河瀬直美監督と「センス・オブ・ホーム」
カンヌ映画祭グランプリ監督の奈良在住河瀬直美監督による「3・11 ア・センス・オブ・ホーム・フィルム・プロジェクト」と名付けられた企画の、奉納上映に関わる合同会議を昨日の午後3時から金峯山寺が 行われた。
東日本大震災が起きた3月11日にちなんで世界の映画監督に20人に、3分11秒の短編を製作してもらい、それをまとめて1本の映画を作りたいという河瀬監督。「映画監督として何か命が元気になることが出来ないか」との思いから生まれたこの企画は、3分11秒の各編を結ぶ。その主題は「ホーム(家)」。震災によって物理的な家(ハウス)だけでなく、精神的な意味でも家が被害を受けたとの認識があるためだという。
昨年のカンヌで最高賞パルムドールを取ったタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン、中国のジャ・ジャンクー、スペインのビクトル・エリセら世界の著名監督が参加を表明。最終的には20本程度の短編を集め、約60分の作品にしたいという。
その最初の映画上映地が金峯山寺となった。その会議が昨日でした。
実は今年の第64回カンヌ映画祭渡仏直前に、河瀬さんには無理をお願いして出演して貰った、「紀伊山地三霊場会議フォーラム」(5月10日、於ナンバパークス)で、この企画を初めてお聞きした。また私や金峯山寺が毎日震災の起こった午後2時46分に震災復興と物故者慰霊のお祈りを続けているという話をしたが、これに河瀬監督が大変興味を持たれ、是非この映画の最初の上映を金峯山寺で奉納したいということになった。
ニッポンアーカイブ「美しき日本・金峯山寺編」でお世話になった河瀬さんのことでもあるし、寺も全面的に協力させていただくことになっている。
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当日の上映は無料で、観客席は400名。事前になら国際映画祭の方で予約を受け付けることになっているが、明日、詳しく東京で正式発表される。しばし、お待ち下さい。
追伸 これが2日前の日記に書いた「大震災の祈り」が大きなイベントに繋がったというお話です。
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