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今月の早出し…金峯山寺の機関誌に毎月シコシコ書いている駄文の欄がありますが、その原稿の早出しです。
ま、原稿締め切りに終わる中、さっき、気軽に書いた文章です。ご高覧あれ!
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「人生に無駄はない」
私の座右の銘のひとつは「人生には無駄がない」という信条である。こういうと、ほとんど無駄なことばかりをくりかえす人生を送ってきた人間の負け惜しみのように聞こえるかも知れないが、人生に無駄はないと思うことこそ、自分の人生をポジティブに変えてくれるのである。
ポジティブとは前向き志向のこと。反対をネガティブという。後ろ向きな生き方のことである。後ろ向きではなにも解決がしないのが人生なのだ。人生の答えは自分の進む前にしかない、のである。いつまでも過去の出来事にこだわっていては前には進めないし、それこそ無駄な、愚かなことなのである。
昨年日本で開催されたG8先進国首脳会議に先立つ、G8宗教指導者会議に幹事委員のひとりとして出席をして、大変示唆に富んだ発言に出会った。イギリスからおいでになっていたキリスト教の宗教指導者の方が、「世界が混迷するほど、宗教者は楽天的に考えないといけない」とお話されたのである。ややもすると、悲観的にならざるとえない昨今の世界情勢であるが、こういう時こそ宗教者は楽天的に提言していかなければならないのであろう。宗教者までが悲観的ではこの世も行く末は終わる。観音さまを別名施無畏者と呼ぶが、まさに畏怖を取り去ることこそ宗教指導者の役目なのであり、世間を不安がらせて人心を乱すのは本来のあり方ではないのだ。世の東西をとわず宗教者が持つべき心構えだと思う。
人生に無駄はない…などというと大変のーてんきな奴だと思われるかも知れないが、ともかく人生は楽天的にポジティブに、生きていきたい。一年間に三万三千人以上に自死があり、今年も過去最高の自死者が記録されているという。正直、長引く不況、精神の荒廃、社会不安などなど、悲観すべき現実は確かに私たちの前には横たわっている。死にたいようなことばかりである。でも、その苦しみを乗り越えたとき何事にも代え難い学びが得られるし、生きてこそ花見が咲くのである。今の苦しみは絶対に無駄にはならない。そう信じて、あきらめず、ぐっとこらえて、笑ってみることが大切なのである。ともかく楽天的にポジティブに生き抜いていきたいものである。そんなことを考える日々である。
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以上です。
ちなみに写真は近鉄六田駅です。文章とは関係??ありませんので。
本日二冊目の新刊書紹介。。
さきほど、わが盟友である正木晃先生から新刊書が届いた。
『千と千尋のスピリチュアルな世界』(春秋社刊)
宮崎駿アニメの解説書は名著「はじめての宗教学/風の谷のナウシカ」に続いて4作目。お勧めの一冊である。是非!!
