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青年仏教徒の日記念法要とチベットへの願い

  • Img_2944 お知らせです・・・。
  • 日本の地域と宗派を越えた青年僧侶と青年仏教徒の連合体である全日本仏教青年会は毎年4月26日に「青年仏教徒の日・仏教興隆花まつり法要」を行っています。今は引退の身ですが、私も7年ほど青年会の副理事長を務めましたので、いろんな思いがある青年会活動です。その「青年仏教徒の日」は、奇しくも今年で20周年を迎えるところとなり、南都二六会と全国曹洞宗青年会とともに、以下の日程で記念法要を行うことになりました。

     日 時  平成20年4月26日(土)
    場 所  東大寺大仏殿、東大寺境内アショカピラー前
    日 程  12:45 本坊前にて行列を整え出発
    13:00 大仏殿蓮台上にて大般若経転読によって記念法要
    13:50 アショカピラー前にて仏法興隆花まつり法要
    14:20 終了

    さて今年の4月26日は、日本でのオリンピック聖火リレーの開催と日がかさなりました。大いなる仏縁の配慮といえるものでしょう。そこで、東大寺さまの格別の計らいを以て、アショカピラーでの法要後、昨今の世界での紛争や中国における騒乱に対する「青年仏教徒の願い」を声明として発信し、なおかつ世界の平安祈念、犠牲者慰霊の読経することが決まりました。青年仏教徒の心を届けることが出来ればという、切なる願いです。

    参拝は誰でもしていただけますので、是非、当日、おいでいただければと思います・・・但し私は京都で行われる曼殊院さんの晋山式出席のため、今回の記念法要には不参加となっています。ごめんなさい。

    参加僧侶は約120名出仕。宗派により衣体は異なります。報道各社にもご案内はしています。
    ◎全日本仏教青年会とは、天台仏教青年連盟、全真言宗青年連盟、全国曹洞宗青年会、全国浄土宗青年会、金峯山青年僧の会、融通念仏宗青年会、全国日蓮宗青年会、埼玉県仏教青年会、神奈川県仏教青年会、(社)神戸青年仏教徒会、神戸市仏教青年会、大阪府仏教青年会                  総会員数約2万名

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コメント

1987年2月24日ならびに1988年7月6日に、松本智津夫死刑囚らはダライ・ラマ14世とインドで会談した。両者の会談の模様はビデオならびに写真撮影されて、オウム真理教の広報・宣伝活動に大いに活用された。会談では、ダライ・ラマ14世が「私がチベットにおいて仏教のために実践していること(すなわち自治政府による独立を目指した革命運動)を、あなたは日本において行いなさい」と松本智津夫死刑囚に告げたと、オウム真理教は述懐した。さらにダライ・ラマ14世は布施の名目で1億円もの寄付をオウム真理教から受け取っており、オウム真理教が東京都で宗教法人格を取得した際にはダライ・ラマ14世は東京都に推薦状を提出するなど、オウム真理教を積極的に支援していた。

DLの暴力宗教反対さん、コメントありがとうございます。

ミクシイに日記に書いたまま、ここのブログには転記していたなっかのだが(先ほどアップしておきました・・・)、私は昨年の伊勢神宮フォーラムでダライ・ラマ法王にも謁見した。平和的解決を訴えるダライ・ラマ法王は今回の事態を誰よりも憂慮しておられるのはまちがいないと思っている。昨日、中国政府も対話再開を発表したようである。

仰せの通り、オウム真理教だけでなく、CIAからの資金提供や、日本では阿含宗や念佛宗無量寿寺との関係などいささかややこしい資金の流れもあり、法王の行状にはいろいろな意見もあるのは承知している。だからノーベル平和賞だとか、活仏だとかっていうだけでダライ・ラマ14世をありがたがる気持ちは私にはない。それでも1959年の亡命以来、中国政府との長い戦いを過ぎ越してこられたそのタフネスぶりは余人の届かざるところであろうし、敬服もしている。平和ぼけの私たち日本の宗教者とは根底からちがう、大中国に立ち向かう一仏教者のすごみを謁見の中で感じたが、なにしろどんどん中国を逃げてきたチベット人を受け入れて亡命国家のダラムサラを経営しないといけないわけだから、お金もいるし、大変なことだと思う。

もちろんオウム真理教などなどとのつきあいは褒められることではない。ただ、バチカンの法王だって、お金を持って友好親善にくれば池田大作であろうと、誰であろうと、会うわけだし、現実はそういうものだとも思っている。

ともかくチベット問題の平和的解決はダライ・ラマ14世を抜きにしては解決できないわけだから、中国とチベットの和平に向けての法王の行動を期待している。

チベットの問題はそう簡単ではないことも十分わかっている。各民族の自立を安易に認めたら、大中国自体が瓦解するかもしれない大きな問題を抱えているし、世界的にも中国問題は軽々しく扱えないことのようだ。

アメリカが暗躍している噂もあるし、国際政治の問題は私のような一庶民ではとうてい理解しがたいと思っている。

だから私はチベットの独立を!って単純にシュプレヒコールはあげられないのだが、2年前、ラサの地にたって、なまなましくチベットの現状をみてきただけに、彼らの悲哀が痛いほどよくわかるのである。ラサ市内はほとんど漢民族化しきっていて、チベット人は片隅に追いやられ、チベット国の面影はほとんどなく、ポタラ宮殿も昔に写真でみた風景とは大違いで、漢人たちの単なる観光地となっていた。

・・・そういうことを思うと、反中国ではなく、チベットと中国との対立をなるべく平和的に解決できることをただ願うのみなのだ。

いろいろ制約があるなかで、少しでも、平和的な解決への道が開けることを念じてやまない。もちろん生ぬるいと言われるかも知れないが、銃をとって戦うということで解決されるというようなことはないわけだから・・・。

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