奈良図書情報館へ
当館のイベントで、図書館劇場 Ⅱ(県立図書情報館館長公開講座)として今年は、『吉野絵巻』をメインテーマに開催されている講座である。
館長による講演、専門家による講演と関連書籍の朗読で構成されていて、今日のお題は「役小角と修験道」。私は専門家による講演っていうわけである。
さていかなることになることやら・・・。
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今日は午後から金峯山寺で、世界遺産劇場実行委員会の会議です。
来る10月13.14日には世界遺産劇場実行委員会主催の「第五回世界遺産劇場公演」が開催されることになっており、今日はスポンサーの楽天をはじめ、関係各位が大挙上山することになっている。
世界遺産劇場とは日本各地の世界遺産登録地を舞台に劇場空間を設定し、伝統芸術やトップアーチストの公演を行っているもので、世界遺産の認知と民間ユネスコ運動のさらなる普及と啓発を目的としたアートプロジェクトである。第一回の奈良東大寺公演を皮切りに今年で第五回目を迎え、今回は「紀伊山地の霊場と参詣道」が舞台。そのうち、吉野大峯は、当金峯山寺が会場となったのである。
13日の公演はアコースティックギタリスト・押尾コータロー氏、14日はボーカル・角松敏生氏の音楽コンサートが両日とも夕方の開催である。チケットは七月中旬より販売されているが、ほぼ完売状態とか。
今日の会議で大体の詳細が決定することになる。
詳しくは下記HPへ ↓
6月から怒濤の日々を過ごしていたので、NHKの大河ドラマ「風林火山」が録画して見ないまま、一月半たまっていた。
おとといから少し吉野に腰を落ち着けているので、ここ2日でたまった録画分を全部見た。
なかなか見ごたえがあった。
荒唐無稽なところも感じられるが、今回の配役は由宇姫役を除けば、勘助や信玄ほか、板垣、甘利などなど、好演をしていて、結構引き込まれる。久しぶりに見ごたえのある大河ドラマとなっているように思うのだが…。
HDDレコーダーを買ったので、毎週の録画が容易に出来、ついついためてしまうが、一度に見るというのもなかなかよかった。
来週は参議院選挙速報の関係で、午後7時15分からの放送であるので、たまった分をちゃんとみたので、見過ごさずに済んだ。放送時間が変わるというのはちょっと困ることもあるなあ。
お知らせです。
朝日新聞社から先週末(7/19)発売になった『シリーズ仏教新発見』の第6集は、わが金峯山寺編です。今回も権現様の表紙が目印。
なんと第7集の比叡山延暦寺、第8集の高野山金剛峯寺を差し置いての、登場です。金峯山寺もほんとうにランクアップしたものです。
6月には小学館の『週刊古寺を行く』で金峯山寺号が刊行されましたが、両書は少しおもむきが違います。朝日の方がより専門的で、小学館はわかりやすくまとめられています。甲乙つけがたいですが、ゲラでみていたのと、実際に刊行されたのとではかなり印象が違っていて、ゲラの段階では小学館の方がよい出来のように思っていましたが、実物を手にしてみると逆転した感じで、朝日新聞社の方がよいように思っています。
是非見比べていただければと思います。定価は同じ580円。今週中は大きな書店には並んでいると思います。
特に私が書かせていただいた巻頭の拙文、 「山中を駈け巡る奥駈行こそ修験道の核心である」は写真とのマッチングもよく、小学館の奥駈記(内容は私の文章を元にライターがリメイクしたものです)と比べていただくと、その優劣がわかると思います。まあ、我田引水かもしれませんが。
そのほか「吉野山はどのようにして修験の聖地となっていったか」(宮家 準著)や「南朝が吉野に拠った理由」(森 茂暁著)などの読み物も面白いと思います。
昨日の朝日カルチャーセンター新宿教室の講座「聖地への道」は思いの外大成功??でした。東京近郊の知人をはじめ、正木晃先生や加門七海さんなどもお出ましいただき、会場は予想を上回る100名余で大盛況となりました。