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25日の新宿: 朝カル講座鼎談で、ギャラリーに中上紀さんがおいでになっていた。中上健次さんの愛娘で小説家である。
私は初対面だが弟が5月の三県協議会がらみのイベントでトークショーでご一緒している。もともと私に出演要請があったトークショーだったが、他の講座依頼とブッキングしていて、弟に変わって貰った経緯がある。
講座が終わってその紀さんとご挨拶を交わして、新刊書の「熊野物語」を頂戴した。私はお返しに、「はじめての修験道」をお渡しした。
紀さんの「熊野物語」…熊野大好き人間にははまるかも。
熊野の森深い幽玄な大自然を背景に、いろんな伝説が現代風に甦る作品集でとても読みやすく、面白いですよ。
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懸念の事項が盛りだくさんの身辺ですが、まあ一歩前進。
今日は、今月27日が吉野を不在にしてたので、毎月の27日に修法の愛染供養法を一座朝から行い、昼には吉野町長の訪問やら、その他の来客やなんやらいっぱいあって、一日、忙殺されています。
夜はヨガ教室。少しへばった肉体とこころをヨガの先生に癒して貰いましょう。
富士山登拝修行のことや講座など、いろいろ報告事項があるのですが、手がつきません。いつになるやら・・・・。
富士山は途中下山というぶさいくなことになってしまいましたが、翌日の東京の講演:南都法話会と朝カルのトークショーが大成功で大評判だったので、よしとしています。講演の方は今日の奈良新聞に載ってました(奈良県の方しか見れませんが…)。
著書を60冊持参して、南都法話会で30冊、朝カルで30冊、見事完売してきました。お商売上手ってみなに言われました。
朝カルは3年連続の世界遺産トークショーで、思いの外大成功だったので、打ち上げですっかり盛り上がってしまい、もう一回やろうということになりました。
実はこのトークショー、この秋に原書房から新刊書として出版されます。その出版記念鼎談とサイン会をすることに急遽なりました。
ただし10月下旬くらいという発表にしておいてほしいとのことなので・・・また最終決定がなりましたら、カキコします(訂正文)。
よろしければサイン会にお出まし下さい。
また南都法話会を行った東京の奈良まほろば館で、11月23日に再度私の講演会が行われます。今度は産官学主催の講演会です。よろしければ在京の方はお出まし下さい。
ご無沙汰です。。
さてさて、22日に富士吉田市に入り、23,24日と富士登拝行。24日は暴風雨でした。25日は東京に移動して、靖国正式参拝と、午後からは日本橋・奈良まほろば館での南都法話会、夕方には朝カル鼎談トークショー。なんと打ち上げでははめをはずして、午前2時まで飲んでいて、26日は朝8時半に羽田から博多へ。歴史的な集中豪雨の中、九州修験講習会を開催。役行者伝を講義。。
そして今朝ようやく伊丹に戻り、大阪で、宗務の問題のための会議を済ませ、ようやくようやく吉野帰山。
書くべきこともたくさんありましたが、ともかく、疲れ果てましたので、詳細は明日以降。。。
なんとか元気で生きていますので・・・。
以前にも書きましたが、ヨガの先生から新月の祈りを教えて頂いて、またまた明日がその新月。
特に明日は皆既日食とも重なる46年に一度といわれる特別な新月・・・・11時34分からです。通常は、月といえば夜だと思ってしまいますが、明日の22日は昼間11時34分に新月になります。
願い事、2つ以上、10までを紙に自筆で書くこと。ナイショにしてね。しかもポジティブな文章・・・・。幸せになりたい…ではなく、幸せになるっていうような書き方がよいそうです。
新月になってから8時間以内が効果的とか。
今回は蟹座なので、家族の願いなどが有効だともいう話。
お試しあれ!!
今日は本当なら吉田拓郎のコンサートに夜、神戸へ行く予定だった。
彼が大阪公演の前に倒れたから、コンサートはキャンセル。まあ、半分覚悟はしていたから驚かなかったけど、折角四方八方に申し込んでゲットしたプラチナチケットだったから、残念は残念である。
