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妊婦死産のニュース

「断ったつもりない」=病院と救急隊、意思疎通不十分-妊婦死産・奈良・・・ってニュース。

 ↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000174-jij-soci

このニュース、いろいろ言われているけど、地元の人間として一言。

ま、妊娠7ヶ月なのに母子手帳もない、夜中に橿原のオークラ(私もこのお店は何度かいったことがあります‥)でなにしてたんだって、元妊婦をいぶかる声もあるけれど、そんなことは飛沫末葉なこと。

ともかく病人に対する、オークラから歩いても5分もかからない目と鼻の先にある県立医大病院の医療体制に私は疑問をもっている。

っていうか、以前に日記で書いたようにあそこの病院は病人を病人として扱わない、とっても公務員的体質の、嫌な病院であるわけで、今回の緊急退院と事務所との対応もそういう病院体質が私には見え隠れする。

医者は断ったつもりがないといい、電話をとりついだ事務員に断られたと思ったと緊急隊員はいうが、その会話の狭間に、病人に対する思いやりのなさ、自分たちの都合ばかりを優先して恥じるところのない病院の体質があるのとちゃうの??

昨年の奥駈後、心臓の不具合で、かかりつけの医者の推薦状をもってあの病院に行ったが、ろくな扱いを受けなかった。9時に行って、午後2時まで約5時間、採血や尿検査だの、病院内をうろうろさせられ、狭いイスで何時間も待たされ続けた挙げ句、担当の医師と話したのは3分。。次回、では検査に‥といわれて、私は切れた。「気合いで治しますから結構です!」と。‥とてもまともな人間としてあつかわれたとは思えない病院での一日を過ごしたが、行く先々で自分たちの都合ばかりを優先し、患者側にたった対応をしようとしない体質。さすがに温厚な私も?? 耐えられませんでしたねえ。健康の人間でも病人になるような過酷な時間は二度とごめんでした。

もちろんとても私的印象のうらみをこめたような意見なので、今回の問題とは、ずれているかもしれませんが、いやいや、患者側にたった応対がなされていれば、空きベットもあったようですし、そのあと、あの病院は2人の緊急妊婦を受け入れているって事実も鑑みると、あながち私の予想はそうはずれていないかもしれませんよ。

どの先生が悪いとかどの事務員が悪いとかっていうのではなく、内側の論理でばかり応対している体質っていうのは、なかなか変わりませんし、組織全体に蔓延してますから、自覚すらないのでねえ。

だって、一年前に大淀町で同じような妊婦のたらい回しで死亡事故を起こしたばかりだし、県立医大はそれを踏まえて、二度とそういう事故が起きないように対応をすると言ってたとこでしょ。それだけに、自覚のなさを露呈した事件だったのでは‥。

大失敗です!!

昨日、大失敗をしてしまった。

あまりの恥ずかしさに落ち込んでいる。

で、そんな恥なことは人に言わない方がよいにきまっているので、日記に書かないでおこうとおもったけど、根っからのお馬鹿だから、なんか、秘密にしておくことが出来そうにないので、結局、恥の上塗りをすることにした・・・以下。

事件は昨日のテレビ東京の特番取材の中で起こった。

司会役の板東英二、磯野貴理ほか、中尾彬、飯干景子、湯浅卓、吉澤ひとみ…などなど芸能人8人が吉野山を散策し、最後に蔵王堂を訪れ、参観をしながら、クイズをするという番組。蔵王堂での問題が最終問題。その案内役を私が仰せつかったのであるが、参観説明ののち、肝心要の最終問題を出したときに、なんとうっかり私が答えを言ってしまったのである。もちろん、一同バカ受け…。言った瞬間、なんでこんなに受けたのかわからなかったが、正解を言ったことに気づいて、もうそれはそれはばつの悪かったこと。

事前になんどもスタッフと、問題をああでもないこうでもないと考えて、結局、私が作った問題が採用されたのに、一番大事なとことで大ちょんぼ・・・・。

全然立ち直れていません。

ちなみに番組名は「ウンチクバトルお宝検定・これが日本のお宝SP」。。テレビ東京系列で、来月9月25日午後7時から8時の放送予定。

ホントにあれが全国に流れると思うと憂鬱になります。

日記に書いたので放送日はお知らせしたこととなっていますが、ぜったい見ないでくださいね。

追伸 板東英二さんはなんどもなんども総長総長と親しく話しかけてくれましたし、磯野貴理さんはとてもきれいな人で礼儀正しかったです。飯干景子さんも知的でチャーミングな人でした。

