりを部屋で食べていた。ところが高級中華に目覚めるのと同時に、どの国へ行っても、あまり拒絶反応が起きなくなり、その土地の料理をだいたい美味しく食べられるようになったのだ。なぜかは未だにわからないが、加齢的なものなのかもしれない。加齢なら本当は反対なのかもしれないが…。

ともかく美味しくいただけるのは海外旅行でとても大切なことである。今回、正木先生から食べものは期待しないで下さいと言われていたので覚悟してきたが、実際には旅行中、ほとんど不自由することはなく、逆にチベットダイエットをしようと思っていたのに、いささか体重が増えてしまうことになった。この日の四川料理も本当に美味しかった。Photo_1 Photo_2

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