「おとうさん、拓郎最後の全国ツアーらしいから、今回のコンサート行かなかったらきっと生涯悔いが残る」って娘に言われて、そうだなあって思って申し込んだのだが、最初に1,2回目の公演はきっとあるけど、7月に入るときっと拓郎のことだから、今回もダウンするんだろうなあ…って思ってた。拓郎自身もラジオ番組で7月辺りはやばいでしょうねって予告してたしね。
まあ身体が一番だから、無理して欲しくもないけど、残念であることはまちがいない。
昨年秋に静岡県で開かれた富士山世界遺産国際シンポ(参考 http://www.mtfuji.or.jp/sympo/index.html)に呼ばれて、パネリストとして出演した。
それがご縁で、この2月には山梨県での富士山シンポに基調講演を頼まれ(参考: http://www.fujisan-net.jp/SEKAIISAN/20090224_02.html)、富士吉田にはじめて行った。
どちらも暫定リストに載った富士山の世界遺産登録推進にまつわるシンポジウムである。
富士山の世界遺産は、信仰の山富士山を取り戻さないと意味がない…と力説をしてきたわけだが、そういうなら、信仰の山富士山の有り様ももう一度考えようではないかってことになり、有志で、北口浅間大社から富士山頂まで、江戸時代に使われていた登山道を1合目から歩こうという話が盛り上がって、この22日から富士に入る。
22日は昔ながらの、富士吉田の御師の家に宿泊。有志10名くらいが集合して、翌23日朝4時起きで、北口浅間大社に参拝し、一路富士山頂を目指すことになっている。もちろん鈴掛正装である。23日は8合目に投宿。24日に登頂してお鉢巡りを修行して、下山の予定である。
鈴掛で果たして富士の寒さに耐えられるか…いや前近代的な格好で登拝するのだが、登山者にさぞや冷たい目で見られるであろうなあ。などと心配はつきない。
しかし信仰の山富士山を取り戻すには、山伏が山伏として富士を礼拝する以外、近道はないだろう。富士山を世界遺産にするってことより、信仰の山富士山を取り戻すための一助になるなら、頑張ってみたいと思っている。
夏ばてかしら。。力が出ない。
母の容態も悪く、いろいろまあ、世の中はあるけど、少し元気がない。
21日に神戸に吉田拓郎のコンサートがあって、せっかくいろいろ申し込んでプラチナチケットをゲットしてたのに、たくちゃんの体調不良でライブは中止。
22日からは富士登山ですが、大雪山の事故でややびびりぎみ。
それよりなにより、富士登山はNHKブックスさんとの企画本の下見のような意味合いもあったのですが、忙しくって結局まったく学習できず、ともかく行こうって感じで、まったくしょうがない。
なのに身体はちっとも元気がなくて、ともかく草臥れています。
こういうときもあるんだよね。
「がんばらなくてもいいいでしょう~♪」
マイミクのももんが先生から新刊書『お祓い日和 その作法と実践』( 幽ブックス刊) が届いた。
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・・・・塩、香、鏡、石といった12のお祓いアイテムの理念と実践方法を伝授。1年の行事の意味が分かる「お祓い暦」、厄祓いの真の秘訣を教える「厄年生活」なども収録。『ダ・ヴィンチ』連載を中心に加筆修正して書籍化。という内容である。
実は74ページに蔵王堂の五岳神鏡も紹介されている。この御守りの御利益は特大である。
ももんが先生の著作と共に神鏡もお勧めです。
ここ3日、醍醐寺・聖護院・三井寺、西教寺・金剛峯寺・宝山寺・念法真教・近鉄本社・四天王寺・大念仏寺…と走り回りました。
ただ、タダ回るのでは勿体ないので、副産物も…というか、かなり横着なことなのですが、ほとんどのお寺が神仏霊場会に入っておられるので、ついでに朱印もゲットしてきました。
聖護院と金剛峯寺は以前に貰っていたので、三井寺、西教寺・宝山寺・四天王寺・大念仏寺の5ヶ寺で頂戴しました。ついでまいりは御利益が少ないのは承知の上ですが、霊場会の役員としては、ともかく機会ある事に範を示す意味でも各所の朱印状況をリサーチすることは大事なことですからねえ。
しかっし、なんといっても全部で152ヶ所です。まだ先は長い。
<速報>遼、初日を2アンダーで終える!タイガーは1オーバー