大峯の花

釈迦岳に行って、その道すがら、綺麗に花をつけたある有名な毒草を見つけました。

登山道の脇には一杯咲いていました。

この紫色の綺麗な花はなんでしょう…

これこそ、あのさまざまな殺人事件の小説に出てくる毒草・トリカブトです。

実際にこの毒薬をつかった保険金殺人事件もありましたが。

恐ろしい花ですが、綺麗な花ですね。大峯周辺にはいっぱい咲いています。ま、日本中にあるのでしょうがねえ。Photo_2

すばらしい天気でした。

Sn370128 昨日の釈迦岳本尊の開眼法要はすばらしい天候のもと、無事に終えました。

普段は奥駈峯中で釈迦岳を登拝しますが、今回は旭という釈迦岳登山口から登りました。片道2時間程度の、大変気持ちのよい登山道で、近年、行者以外の多くの方が釈迦岳においでになっていることが首肯されました。

自然林や笹畑の中を気持ちよく歩けるよい道でした。

法要は私ども金峯山寺のほか、お導師を担当された聖護院、醍醐寺、大峯山寺、前鬼山小仲坊さんなどの修復建設委員会の面々ほか、修復の荷下ろし作業に奉仕いただいた様々な方が約60名余が参集いただき、りっぱにお勤めすることが出来ました。

とっても嬉しそうなお顔をなさっているようにみえたお釈迦さまでした。

釈迦岳の開眼法要

今日は昨年11月から下山して解体修理を施されていた、大峯峯中・釈迦岳の釈迦如来立像が修理を終え、修復落成の開眼供養を行う。

それで今から釈迦岳へ向かいます。

いい天気みたいだし、よい山行になりそうです

明日は東京

Dscn0028_thumb 私は明日朝から(財)全日本仏教会の創立50周年式典出席のため、東京・増上寺行きです。

東京は殺人的に暑いのだろうなあ…。

今回は式典法要のあと、五木寛之さんの記念講演があるようです。日本を代表する(はず?の)僧侶たちが、たかが作家の講演を有り難く聞くって言うのもどうかと思うけど、なんなんでしょうねえ。

もちろんいろんなジャンルの方の意見を聞くことは大切だとは思いますが、講演をしてもらうっていうは違うように思うのはボクだけでしょうか。

五木さんやあるいは玄有さんだとか、末木さんだとか、仏教に対して意見を持った人や、一般の方々から指示されている人たちと一緒に、この国のこととか、宗教とか、精神文化とか、仏教の行く末を考えるのは必要だと思うだけに、有り難く聞くだけのことを50周年のメインイベントにしてしまう、問題意識の低さを少し危惧しますねえ。

ま、こういう形で式典をやるっていうのは、収まり具合として、仕方がないのかもしれませんが。

ともかく行ってきます。

父の墓前で…

私は人生において出会うことに、何一つ偶然というものはないと思っている。全てが必然なのである。というか、必然と思うところにしか、自分を自分たらしめるものに気づくことは出来ないのである。人生において起こる様々なことを、誰かの責任にしたところでナンの意味があるというのか。結局は全部、自分自身で背負うしかないのである。背負うしかない以上は、そこに必然を見いだして、自分自身を励まし、自戒し、精魂を尽くす以外にはないのではないか…。そう思っている。

私は一方で、人生において無駄なことなど何一つないと思っている。どんな苦労や苦難にしても、それこそが自分の人生なのである。逃げようが避けようが、どう生きようが、全てそれこそが人生そのものなのである。偶然にして不幸になった、苦難を強いられた…などと思わずに、その運命を必然と受け止め、懸命に生きることこそが、今生での自分の人生なのである。

