井上陽水な夜
昨夜、奈良の100年会館で行われた井上陽水のコンサートに久しぶりにコンサートへ行った。
前にいったのはもう5,6年も前になるかもしれない。
4月18日の奈良公演は以前からコミュ情報で知っていたが、迷っている内にチケット販売も終わっていて、行けないなあと思っていたところ、一人で行くつもりでお母さんがチケットを買ったけれど行けなくなったので、欲しい人を捜しているRさんという人をネット情報で知り、譲り受けたのだった。
一人でコンサートへ行くっていうほど陽水オタクでもないので(結構男女ともそういう淋しげな一人の客がいましたが…)、ちょっと気恥ずかしいところもあり、会場ではもぞもぞしていたら、奈良県庁で一番親しい(元自称ロッカーの)T氏が来ていて、私の姿をめざとく見つけ、声を掛けてくれた。奥さんと妹夫妻を連れ立ってきていた。奥さんとも親しいので、席は少し離れたところだったが、始まるまではいろいろしゃべって、なんとなくほっとした。
私の席はRさんからいい席だと聞いていたとおり、前から10列目の、陽水が間近によく見える今まで行った中でも一番いい席で、じっくり陽水を堪能出来た。隣の席が二つ最後まで空いていて、ほんとにゆったりじっくり出来た。100年会館はステージに出たことはあるが、大ホールで客となったのは初めてで、音響はイマイチだが、なかなかゆったりとしたよい客席であった。
この2,3月にはいろんなことがあり、4月に入っても、頭がパンクしそうな毎日を過ごしていたので、久しぶりに脳内のエントロピーが整理されたような気がした。
陽水さんは今年デビュー40周年。私は高校1年の頃から聞いているので、38年間くらいは陽水の音楽と共にあった。彼の曲の95パーセントは知っている。もちろんアルバムは全部持っているし、ベスト版も何枚かある。この夜のナンバーもほとんど馴染み親しい曲ばかりで、あっという間の2時間半だった。
ただちょっと大人の観客のせいか(みんな陽水とともに歳をとったってことだろうが…)乗りの悪いコンサートだったかもしれない。まあじっくり聴いているってことでもあるのだが・・・。
陽水も曲間のトークで、「みんな、いかがお過ごしですか?」と陽水独特のシャイな言い方で、乗りの悪さを2回も繰り返していたが、その辺もどうも反応が鈍かった。「割れんばかりの拍手をありがとう…」とも言っていたが、あれもなんか乗りの悪さを揶揄してるように私には聞こえた。
アンコールに入ってようやく手拍子が会場にわき起こり、2曲ほどは総立ちになった。まあ、じっくり聴けたとはいえ、少々陽水さんに悪いなあという感じの乗りだったかな。
そんなわけで、確かにじっくり聴けた。・・・我が身をふり返り、陽水の歌声に合わせて、いろいろ考えた、陽水な一日だった。
「40年なんて、長いと言えば長いですが、でも、あっという間ですね」と陽水はなんども語っていたが、私にとってのこの40年も長いと言えば長く、そしてあっという間で、その40年が今の私を私たらしめていると思うと、深い40年である。
いづれにしてもチケットを譲ってくれたRさんに感謝した陽水な一日だった。
一人のコンサートはやはりちょっと淋しさは否めない。でも、いろいろ考えることが出来たのは陽水の声と
曲の深さかもしれない。
一人での陽水な一夜は結構嵌るかも・・・。
前にいったのはもう5,6年も前になるかもしれない。
4月18日の奈良公演は以前からコミュ情報で知っていたが、迷っている内にチケット販売も終わっていて、行けないなあと思っていたところ、一人で行くつもりでお母さんがチケットを買ったけれど行けなくなったので、欲しい人を捜しているRさんという人をネット情報で知り、譲り受けたのだった。
一人でコンサートへ行くっていうほど陽水オタクでもないので(結構男女ともそういう淋しげな一人の客がいましたが…)、ちょっと気恥ずかしいところもあり、会場ではもぞもぞしていたら、奈良県庁で一番親しい(元自称ロッカーの)T氏が来ていて、私の姿をめざとく見つけ、声を掛けてくれた。奥さんと妹夫妻を連れ立ってきていた。奥さんとも親しいので、席は少し離れたところだったが、始まるまではいろいろしゃべって、なんとなくほっとした。
私の席はRさんからいい席だと聞いていたとおり、前から10列目の、陽水が間近によく見える今まで行った中でも一番いい席で、じっくり陽水を堪能出来た。隣の席が二つ最後まで空いていて、ほんとにゆったりじっくり出来た。100年会館はステージに出たことはあるが、大ホールで客となったのは初めてで、音響はイマイチだが、なかなかゆったりとしたよい客席であった。
この2,3月にはいろんなことがあり、4月に入っても、頭がパンクしそうな毎日を過ごしていたので、久しぶりに脳内のエントロピーが整理されたような気がした。
陽水さんは今年デビュー40周年。私は高校1年の頃から聞いているので、38年間くらいは陽水の音楽と共にあった。彼の曲の95パーセントは知っている。もちろんアルバムは全部持っているし、ベスト版も何枚かある。この夜のナンバーもほとんど馴染み親しい曲ばかりで、あっという間の2時間半だった。
ただちょっと大人の観客のせいか(みんな陽水とともに歳をとったってことだろうが…)乗りの悪いコンサートだったかもしれない。まあじっくり聴いているってことでもあるのだが・・・。
陽水も曲間のトークで、「みんな、いかがお過ごしですか?」と陽水独特のシャイな言い方で、乗りの悪さを2回も繰り返していたが、その辺もどうも反応が鈍かった。「割れんばかりの拍手をありがとう…」とも言っていたが、あれもなんか乗りの悪さを揶揄してるように私には聞こえた。
アンコールに入ってようやく手拍子が会場にわき起こり、2曲ほどは総立ちになった。まあ、じっくり聴けたとはいえ、少々陽水さんに悪いなあという感じの乗りだったかな。
そんなわけで、確かにじっくり聴けた。・・・我が身をふり返り、陽水の歌声に合わせて、いろいろ考えた、陽水な一日だった。
「40年なんて、長いと言えば長いですが、でも、あっという間ですね」と陽水はなんども語っていたが、私にとってのこの40年も長いと言えば長く、そしてあっという間で、その40年が今の私を私たらしめていると思うと、深い40年である。
いづれにしてもチケットを譲ってくれたRさんに感謝した陽水な一日だった。
一人のコンサートはやはりちょっと淋しさは否めない。でも、いろいろ考えることが出来たのは陽水の声と

一人での陽水な一夜は結構嵌るかも・・・。
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コメント
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こんにちは。名前を伏せて下さっているので、便乗してRと名乗らせて頂きます(笑)
2時間半もあったのですね~
うちの母はたいていの陽水公演にはかけつけるのですが、皆座ったままノリが悪い・・というのは、いつものことのようです・・
団塊世代のファンが多そうですもんね。
立ったりすると警備員に注意されたりするそうです。
うちの母も明日の神戸公演へは、張り切って見参するようです。奈良公演は、はずせない用事があったのをすっかり忘れて、必死でチケットをとり、後でガーーン!という感じだったらしいですが、ボケの始まりですよね・・
前の方に空席ができなくて良かったです。
今回のご縁に感謝しつつ、また時折ブログ拝見しますね。(おもしろいブログですね)
投稿: R | 2009年4月19日 (日) 17時48分
Rさん(笑)。。ありがとうございます。
お母上によろしく(^_^)v
投稿: 吉野山人 | 2009年4月19日 (日) 18時02分