世界遺産の道を守るために・・・
そんな中、午後から、金峯山寺で、世界遺産「大峯奥駈道」保全のための連絡協議会が開催されました。 奥駈道に関係する環境庁、奈良県教育委員会、吉野町、天川村、下・上北山村などなどの関連団体と、金峯山寺をはじめとする三本山や、大峯山寺、青岸渡寺などの修験教団・寺院が、官民共同で、奥駈道の保全に関する情報交換をおこなう会議です。
実は発案者は私で、ユネスコ世界遺産に登録されたことによって、逆に大峯の自然環境や奥駈道の破壊につながるようなことになってはいけないと危惧をもって、奈良県に働きかけました。 その連絡協議会も今年で3回目。 少しずつ成長して、実りある会議となりました。 口やかましく、開発にのみ走りがちなお役所のみなさんに、奥駈道と、そこに展開する修験の信仰の大切さを熱弁しました。
二日酔いが直りましたねえ。
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コメント
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こんばんわ。
大峯山といえばいつも疑念が浮かんでくるのが、女人禁制のことです。
修験の山には相応しくない根拠が私には未だに
認識できないでおります。
信教の自由から大峯山を禁制にしておくのも信者・修験者の立場に立てば理解できます。
それだけに矛盾を感じております。
投稿: 探索する人 | 2008年3月19日 (水) 20時13分
○探索する人さん。どもです。
大峯山の女人禁制に関しては私なりにいろんなところで、意見を書かせていただいております。その要旨はこのHPの過去ログに残していますので、ご参照下さい。
かなり以前のものなので、少し状況は変わってはいますが、私の基本的なスタンスはあまり変わっていません。
ただ臭いものに蓋をするっていう態度ではなく、真摯に話し合いましょうよ、というスタンスから、一歩進んで、女人禁制が残ってきた事実に今後の有り様をどう考えるか…これはなかなか難問だと実感しています
投稿: 吉野山人 | 2008年3月21日 (金) 08時52分
ありがとうございます。
吉野山人さんの書かれたものは随分読ませていただきましたが、女人禁制に関するものは
Q&Aの記事で読ませていただきました。
立場上のこともあってお答えし難い表現に
なっていたように記憶しております。
私がテーマにしている<現代社会におけるお寺
>を求めて、あちこちのお寺をお参りしている
中で、現代社会では女性がお寺を支えているのではないかと思う場面に何度も遭遇するのです。自然を愛し、花木を愛でるのも今の
社会では女性が多くを占めるだろうと。
私は現役を引退してからやっと、自然を体で感ずるようになってきました。
<お寺は栄えるべし>それが、吉野山人さんが
提唱される<OMA>に繋がっていくと。
女性が大事なキーポイントだと。
投稿: 探索する人 | 2008年3月21日 (金) 20時14分