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/isikawa_ryo/?1247749953
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昨日は連日の挨拶回りの気疲れもあって10時前に寝ちゃったので、夜中1時に目が覚めた。
ゴルフはほとんどやらない私ですが、見ちゃったよね、最後、18番ホールまで。
次男と同じ17歳。うちのはパソコンやテレビゲームばっかりやってるぐーたら息子ですが、世の中にはすごい17歳もいるもんですよ。もちろん遼くんが凄いのは知ってはいましたが、今回はもう想像以上の活躍。たいしたものですよね。
トーナメントは4日間ですので、あと3日あります。心より健闘をいのりたいもんです。
連日の挨拶回りで、とても忙しい日々です。
今日は最終日。今から酷暑の大阪に出発です。融けないようにしなくっちゃ。
今日は朝から高野山へ。松長座主猊下以下、内局のみなさんと親しく懇談をさせていただき、奥の院にお参りして、午後から生駒の宝山寺へ。高野は涼しかったですが、生駒は暑かったです。真言律宗の管長様も兼務される大矢猊下をおたずねして、親しくお時間をいただきました。。
明日は近鉄本社を含め四天王寺さんなど縁故寺院を4件巡ります。
なんちゅうても、行く先々でおまんじゅうとお抹茶をいただくのですが、まんじゅう嫌いな私にはこれがなんとも辛い日々です。
煎茶のお菓子は包んでもってかえればいいのですが、お抹茶はやはりお菓子をいただかないと失礼なのでねえ・・・。
今日とおとといの2日ですでに5つも生和菓子をいただきました。もう私の一年分の消費量です。やせないといけないのに・・・。
明日もまたまたまんじゅう怖い一日です。
昨日から順教猊下の本葬にご出仕いただいた各縁故宗派への御礼と、新管長猊下のご挨拶を兼ねて、表敬訪問中である。
昨日は京都の真言宗醍醐派の醍醐寺三宝院さんを皮切りに、本山修験宗聖護院門跡、大津の天台寺門宗三井寺、天台真盛宗西教寺をたずねた。
聖護院さん、三井寺さん、西教寺さんではそれぞれ各管長猊下にお出ましいただいた。
今日は一日休んだが、明日は朝から高野山金剛峯寺の松長座主猊下をお尋ねし、午後は生駒の宝山寺に真言律宗大矢管長猊下をお尋ねする。
明後日は大阪の念法真教、近鉄本社小林社長、和宗四天王寺奥田猊下、融通念仏宗大念仏寺倍厳猊下をそれぞれご挨拶させていただくことになっている。
高野山は涼しいだろうが、生駒も大阪も暑いのでしょうね。
先日、「エヴァンゲリオン 新劇場版 破」を見てきた…そんな間がどこにあるんだって言われそうであるが。 でも見てきたんだモン。。
実は当然のようにエヴァンゲリオンの世代ではなく、ガンダム世代でもなく、限りなく初代ウルトラマン世代の私にはかなり難解なストーリーとあまりに屈折した主人公シンジのうっとおしさにはいささかついて行けないところもあるのだが、先に「 新劇場版 序」を見たので、今回の「 新劇場版 破」は結構楽しみにしていた。
エヴァ世代の息子から、今回のはなかなかいいよって聞いていたが、聞いていたとおり、なかなかの出来で、シンジの父親の、思わせぶりなところが気にはなったが、概ね感動の内に映画館を後にした。
大概ロードショーに行くと、映画の途中で必ず一度は睡魔に襲われる。ハリーポッターもポニョもナルメリア物語もおくりびとも、一瞬は寝た。ハリーなどは過去3作とも爆睡している。
しかし久しぶりに今回の破は寝なかった。寝てられないくらい次々に繰り出される戦闘シーンに胸苦しいくらいだった。
挿入歌の「今日の日はさようなら」と「翼をください」は評判のようだが、私は少し臭い演出だと感じた。歳のせいかもしれない。
ともかく今年最初の★5つの映画である。
おととい、憧れの三輪山へ登った。かねて三輪山の前を通るたびにその秀麗なご神体山の姿に見とれていたが、なかなか登拝する機会もなく、20数年が過ぎた。
昨年から三輪山の麓に娘が住みついたこともあり、彼女といつかのぼろうねって約束をした。しかしなかなか登る機会はなかったが、おととい、彼女の休みがうまく私の日程と重なり、思い切って二人で登ることになったのである。
8,9日の蓮華入峰で少し膝を痛めていたので、富士登山を前にして、リハリビも兼ねての修行となった。
