JR東海の金峯山寺キャンペーン
この春、3月末日から、国宝・金峯山寺仁王門大修理勧進のための、蔵王堂秘仏ご本尊金剛蔵王権現さまのご開帳が始まっています(6月7日まで)。
これに呼応するかのように、春から新緑の季節に掛けて、さまざまな催しと出版物、告知活動が展開されています。
そのうち、なんといっても大きな取り組みは、JR東海の「うましうるわし・奈良」キャンペーンで4月に金峯山寺編が取り上げられたこと…。今年1月に東大寺がCMされたように、過去、奈良県内の名刹寺社が紹介されていますが、4月7日から22日までは、首都圏を中心に金峯山寺バージョンのテレビCMが連日にわたって放映され、JR中央線。京浜東北線や東海道新幹線をはじめ、東急などの私鉄での一編成貸し切りの車内刷り、主要駅の看板など膨大な量の広告が掲示されています。とりわけ、品川駅のデジタルサイネージはすごかったです(写真参照)。このデジタルサイネージは明日までなので首都圏近くの方は是非、品川、新宿、渋谷各駅でご覧下さい
八重洲口にはポスターがたくさんあります。
キャンペーンのテーマは公開されている秘仏・青の蔵王権現と新緑の吉野山。これらの取り組みによって、仁王門大修理だけではなく、ご本尊蔵王権現さまの認知が一気に広がっていけばと念ずる次第・・・。
まあともかく、東京はすごいことになっているようです。
おもえば平成11年にJR東海主催の「奈良学講座」に出演したのを機会に、JR東海本社に、「そうだ!京都に行こう」っていうのがあるけど、是非「そうだ!吉野へ行こう」っていうのもやって下さい・・・ってお願いに行ったことがありました。
そのときは、「吉野は近鉄さんだから…」と相手にして頂けなかったけど、10数年かけて、ずいぶん世の中を変えてきたように思います。ありがたいことです。
ようやく認知が広がっている、・・・そう実感するJR東海のキャンペーンです。
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