2時間のトークでしたが、植島啓司先生のコーディネートのお陰で、九鬼熊野本宮大社宮司とのからみも、それなりにうまくいき、また笑いもそこそことれましたので(関西人のさがですねえ…うけないとへこみます)、上々の出来だったと思います。
サイン会も持参した本20冊完売でした。とりわけ、サインしたそのうちのひとりの人に、「先生のお話を聞きながら、涙が出てしかたありませんでした…」と感激の感想もお聞きしました(そんな泣くような話はしていないのですが)。終わってからも懇親会で多くの人にほめていただき、手応えを感じる講座でした。
おでましいただいたみなさん、ありがとうございました。
今日はこれから自坊周辺のご老人100人ほどを相手に、高齢者学級の法話に言ってきます・・・。
地元というのは小さい頃から知っているじっちゃん、ばっちゃんがいるので、やりくにくいといえばやりにくい。。
たぶん大汗をかいての、話になると思います。
なんか朝から母が気合いはいってましたねえ。
今日は台風の影響で出立が遅れた東南院の奥駈修行を午前8時に見送って、午後からは奈良市内の奈良市立写真美術館で「永坂嘉光写真展」の基調講演に行ってきました。
台風の影響でまだ天気は悪かったですが、でも心配した客入りはそこそこあり、ほっとしました。なにせ新薬師寺横の大変不便な写真美術館ですので、到着したときは館内の参観者もまばら…。大丈夫かなあって思っていました。結構満員でしたよ。。写真参照のほど…。
講演の途中でミクシイで知り合ったてんてんさんがおいでになりました。あの人はホントに不思議な人ですねえ。まさに各所をてんてんとなさってます。
一時は怒濤のような世界遺産がらみの講演が続きましたが、ここ半年余り、少しオファーがとぎれていました。先月辺りからまた世界遺産がらみの講演依頼が続きだし、出だしはどうも調子があがりませんでしたが、少し最近は元に戻って、テンションが復活しつつあります。
この基調講演はもう一度依頼されており、次回は8月10日です。「世界遺産吉野大峯の魅力」という話です。詳しくは ↓
久しぶりの書き込みである・・・
昨日、テレビ党首討論を見た。
与党の安倍と太田は年金制度は、先の年金改革で万全だと言っていた。野党の小沢や田中は、すでに破綻しているっとしゃべっていた。与党の言うことはどこかごまかしがあるようで信用できない印象だし、野党は野党で党利党略ばかりが目について怪しく聞こえる。
どちらにしてもテレビで流れる情報だけでは誰がこの国のことを本当に心配して、考えてくれているのか、わかりようもない。
といって、先の衆議院のような自民圧勝をさせたら、この国の民主主義はいよいよこまったことになるようにも思うから、今回はやはり野党が勝った方がよいのだろう・・・。
写真は吉野山に住んでいる借家の前に建つ吉野山幼稚園跡地である。もう5年前に廃校になった。4年前には吉野山小学校も合併で廃校となっている。こういう風景は今の日本ではどこにでも見られるもので、少子化の象徴である。
今から3000年前、人類はこの地球上に1億人いたそうである。ユダヤ人は500万人、日本人は15万人だったという。
現在世界の人口は65億、ユダヤ人は1500万人、それに対して日本人は1億2769万人だ。世界は65倍の人口増加率、ユダヤ人は3倍、日本人はなんと850倍ということになる。
何が言いたいかというと、世界の各国はこの3000年の間に何度も何度も人口崩壊を起こしているので、そう人口増加率は上がらなかったが、日本は不可思議なことに人口崩壊を経験したことがなく、順調に人口を今日まで増やしてきた。だから驚異の850倍なのである。明治初年の人口が3500~4000万人だったから、ここ140年でも4倍ちかく増加したことになる。