往復約2時間、たぶん3キロくらい汗をかいた。心地よい汗であった。
裸足参りをしてよいですかと、狭井神社の登拝受付所で聞いたが、足のケガが心配ですから、靴を履いてくださいと言われた。しかし私は山中で裸足になり、ほぼ全行程を裸足で歩かせていただいた。
出会う人がみんな少し奇異な目でみていた。誰一人として裸足参りの姿は見かけなかったのだから、まあ、奇人に見えたかも知れない。
受付でいただいた参拝証の白いたすきには鈴がついていて、歩いているとちりりんちりりんといい音がする。木漏れ日を浴びながら、山中を娘と連れだって歩いていると、お互いの鈴の音がひびきあって、とても幻想的な心地にしてくれた。まさにご神体の中にいるという感じである。
時々これからも登りたいと思っている。
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「三輪山」
~太古より神宿る山とされ、三輪山そのものが神体であるとの考えから、常人は足を踏み入れることの出来ない、禁足の山とされ、江戸時代には幕府より厳しい政令が設けられ、神社の山札がないと入山出来なかった。
明治以降はこの伝統に基づき、「入山者の心得」なるものが定められ、現在においてはこの規則を遵守すれば誰でも入山出来るようになった。登山を希望する場合は、大神神社から北北東250mあたりに位置し、境内にある摂社・狭井神社の社務所にて許可を得なければならない。そこにて氏名を記入し300円を納める。そして参拝証の白いたすきを受け取り御祓いを済ませる。道中このたすきを外すことは禁止されている。通例2時間ほどで下山出来るが、3時間以内に下山しなければならないという規則が定められている。また山中にては、飲食、喫煙、写真撮影の一切が禁止されている。 ~Wikipedia
*写真は三輪神社本殿と狭井神社登拝道口
今朝、東南院の奥駈修行が出立しました。午前4時です。
昨日の結団式と今日の出立式で、激励の法話を2題かましておきました。無事満行を祈るばかりです。
で、私は以前から約束をしていた大三輪神社・三輪山に登拝をしてきます。
雨だという天気予報でしたが、今朝からかんかん照りです。
登拝のようすはまたアップします。
神さまってホントにいるよね。 by今日の感想…但しちょっと酔ってますけど・。
蓮華奉献入峰が無事満行しました。
天気予報は雨でしたが、なんとほとんど雨に遭わず、日差しまで差して来るという大変良い天気で、有り難かったです。
蓮華入峰に関わった全ての人々とご本尊に感謝申し上げます。ふーー。
蓮華会初日、蛙飛び行事も無事終了。。
明日はいよいよ蓮華入峰です。がんばらなくっちゃ。
今日は蓮華会と蛙飛び行事。。
蓮華会は、金峯山寺の三大行事の一つで、七月七日は役行者が産湯をつかったと伝えられる大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の花を蔵王権現に供える法会です。
蛙とび行事は、大青蛙を乗せた太鼓台が蔵王堂へ練り込み、法要の後、蛙飛びの作法が行われ、最後に導師の授戒によってめでたく人間の姿に戻ります。
少々雨が気になりますが、少々の雨でも行います。
○蛙とび
白河天皇の延久年間、高慢で神仏をあなどっていた男が金峯山へ登り、蔵王権現や仏法を謗る暴言を吐いたところ、仏罰が下り、たちまちその男は大鷲にさらわれ大峰山中の断崖絶壁の上に置き去りにされた。
高慢な男もさすがに後悔し、震えあがっているのをちょうど通り合わせた金峯山の高僧があわれに思い、その男を蛙の姿に変えて助け,
吉野山に連れ帰り、蔵王堂での一山僧侶の読経の功徳をもって、もとの姿に戻した。
○蓮華奉献入峯
金峯山寺の正式入峰修行。7日に吉野山まで運ばれた弁天池の蓮の花を、8日未明に吉野山・金峯山寺蔵王堂を出発し、登拝の途中、各拝所に蓮華を献じながら、金峯山上の山上本堂(現大峰山寺)に至る。一般からの入峰参加者も受け付けている。
今日は6時起きで、滋賀県安曇川へ。
息子が信者さんの離れに下宿させていただいていたが、亀岡に引っ越すのでご挨拶と荷物の運搬に急行する。
9時前について、ご挨拶をかねて、昨年末になくなった信者様のご主人(ご主人が父の代からの信者様でした)の回向法要を一座させていただいて、お墓でもお勤めをして、荷物を運搬。昼に京都のレオパレスの事務所によって、鍵をもらい、亀岡へ。
