大学入試
昨日長男から大学入試の相談をされた。
あまり家にいない父なので、子どものことはほとんどほったらかしだったのだが、息子ももう高三。そんな時期なのだ。
ところで自分の入試の時代と比べると、35年の星霜は制度自体が大変革されていて、よくわからない。
で、息子曰く。。「高校の推薦枠で希望の国立系教育大学の受験をする」って話。センター試験では力不足で入れないらしいが、推薦枠というのがあって、それには内申書で合格したので、受けられるらしい。「通るのか?」と聞くと、「さーぁ・・・」とまるで人ごとのように言っている。
親が甲斐性なしなので、なんとか授業料の安い国立に行こうというけなげな話のようだ。なかなかしっかりしてるやん、って思いながら、実力じゃ入れないような大学に入って、あとは大丈夫なのかなあ…などと、少し親なりの心配をしている。まあ大学なんて入ればなんとかなるとは高をくくっているけど。
それにしても昨今は国公立系や早稲田などの有名私立でも、推薦枠があるとのことで、推薦枠というと三流大学ってイメージしかない私には制度自体がよくわからない。どの大学も今は生徒集めが大変だとは聞いているが、少子化の関係なのかなあ。
「おちたらどうするの?」と聞くと、「さーぁ・・・」ってまた人ごとのように言っている。
ともかく坊主になるのを拒否する、彼なりのメッセージなのかもしれない。
自坊は跡を継ぐような立派な寺でもないし、ここに縛るのは可哀想だとも思うが、僧侶という行き方はとても素敵なので、私はお勧めなのだけれど、教師になりたいらしい。
私も一応大学時代に教職課程は取ったが、今の教育界を見ていると、学校の先生にならなくてよかったと心底思っている。たぶんなっていたら10回くらいはクビになって、20回くらいは自分で退職願をたたきつけていると思うからであるが、そういう仕事に息子がなりたいというのは複雑である。
まあ僧侶としての行き方は、教師になってからの選択肢として残るのだし、大学で教育学を学ぶのもよいのではないか、などとこれも人ごとのように言っている父なのだが、これだけ世の中がおかしくなっているのに、ほったらかしでも、結構しっかり成長をしてくれていた長男にかなり安心した。
妻にも感謝したいものである。
さて・・・大学入試はどうなるのやら。
御本尊様に大祈祷して、合格祈願を祈ってやるくらいしか、出来ない父である。
最近のコメント