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ぼくらの智慧の果てるまで・・・

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もう一月ほどまえに、朝カル講座でご一緒したKさんから、「山尾さんがお好きなようですから…」といって、宮内勝典vs山尾三省の「ぼくらの智慧が果てるまで」(筑摩書房)を頂いた。遅読の私なので、先週ようやく読み終えた。とても面白かった。

もうこの本は書店には無く、中古市場にしかないので、貴重な本である。

ネットで見てみると、宮内さんの著作の中ではそう評価が高くないようだが、私は山尾三省さんの「アニミズムという希望」(野草社刊)っていう本しか読んでなかったので、頂戴した本を読むことで、前著で疑問だったところも氷解でき、一層、山尾さんが身近になった。

先月、朝カルの講座を終えて、飲んだ勢いもあったが、「もうしばらくは人前でお話しするのをやめよう」…って宣言して、そのあと、ほんとにやめようかなあと思ったりしてた。

ところが世の中は不思議なもので、そう思ったとたん、逆に講演会などの依頼が次々に来て、さてさて・・・と思っている。

少し前、このブログにも書いたが(書くこと話すことhttp://yosino32.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-ea26.html)、少々覚悟を必要としている時期なのかもしれない。

ただ、なにかを背負っていることはなかなかふだんは気づかないことが多い。それがふとしたきっかけで気がついてしまうことがある。

「ぼくらの智慧の果てるまで」の中で、いくつかの気づきが新たに生まれた。といっても、まだ少し形になるのは時間がかかりそうで、すぐに学びや覚悟となるわけじゃない。

まだまだ人前で話さないといけないことがあるような気持ちにはなった反面、大したものは背負っていないのに、背負ったものに気づいて少し疲れてしまって、そんな自分に立ち尽くす日々が続いていた。

まあ、そうもしていられなくなってはいるのだが。

「ぼくらの智慧の果てるまで」が少し私の尻をたたいてくれているのかもしれない。

本書を読んで、二人の対談にちゃんとした答えはないように感じた。それがこの本の評価を下げているのかもしれない。だからこそ、その答えをこの先の人生の中で、自分なりに探しに行こうと思えて、私にはとても面白い著作に感じたとも言える。

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