亀岡ではまず新しくかりた部屋のお祓いのため、家祈祷勤行。それから荷物の整理。
夕方自坊に帰宅して、小一時間ほど、ランニング。なにしろ明後日から蓮華会である。8,9日は蓮華入峰修行。運動不足が心配です。
そんなわけで、なにかと忙しい中での昨日今日の休日でした。うぅ・・・休日とは思えないハードな2日。走行距離は二日で600キロをこえてますから。
明日は5時起きでともかく吉野へ。
本番の蓮華会の前に、くたくたの山人さんです
今さっき書いたが、今日は三男の宝塚の皮膚科通いの日。
で、少し早めに出て、三男をはじめてプールへ連れて行った。
大阪名物スパワールドの千円キャンペーンでの、温泉アンドプール三昧である。
スパワールドに家族で行くのはもう10数年ぶりかも。今年16歳の次男が幼稚園のころに家族全員でいった切りかも。
私も歳をとったものです。もうプールを一周しただけで足腰がくがく。
でも三男ははじめての大型プールにご満悦の一日でした。写真は偽サンプラザ中野?と三男。。
プールの前に、いきつけの新世界じゃんじゃん横町にあるお寿司屋さんに。お昼の定食500円の寿司セットをほおばる。
毎月弟と行っている店で、はじめての家族連れ。寿司屋のおとこまえにいちゃんが、サービスですって、親指大のお寿司セットを息子に同じようにつくってもくれました。写真のお寿司。ちょっと比べるものがなかったのでわかりにくいですが、寿司の前のお皿に見えるのは、お寿司用の小さな醤油入れ(いわゆるノゾキです)。ちいさな芸術品のようなお寿司でしたが、味は普通と同じに美味しかったです。
じゃんじゃん横町入って一軒目の「佐兵衛寿司本店」。いい店ですよ。
ちょっと嬉しい大阪の休日でした。
皮膚科から帰ったのが10時過ぎ。
でも、あ^^^^、つかれた。
今日と明日は休みである。といっても安息日でも休息日ではなく、蓮華会という本山行事を目の前にしながら、家族の用務で右往左往の2日間だ。
明日は長男の引っ越しなのだが、今日は前にも日記に書いた宝塚の皮膚科の名医のところへ子供を通院させる日。ともかく患者の多い病院なので、今日土曜日は朝7時半からの電話予約。8時前に電話が繋がったが、予約番号は186番。大体夜になりますね…といわれ、詳しい時間はまた午後から電話で確認して下さいとのこと。
で、お昼に大阪に出かけ、夕方電話したら、まあ9時くらいになりますとのことだった。えーーーー、である。「でも今なら空いているので、順番の合間に入れるかも…」といってもらったので、急いで医院へ。
7時前に着いたら、30分ほど待って、診察をしてもらえた。
「今日は珍しい曜日に来たね」って、あいかわらず愛想のよい先生がいた。
「いつも遠くからきてくれるからねえ。大変だね。でもボクももう63歳だから、いつ死んでもおかしくないので、これからはくるまえに、先生は生きてますか?って確認してから来てね」って、いつになくなんとも心細いお言葉。
まあ、誰に聞いても「過労死」って言われるような先生の生活。今日だって、朝8時から診察をして、昼食は3時半頃。夜はたぶん12時か、12時半にはなるっていうことだ。下の階の薬局が1時にしめるので、12時過ぎには終えるってことになっているそうなのだ。明日が日曜で休診なので、土曜日はいつもこんな具合だと先生は言っていた。
先生、本当に死にますよ。ってまじに心配する。
息子はこの先生の御陰で1歳の誕生日時点でずるずるの皮膚炎が全身にまわっていたが、通い出して2,3ヶ月でみるみるうちに治ったという本当に名医の先生。いつまでも元気でいて下さいね。
宝塚市駅そばの尾口皮膚科。
もう何人ものアトピーに苦しむ方に紹介したが、先生ほんとに、ほどほどにしてね。私も大概忙しくしすぎてみんなに、大丈夫?って聞かれる人ですが、私など、はるかにしのぐ人助けの鬼っていう名医さんですから。
昨夜は12時過ぎに寝て、なぜだか3時に目が醒めて、仕方がないので原書房さんから依頼を受けいる朝カルの鼎談原稿再校を手直ししていた。
夜中になんぞ仕事をすると、直しても直しても気に入らなくて、迷路に入り込んでしまいますねえ。
本は秋には上梓になる予定。ご期待下さい。
東国原知事「転身」で安売り?
