« 今日から鈴木理策写真展「SAKURA」 | トップページ | 東南院のしだれ桜 »

金剛峯寺と金峯山寺

今日は霰が降る寒い一日。そんな中、東大寺で行われた先の東大寺別当筒井寛秀大僧正の東大寺葬に参列させていただいてきた。大僧正は近年懇意にしていただいている筒井寛昭執事長の父上で、今年1月24日に遷化されている。

案内の請われるまま、各宗の管長様たちの列の後について葬儀会場に入ったが、気がつくと一番前の列にすわらせていただくことになり、左右の管長さま(右が法隆寺、左が四天王寺)に挟まれ、式の間中、小さくなって座らせていただくことになった。

ところで、吉野山金峯山寺と高野山金剛峯寺は2字違い・・・そのせいか、よく間違われる。今までいろんなシンポジウムに出たが、少なくとも5回は金剛峯寺の田中さんって紹介されたことがある。

いつだったか、某県知事が延々と私に高野山と自分の関係を述べられるのには閉口したことがあった。最後に私は金剛峯寺のものではないのですよ…って一応断ったが…すごく気まずかったねえ。

で、最近も新聞記事で金剛峯寺執行長って紹介された。以下の記事である。

ーーー「吉野未来フォーラム」は、タレントの浜村淳さんの基調講演「吉野の歴史と自然」に続き、浜村さんや女優の菊川怜さん、更谷慈禧・十津川村長、田中利典金剛峯寺執行長、吉野青年会議所の梅本佳代さんをパネリストに、「人と自然が育てゆく次世代の吉野」をテーマにパネルディカッション。

http://www.nara-np.co.jp/20100224111421.html

そして実は今日も私の送った弔電が金剛峯寺執行長と紹介されていた。 金剛峯寺の方も参列されていたので、驚かれただろうなあ…そんなやつ、いない!って。
最近は金剛峯寺さんと一緒に弘法大師高野山開創の道プロジェクトをやらしていただいて懇意にさせてもらっているが、一般の人にとってはややこしい名前ではある。。

金剛峯寺ほど有名でないから、間違われるのだろうなあ。ともかく2文字違いなんだし・・・。

頑張って有名にしなくっちゃ。

« 今日から鈴木理策写真展「SAKURA」 | トップページ | 東南院のしだれ桜 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

あるブロガーさんも、高野山・金剛峯寺の紹介タイトルを金峯山寺と書いておられた事があって、こっそりと修正をお願いしたことがありました。
ご本人は、頭ではしっかりわかっているのですが、字ズラが似ている事からついうっかりミスしてしまったようで、大変お恥ずかしいと恐縮しておられました。

「ついうっかり」ならまだしも、弔電で間違われると冷や汗ものですねぇ・・・ヾ(.;.;゚Д゚)ノ

本当に、まぎらわしいですよね~?f^_^;
今 高野山と呼ばれている辺りをごっそりまるごと
金剛峯寺 と名付けていたのが空海さんだし
また役行者さん達が吉野大峯山系を特別な想いを込めて
金峯山と呼んでいらっしゃったとしたら
金峯山寺というお名前を変えるわけにはいきませんしねぇ?

まぁ、じもてぃー(笑)の私さえ小さい頃は
蔵王堂がお寺さんのお名前だと思ってましたもん!(^。^;)
もっとコマメにTVや新聞雑誌に出ていただいて
“修験道は金峯山寺さん!”とか
宣伝しまくって下さいませ♪o(^-^)o

まあ、ぼちぼちですね。

「金峯山寺」
----------
【宣伝】
先週、ある人から評判がよかったので、もう一度、ご紹介します。
「会社消滅」
https://www.facebook.com/kazuyoshi.ogu/posts/3193000114281132
----------
その人は、東京の、昔でいう染井村に暮らしている。JR池袋駅もほど近く、都立の染井霊園や雑司ヶ谷霊園なども徒歩圏内である。
染井村といえば染井吉野。これは桜の品種だ。江戸時代末期、この村の植木職人が、ある2つの品種をかけ合わせてつくった桜だそうである。
京都の吉野山の「山桜」と区別するために、「染井吉野」と命名された。
その吉野山といえば山岳の宗教都市である。中心となるのは、金峯山寺。修験道を提唱する寺院だ。そういえば昔、『時の行者』という漫画があった。『鉄人28号』と同じ漫画家、横山光輝の作品だ。
以前、京都観光に行くと必ずあった簡易手提げ袋に、この金峯山寺を囲む満開の桜の風景が刷られていた。ところが、僕はその袋の文字を読むことができなかった。――きんぽうざんじ?
それと、山岳の宗教都市といえば、なんといっても、高野山が頭に浮かぶ。そして、そこにあるのが、金剛峯寺。
なにか感じないだろうか。金峯山寺と金剛峯寺。こうして並べて眺めてみると、とてもよく似ているのである。なにか関連性でもあるのだろうか。
調べてみると、こんな文章があった。僕の書く作品より、よほど面白い。
http://yosino32.cocolog-nifty.com/.../2010/03/post-3ffd.html
「ところで、吉野山金峯山寺と高野山金剛峯寺は2字違い……そのせいか、よく間違われる。今までいろんなシンポジウムに出たが、少なくとも5回は金剛峯寺の田中さんって紹介されたことがある」
これを書いたのは、田中利典(りてん)いう人物だ。金剛峯寺ではなく、金峯山寺のトップに立つ僧侶である。
かくいう僕は、こんごうぶじ(金剛峯寺)、とは空で言えるようになっているのだが、もう一方が、なかなか出て来ない。
毎年、桜の時期が来ると、そのことに思い当たる。そんな僕は、この春、外に出るときには、必ず、独り言をつぶやきながら、歩くことに決めた。
「きんぷせんじ、きんぷせんじ……ああっ、きんぷせんじッ」
近所の奥さんと目が合った。

2022.04.04
小倉一純

この記事へのコメントは終了しました。

« 今日から鈴木理策写真展「SAKURA」 | トップページ | 東南院のしだれ桜 »

本・著作

最近のトラックバック

Twitter

  • Follow me
  • Twitter
    TwitterPowered by 119
2022年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