そして今年、その人口増加が減少に転じた。長い歴史の中であまり起こっていないことが今年から始まっている。人口の減少自体はあまり心配していない。こんな狭い国なのだから6000~8000万人でも十分であろう。ただ、そういった長い歴史のスパンもふまえて、日本の将来を考えていかないといけないのではないだろうか。
明治以後、近代国家作りに邁進し、ある程度の成果は収め、敗戦後も右肩上がりの経済に支えられて、この国は物質的な発展を極めた。
しかし20世紀のほころびとともに、物質的な発展のみが人々を幸せにしないということもそろそろ気づいてきている。
テレビの党首討論から流れる情報がどこかむなしく聞こえるのは、まだ右肩上がりの経済至上主義に犯された論理だからなのかもしれない。もちろん馬鹿な国民を相手に、そんな難しいことを言ってもわかりゃあしないとタカをくくっている党首もいるのだろうけどねえ。
イチローが大リーグのオールスターゲームでMVPに輝いた。
やっぱり彼は凄いなあ…。3打数3安打1本塁打2打点で、逆転のランニングホームランは歴史に残るだろう・・・。
最初の第一打席のヒットはリアルタイムに見ていたが、今年のイチローは確かに気構えが違って見えていた。
イチローが日本での最後の年、長男がファンだったので神戸グリーンスタジアムに2,3度行ったけど、寂しいスタンドで4割を打っていたイチローが印象的だった。来年はきっとこのスタジアムにはいないだろうなあと正直思ったが、大リーグでここまで活躍するとはホント凄いやつだ。
久しぶりにこーふんしたなあ。
6月10日から始まった一ヶ月間に渡る怒濤の日々も昨日でようやく無事終わりました。
その間、自坊の大峯山修行、金峯山寺の奥駈修行、蓮華会と蓮華入峰修行といった山修行の合間に、世界遺産3周年記念法要や自坊の護摩・出張祈祷といった本来の業務も山ほどあり、はたまた勝手に仕事を入れた東京出張が2回…大正大学と奈良県観光連盟の講演、そのほか朝日カルチャーの講座、夜の居酒屋トークショーなどなど、もうはちゃめちゃの日々。
加えてノートPCがぶっ壊れ…最悪のパソコン状況でしたが、パソコンも今日直って来ましたし、ほっと一息ついています。
今日は、奈良テレビの取材くらいで、山積したメールと書類の山に格闘中です。
さっき奈良テレビ放送の取材が終わりました。
役行者について話をしてほしいというので、3分ほど、カメラの前でしゃべってきました。
明後日13日午後9時から奈良テレビ放送の「気になる時間」という番組の中で流れるそうです。まあ、奈良県下でしかほとんど映らない番組ですが…。
大峯奥駈、蓮華入峰と怒濤の日々が続きましたが、ようやく今日からすこ~し落ち着いた日々を過ごせることになります。
さて、関東方面限定のお知らせ・・・
今日の朝日新聞夕刊関東版に朝日カルチャー新宿教室で行う7月21日の「知られざる聖地を探る~鼎談聖地への道」の講座広告が載ります。小生の顔写真も載っています…その写真、笑いすぎですが。よろしかったらチェックしてください。
それとまだまだ受講者ワクに余裕があるようです。
有料ですが、植島先生はかなりの論客です。よろしければ、是非ご来駕下さい。
以下、講座情報です。
■日時 7月21日(土)15:45~17:45
*三重県共催 世界遺産登録3周年記念
「聖地への道~修験と神道の立場から」
■講座の内容
紀伊山地は有史以前から人々の信仰を集め、後に神道、仏教、修験道等の宗教が織り重ねられた聖地です。宗教人類学者・植島啓司氏が、紀伊山地を代表する宗教家をお迎えし、この地の聖地性を解き明かします。
■講師
コーディネーター
宗教人類学者 植島啓司氏
熊野本宮大社宮司 九鬼家隆氏
金峯山寺執行長 田中利典氏
■受講料 会員・一般とも 2,940円 ACC学生会員 1,000円
■場所 新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付)
