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「紀伊半島の美しい森林づくり協議会」

最近私は、なんとか日本の森林の保全活動に力を尽くせないかと考えるようになりました。今年で私は大峯奥駈修行を16回満行させて頂きましたが、年々進む大峯の山々の荒廃に行くたびに心を痛めるばかりでした。

実は大峯だけではなく、日本全国の山が荒れ、森林の保全が進まず、谷や川が荒れ、水がよごれ、洪水が大豪雨のたびに起こり、ひいては海が荒廃し、国土全体が疲弊している様を、山伏として立ち尽くす思いで見ております。

といっても、世界遺産登録推進活動などを通じて感じたのは、結局、力なき一山伏はなすべきすべをもたないってことでした。それ故、まず吉野の山から間伐を進め、美しい森林を取り戻す活動を始めることができればと日々思う中、東吉野村の人々や発起人の株式会社 I・T・O伊藤孝助社長さんらとのご縁で、日本一と称された彼の地の美林での、間伐活動を進めるNPO法人設立の話が持ち上がり、初代の理事長を依頼されるところとなりました。

先日の日記に書いたとおり、本件に関して、正直私はど素人ですし、伊藤社長もバイオマスチップなどを手がけてはおられますが、林業そのものは専門家でもないので、ともかく森林作りの日本一の林業家と言われる速水亨社長にアドバイスをいただこうと出かけていったのです。速水林業の速水社長とは三重県の世界遺産シンポや森と文化財を守る有識者会議などで以前からお知り合いにさせていただいていました。今政府与党で行われている事業仕分けの仕分け人もされている、ちょー多忙な方ですが、快く受けて頂きました。大変勉強になりました。

今のところの動きとしては、グリーン購入法に適合した紙製品への間伐材の利用等の推進による間伐の促進と、併せて林業従事者の雇用促進等を行うことにより、東吉野村をはじめ県下の地域活性化を図るとともに、地球温暖化の防止、保水力による災害の防止、憩いや癒しの場として地域の保健休養機能の発揮など、健全な森林が本来もっている働きを維持・強化する取組を進めることを目的としたNPO法人特定非営利活動法人「紀伊半島の美しい森林づくり協議会」の設立を目指しています。

初代理事長ということですが、私にとっては山伏としてのアイディンティの発露だと思って、力不足は承知ながら、微力を尽くせればと思う日々です。

今月24日には設立の総会も予定されていて、いよいよ本格的な活動が始まります。

・・・というわけで、またまた、本業とは別で忙しくなりそうなのです。どうしましょう・・・。

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