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090703k0000e010029000c.html
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前に青島東京都知事が言ってたなあ。
知事って言うのはいわば野球にたとえると全打席ヒットを打たないとみとめられないような激務で、国会議員っていうのはたまにヒットをうてばよい。たまたまホームランなど打った日にはすぐにヒーローになれるけど、知事はそうはいかない…っていうような内容でしたね。
そのまんま東も国会議員ならテレビに出ながらたまにパフォーマンスをかまして、ヒットしていりゃあ安泰なんだから、しくじりを起こす前に、転身したいんだろうねえ。
夜中の3時に目が醒めた。美味しい豚丼のお店に行って食べはぐれた瞬間に目が醒めた。食い意地の張った情けない目覚めである。
ともかく奥駈にいくわけじゃないんだから、早起きすぎる。
原書房という出版社から予定している朝カル鼎談の新刊書に関係する原稿などを整理するのにそのままおきて今までごそごそしていたが、二度寝しよっと。
今日は自坊の月例護摩である・・・・。常勤の助法者も欠席ばかりで、参拝者はいつも以上に少ないようだが。
早起きは3文の値打ちもない、今朝である。
86歳母「首しめた」 京都・綾部
2日午前7時20分ごろ、京都府綾部市上杉町門ノ坪の無職、高雄守さん(58)方で、高雄さんが居間で倒れているのを、通報で駆けつけた綾部署員が発見。高雄さんは病院に搬送されたが間もなく死亡した。同署は高雄さんと同居している母親(86)が事件に関与した可能性があるとみて、離婚した高雄さんの元妻(41)とともに事情を聴いている。 ~産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/kyoto/090702/kyt0907021449003-n1.htm
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うぅ、ウチから近い。車で10分に隣町の出来事。他人事ではない、そんな感じですよね。
なんか86歳のおばあさんになって息子を手にかけないといけない現実がいかにも哀れです。
今日は毎年恒例の半夏生大般若転読法要の日。
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半夏生(はんげしょう・金峯山寺でははげっしょうと呼び習わしていますが)は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ(ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころとも)。七十二候の一つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。
農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もある。この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした。また地方によってはハンゲという妖怪が徘徊するとされ、この時期に農作業を行う事に対する戒めともなっている。
関西ではこの日に蛸を、讃岐では饂飩を、福井県では大野市などで焼き鯖を食べる習慣がある。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)といい、大雨になることが多い。~フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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半夏雨っていうのは知らなかったなあ。どうりで昨日の雨は大雨だったんだ。
で、金峯山寺では午前十一時より蔵王堂御宝前に於いて管長猊下お導師のもと、吉野山一山僧侶並びに本山僧が出仕して、大般若経転読会を執り行う。
「大般若波羅蜜多経巻第○○…降伏一切大魔最勝成就」ポン!ポン!声高らかに唱えられる衆僧の力強い大音声が、広大な蔵王堂の内陣に響き渡る。この威勢のよい勇壮な法要には、魔障を払う修行力がほとばしる。
この法要は仏教の真髄とも言われる大般若経六百巻が転読されて、迷える一切衆生に仏法の真理が施されて、諸悪に向かう心を善に転ぜしめるという功徳があると説かれている。
往昔は、農業に従事する人たちは、この半夏生の頃になると田植えや農作業も一段落して、この日は付近の神社、仏閣に参って五穀の豊熟を祈ったものでった。
半夏生を終え、吉野の山にも本格的な夏の訪れがつげられる。
今日は五條順教猊下 無為心院大々先達管領順教大和尚位 の満中陰法要である。
通夜、密葬、本葬と夢のように過ぎたが、あっという間の満中陰法要を迎える。
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