« プレミアムな夜 2 | トップページ | 地震について 2 »

新刊『蔵王権現入門』について

販売元の国書刊行会の理解不足で、大法輪をはじめ、各所での広報が出回っているにもかかわらず書店販売がまだされていない、新刊『蔵王権現入門』ですが、金峯山寺にお申し出いただければ、送付販売を開始しております。

金峯山寺での現地販売は特価です。
送付の場合は定価1500円+税(75円)で、郵送料は無料です。

Img8261456310001Img8261456310002

蔵王権現信仰に関する唯一無二とも言える入門書です。是非、ご高覧ください。

メールでの申込みはメール担当 office@kinpusen.or.jp
電話でのお問い合わせは金峯山寺教学部まで。

« プレミアムな夜 2 | トップページ | 地震について 2 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

本書に関して、私が書いた想いです。以下、金峯山時報より転記。

昨年五月にご遷化された先の管長五條順教猊下は、晩年、病院の入退院をくりかえされる日々の中で、時に触れて、「蔵王一仏信仰」について教えを示され続けました。そして最期には「わしは自分の手で蔵王信仰をもっともっと弘めようと思っていたけれど、残念だが、もう時間がないんだ。あとはみなで、わしの代わりに、蔵王信仰の流布に力を尽くすように」と遺言されたのでした。

この九月に上梓された『山伏・修験道の本尊蔵王権現入門』はこの順教猊下とのお約束によって、編集出版するところとなった本です。順教猊下が残された「金峯山修験の究極は蔵王一仏信仰である」という信仰的境地を、一人でも多くの方々に伝えたいという一心で編集に当たりました。

さて、かねてより、私がもっとも理想とする僧侶の生き方は、『往生要集』を著した恵心僧都源信和尚でした。源信和尚の何を理想とするのかというと、和尚最晩年の著作に『一乗要訣』という本があります。この書の中で和尚は「一乗仏教を極めて、最後は阿弥陀を祈る」という一言を残されています。この文章に接したとき、「私もいづれはかくありたい」と願うようになったのですが、病床の順教猊下のもとに行くたびに「蔵王一仏」信仰を示され続けたそのお姿は、まさに修験信仰を極めて、ついに源信和尚の境地に到達されているがごとくの様でした。順教猊下は、まさに源信和尚を目の当たりにするような、私にとってかけがえのない師なのでした。

本書の中でも述べられているとおり、蔵王権現信仰は、明治政府の施策による神仏分離、それに続く修験道廃止・権現信仰の禁止によって、未曾有の大打撃を受け、日本人の多くから忘れ去れた感があります。近年、神仏習合復活の気運の中、徐々に修験道への注目も増してはいるものの、残念ながら、金峯山修験の核ともいうべき、蔵王信仰に直接関わる手引き書の類はほとんどありませんでした。その蔵王信仰の復興に、順教猊下のお言葉を中心として編集した本書が大きな役割を果たすことを願ってやみません。

上記の文章は本書出版に際して私が認めたあとがきの一部です。改めて本書の完成に当たって、順教猊下がその最期に命がけでお示しいただいたかけがえのない信仰上の金言をしっかりと胸に受け止めて、お教えを守っていきたいとお誓いしたいと思います。また、多くのみなさまに、本書を通して、本書に込められた順教猊下の信仰的境地に触れていただければと念ずる次第です。

恵心僧都源信和尚と五條順教猊下と吉野山人様。
阿弥陀如来、そして「蔵王一仏」信仰

此方の文章を読ませて頂いて、今直ぐにでも読みたい気持ちです。

しかし、諸事情ありで楽しみは先に取っておくのも良いかなと思い
書店に届く日を心待ちにしております。

『蔵王権現入門』
書店に来ており入手致しました。
とても素晴らしい本を読ませて頂けて感謝です。
何としても
秘仏・蔵王権現を拝観したいです!!