そう思うと、どんなに苦しくても、悲しくても少しは楽に生きられるのではないだろうか。前向きな気持ちを持てるようになるのではないだろうか。人生には楽なことばかりが待っているわけではない。楽なことより苦しいことの方が多いに決まっている。いや、そんなことはないという人もいるのかもしれないが、私自身はそう思わずにはいられない。ただ、そう思ってはいるが、よいもわるいも、全部の出来事自体が自分の人生そのものだと受け止め、全部を必然だと受け入れると、苦労ばかりが多いともいえない気持ちもわいてきて、なにやら生きていることが有り難いような気持ちになってくる。前向きに生きていくことがなにやら無性に有り難く思えてくるのである。

私は仏縁を得て僧侶になったが、それなりに苦労もしたし、災禍にも遭った。ときには僧侶を辞めて還俗しようと思った時期もあったが、法鑞35年を経て、改めてその仏縁に感謝している。苦労も災禍も私の人生そのものである。そして仏縁を得て、今を生かされているのも、必然の中に生きる、有り難い私の人生である。

真夏の炎天下。私は今年7回忌を迎えた父の墓前に佇んで、じっとそんなことを思っていた。父の子としてこの世に生を受けた必然に感謝しつつ…。

話題の新作映画 トランスフォーマー

20061228001fl00001viewrsz150x 今日は朝早くから自坊の法務をこなして、午前中に信者様の家祈祷も済ませ、午後はオフに・・・。

片山津温泉へ一緒出来なかった長男を連れて、映画鑑賞に行きました。

話題の新作トランスフォーマー。

お盆に入ってから法務と家族サービスの狭間でかなりハードな日程が続いていて「寝るんじゃないかな」と心配していたが、とてもとても寝ていられるような映画じゃない。

ど!迫力の映像に2時間半を越える時間もあっという間。楽しかったです。やはりスピルバーグはエンタテーメントがわかっているというか、映画心をつかんでるって感じ。

あの映像は映画館で見ないと損って思いますよ。

ひさびさにお勧めの映画でした。

ストーリーはまあまあかな。ハリウッド特有の正義感っていうか米国的使命感っていうのが臭かったけど、まあ、あれはしょうがないでしょうね。

ともかく度肝を抜く映像の世界です。

オートロボットの目が結構かわゆい、って思いました。

柴山潟の朝陽

昨日、午前中に自坊での施餓鬼法要と終戦平和祈願を勤めた後、後かたづけもそこそこに、北陸の片山津へ行ってきました。

小松市の隣の能美市にウルトラマンスタジアムという、ウルトラマンのアミューズメント施設があり、三歳の(一番下の)子どもが「ウルトラマン大好き」人間なので、春に続いて2回目の訪問となりました。

