先日は高校1年でもう学校を辞めたいという女子高生を相手にお話しをしていて、思わず ・・・
「人間は死ぬまで生きなければいけない。
誰でもいつかはきっと死ぬ。
いわば生まれた瞬間に死に向かって生きているようなもんだ。
だから生きている間にどう生きるかということが大切なんだよ。
少しでも幸せを感じて生きる、人のためになにかができることも大事。
そのためには若い間に学んだり、躾られたり、我慢したり、いろいろと経験を積んだ行かないとダメなんだよ。
・・・などとつい説教をしてしまいました。
まあ、説教をたれるような立派な人間でもないのですけどねえ。でもその女子高生、父親と一緒にお寺に来たのですが、聡明で今ならなんとかなるって顔してたので、つい、言ってしまいました。
ふだんから「人間は死ぬまで生きなければならない」と言っていましたが、昨日はかなり嵌ってましたね。
そのあと、女子高生に付け加えて、今、悪い仲間につき合って学校をやめるというのを全部悪いとは思わないけど、今からそういうリスクを背負って生きることを親はとても心配する。それは当然のこと。人生は至る所に大きな穴があいていて、油断をするとすぐその穴に落ちてしまう。親や周りの大人は出来るだけ子供達が大きな穴に落ちないように教育を受けさせたり、しつけをしたり、いろんな経験をさせて、なるだけ大きなあなに落ちないようにしてあげようとする。
高校1年で学校をやめていきなり厳しい世間に出るというリスクを負うのは大変なこと。もちろん世の中でそういうリスクを背負っても成功を収めた人や、素晴らしい人生を送った人は一杯いるけど、それはやっぱり野球選手やサッカー選手で成功をおさめた人と同じくらい希有なこと。
だから今なら間に合うし、大学へ行きたいと希望をもっているならなるべく回り道をしたり大きなリスクを背負わさないように、親たちが心配するのは当然のこと。
自分でもちゃんと考えるようにと、言ったのでした。。
人生に無駄はないっていうのが私の信条ですので、最後に自分で選択して、その中でもがいて生きるのは仕方がないことだとは思っていますが。
ともかく死ぬまで生きないといけないのですからね。
この説教には続きがありますが、それはまあナイショ。
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