私も早速拝読させていただいております。この本との出会いのあったことに感謝したい気持ちでいっぱいです。
私の素養が足りず理解しきれないところもありますが、いつも、お山に寄せていただいて、恐れ多くもすがすがしい気持ちになると、腑に落ちる感じです。うまく書けないですが・・・
私は10月2日、3日と吉野に行くので、蔵王権現様にもお参りさせていただけるのを今から楽しみにしています。

山伏ファンさん、歩くならの女さん、お買い上げありがとうございましたm(_ _)m

 本日、大手書店の支店を覗きましたらありませんでした。
 本店ならあると思いますが、町内の中小書店にも並んでないようです。
 未だ時機に非ずとの御本尊さまの御心なのでしょうか。
 わたしは蔵王権現さんが釈尊、イエスさんに次ぐ第3の救世主と常々伺っていますが焦らず本山にある在庫が売り切れたら、
国書刊行会でなく他の出版社から販売されたら如何でしょうか。
「修験道章疏解題」も「儀礼」を「儀社」などと誤植が多かったものですからあまり
この出版社に信用ができません。
 焦らずゆっくり版を重ねることを願います。

一信者さま、おおせのとおり、じっくり構えたいと思います。

ところで、都内や大手の本屋さんには売っているのでしょうか?このところ、都会へいく用務がないので、状況が把握できません。

書店で見かけた方、情報をください。待っています。

 失礼なことばかりを書き込み申し訳ありません。
 今朝、二つの大型チェーン書店の支店を覗きましたら一軒は1冊だけで民俗学の書棚で未だ「修験道」は宗教と認められないと思うと残念です。
 「修験のこころ」は仏教の書棚にはあったんですが・・・。
 もう一軒はまだありませんでした。売り切れたと思いたいのですが。
 修験三本山の蔵王権現さんの捉えように
山人さまがかつて「修験道修行大系」(これも参考文献あたりは誤植が多かったですね。)に書かれたとおり「本尊は蔵王権現さん」と統一されればいいのですが、山上本堂の戸開式で役行者さんが本尊で蔵王さんが脇侍となっていたり、山上本堂を辻堂と称して「小篠」へ向かい、戻ってきて参拝される本山もありますからなかなか難しいものを感じます。
 かつて役行者さんを家庭教師としていた
大行者さん(故人)が『「修験道」が日本生まれで「世界宗教」として通用する』と
仰せられていました。
 また、久保田展弘さんが混迷する世界宗教のいがみあいを無くすのは「修験道」と力説されています。
 金峯山寺の管長さんをはじめ山人さま達の役割は大変大きなものであると思います。
 役行者さんの1300年御遠忌からまだ10年ですがそれでも世間の反響は小さくありません。焦らず三世の救世主は蔵王権現さんという信仰を広く深く浸透させて貰いたいものです。
 勝手なことばかり書き込みまして申し訳ありませんでした。
 どうぞ無理をせず、次世代に託すべきものは次世代へ任すようにされれば如何でしょうか。
 山人さまが道を拓かれたものは必ず大きくなり花や実を結ぶものと確信いたします。
 どうぞお体に気をつけてください。
 

一信者さま。ども。。

>山人さまが道を拓かれたものは必ず大きくなり花や実を結ぶものと確信いたします。

そういっていただくと、ちょっと報われる気がいたします。m(_ _)m

 今日、参拝しました。盛況ですね。
 本書を読んで疑問があったので新しい勤行儀を購めました。
蔵王さんの和讃に「亀鶴」に「かめつる」とあったので読みを変更したのかなと思いましたが、勤行儀は「きかく」のままでした。誤植ですね。2刷で改められるのか、
改版できるのか心配です。
 また勤行儀も孔雀明王さんの真言が「おんまゆらばらんていそわか」とありました。こちらも正誤表をつけたらいいかなと
思います。勤行儀は3年ぐらい経たないと
完売できませんよね。
 非常に残念です。生意気な書き込みですみません。

 早朝からすみません。
 勤行儀の火界呪の最後のところ「たらたかんまん」が抜けてます。
 勿体ないですね。まぁ市販されている経本も誤字、脱字もありますから仕方ないですかね。

一信者さま、ご指摘有り難うございます。

お陰様で「蔵王権現入門」は毎週100冊のレベルで売れております。重版も可能かもしれません。

そのときには参考にさせていただいて、なるべくミスのないようにいたします。

最近若い頃と違って少々誤字があっても気にならないようになりました。

24で、本山に入って機関誌の編集に携わったときはものすごく厳密に校正をしてきたのですがね・・・。

勤行儀も当初のものを私が入ってから100カ所以上、誤字を直したのですが、最近は私の手を放れているし、確認に回ってきてもほとんど校正をみていないので、ぼろぼろ です。

参照にするように指示します。

この記事へのコメントは終了しました。

« プレミアムな夜 2 | トップページ | 地震について 2 »

本・著作

最近のトラックバック

Twitter

  • Follow me
  • Twitter
    TwitterPowered by 119
2022年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