友達と約束があるという長男とおばあちゃんを残して、私と家内、長女・次男・三男でのちょっとした緊急家族小旅行です。

一旦片山津の温泉宿に入って、夕方、スタジアムへ。ウルトラマンたちと盆踊り大会をしてきました。

夜は片山津温泉泊まり。柴山潟の湖畔の宿でしたので、午後9時から湖上で約10分にわたり行われる花火大会を部屋から鑑賞しました。綺麗でしたよ。

今朝の朝陽の写真はその柴山潟をはさんで白山連峰から登ってくるご来光です。部屋の窓から撮りました。写真は実物以上に美しいですねえ・・・。

今日は再びウルトラマンスタジアムに行き、ショーを見て、帰りに松井秀喜ベースボール記念館に寄ってきました。

北陸も暑かったです。・・・531568110_73 おとうさんの一日でした。

38度

今朝は自分ちの墓参りしたあと、9時半から1時半まで、信者さんのお宅4軒の盆参り。暑かったですねえ。

隣町の舞鶴では38度というちょー猛暑。気の狂いそうな暑さの中での盆参りでした。38度って体温より高い・・・。

ま、4軒ほど行って文句言ってたら世の坊さんに叱られるでしょうがねえ。

檀家坊主でなくて、よかった!…ってつくづく思う猛暑の一日でした。

明日は9時半から施餓鬼法要です。

ぎっくり腰。。

Tangka5_2 昨日で吉野の宗務を終え、夜、自坊へ帰山。。

今朝から息子2人をたたき起こして、墓掃除に行ってきました。

ところが朝早くから張り切りすぎたのか、1時間あまりの墓掃除を終えて、一休みしたら、なにやら腰が・・・。

前回の自坊では痛風で苦しみましたが、今回はどうやらぎっくり腰になったもよう。重度ではなく軽度のものですが、しかしうつむくたびに腰に電流が流れ、ぴりって痛みます。

いやはやとんだ盆帰りになってしまいました。

明日は信徒宅への盆参り。明後日は施餓鬼法会です。

*ちなみに写真はチベット旅行の時に撮った写真で文中の内容とは関係ありません。

首尾は・・・

昨日の写真美術館の講演会はあの猛暑の中、なんと、満員御礼でした。

せまい教室でしたので、途中でクーラーの効き目が落ちて、汗をかく中での講演会となりました。ま、内容は若干寒かったので、冷や汗だったかもしれませんが…。

どうも2回目は苦手です。乗りも悪かったなあ。

乗りの悪いときは、あんのじょう、本の売れ行きもいまいちでしたね。

ま、受講者の数から言うとよく売れた方です。お手伝いいただいた美術館の

みなさん、お世話になりました。

写真は美術館の説田さんの撮影されたもの070810a です。

今日も講演です

010 7月15日に続いて、今日も奈良市の奈良市立写真美術館で講演です。今日は「世界遺産・吉野大峯の魅力」が演題。

ま、演題は違っても話す中身はいつも一緒なんですが…。

暑い中なので、人が来てくれるのだろうか…ちょい、心配です。

痛風と比叡山サミット

Sn370101 Sn370104 ぎゃ。。以来、日記が更新出来ていませんでしたが、おかげさまで痛風の痛みも和らいで来ました。

今回はともかく突然の発作で、痛風17年のベテランである私も参りました。

先月末に自坊へ帰山し、裸足お百度参りを久しぶりに行じて、その後ゆっくり風呂に入り、美味しくビールをいただいて、その夜はご機嫌で、徹夜の原稿書き。原稿を書きながら、ビールをがんがん。

夜明け前に少し寝て、朝は朔日のお勤め。ちゃんと正座もしてお勤めを終えて、お昼過ぎから、なんだか右足の親指が腫れてきた。えーーーー。って感じ。おいおい…。

翌2日は目が覚めても直っていないどころか、いよいよ痛みが増してくる。でもこの日は長男の吹奏楽コンクールが京都の京都会館であるというので、痛い足を引きづりながら応援に行く。靴が履けないので足に負担のないサンダルを購入してびっこをひきながら行ったのである。折角京都へ出てきたのになんにも美味しいモノが食べられへんって家族に散々文句を言われました…。

そして3日の自坊の護摩。夕方の比叡山サミット歓迎レセプション(写真1)。少し痛みはやわらいだものの、ほとんどお酒も食事も手をつけられないパーティは惨めでした。

4日は朝から国際会議場のシンポに出て、午後は比叡山頂に。心配していた雨も上がって、例年のごとく、炎天下の平和の祈りでした(写真2)。夜のレセプションはさすがにもうまいったって感じでキャンセルして吉野に帰山。痛風もだんだん終息に向かってくれ、びっこを引くような不細工な姿はさらさなくてすみました。

昨日かかりつけの専門医に行き、診察を受けましたが、ま、プレミアムなビールを控えて、発泡酒にしなさいと忠告されました。でもまだ怖いので呑んでいません。

水分をともかくたくさんとれ!って言われました。結構のんでるのですけどねえ。

夏場はいつも痛風におびえる毎日です。私自身の山修行が終わった時期というのがせめてものなぐさめです。

折角貴重な宗教サミット20周年に参加しながら、不明をはじるのみの日々でした。

明日から比叡山サミットに参加

804 明日から「比叡山サミット宗教世界宗教者平和の祈りの集い」である。京都国際会議場で午後から開幕するが、私は午後1時に自坊の月例護摩供があるので、それが終わって、歓迎レセプションから参加の予定。

明後日は午前中国際会議場でシンポがあり、午後に比叡山に会場を移して、平和の祈りを捧げることになる。

ここ10年くらい毎年参加している(写真は昨年の平和の祈り)。

祈りの持つ意味をいつも考えさせられるひとときである。

2007年08月01日の読売新聞に半田座主のお話が出ていた。
ご参照あれ ↓

http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp70731a.htm

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