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル4階(受付)
TEL.03-3344-1941
<道順>都営地下鉄大江戸線 都庁前駅(真上)JR新宿駅西口徒歩8分
今日の吉野山は朝から雨。。でも少し小振りになりました。
午後3時~5時過ぎまで金峯山寺伝統法会・蓮華会で賑わいます。とりわけ蛙の着ぐるみが登場する蛙飛び行事は天下の奇祭。私も会行事役で一日走り回っています。
明日は蓮華会入峰・・・。今年も100名を超える参加者があります。
行事と修行の日々です。
代官山のほぼ真ん中という一等地に奈良県の観光PRのための出先機関がある。
Iセンターというのだが、そこで今日は観光PRのための、エージェントを相手にした講演をすることになり、今から出かける。
なんとしても秋の秘仏公開を成功させるためには広く世間に訴える必要があるからだ。かなりきつい日程での上洛であるが、ま、仕方がない。お寺の観光大使みたいな仕事ばっかりしてるからね。
6日には帰って蓮華会の打ち合わせで、7日本番。
8,9日はまた蓮華入峯の修行である。。
亡父の7回忌を終えた。
父の幼なじみの遺弟をはじめ、父のことを今も思ってくれている人を中心に家族を含めて20人ほどの法事であったが、息子二人を坊主にした父は、その息子二人に懇ろに弔ってもらってさぞや幸せなことだと、遺弟たちから言われていた。
そうなのかもしれないとも思った。
今日の法事の祖供養は、その息子二人の記事が載っている『うわさの人物』(集英社)を今日の日付サイン入りで贈らせてもらった。まあ、二人は亡父のこの世に残した作品でもある。その兄弟がインタビューを受けているこの本はある意味、父にとって結構誇らしいものになっているのではないだろうか。
いずれにしろ、上は91歳、一番下の弟子でも66歳という高齢者ばかりになった父の遺弟たちであるが、母や弟、孫などほぼみんながそろって7回忌を営めたことはありがたいことである。
折から降り出した雨の中の墓参であったが、よい7回忌法要になったとつくづく思った。
夕方自坊に帰山して、早速ノートPCを立ち上げてメールを確認していたら、突然壊れた。
うんともすんとも言わない。
電源の反応がゼロ。お手上げである。。
業者に電話したが、バッテリーをはずしてやってみろとかいろいろ試みたがだめ・・・。ま、とりあえず送ってくださいとのこと。
今月数カ所で講演依頼を受けていて、まだ作りかけのパワーポイントやレジュメがあるのに、パソコンがないとなると困ってしまう。レジュメのバックアップはたぶん本山のパソコンに入れていると思うけど、パワーポイントはノートにしか入っていないからバックアップはない。
しかもいつ直るか、ホントに直るのかわからないからどうしようもない…。
しばらくはメールも読めない。ほんと、どうしよう・・・とほほ[m:56]絶対絶命のピンチだ。
追伸 これは家族のPCから打っている。
25日に奥駈から帰山して以来まだ休みがない。
26~28日は本山詰め。しばらく留守にしていたからメールや郵便物の整理だけでもいっぱいある上、会議や打ち合わせが山のように続いた。
29日は朝から定期的な診察で病院へ。夜は奈良市内の某所でトークショー。奈良国立博物館のN先生と約3時間半の対談。翌30日は大阪の朝日カルチャーで三重県主催のシンポジウム。宗教人類学者の植島啓司先生と熱く語りました。
昨日は世界遺産登録3周年法要。祝賀会では約6時間近く呑んでましたねえ。で、今日は半夏生大般若転読。終わったら自坊へ帰ります。明日は自坊の護摩。明後日は父の7回忌。5日は東京で奈良県主催の観光誘致エージェント会議で講演。
7日からは蓮華会法要、8,9日は蓮華入峰修行です。
蓮華会が終わるまでは怒濤の日々が続きます。
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