「フキの唄」
世はまさにゴールデンウィークのまっただ中。私はというと、ま、ひたすら引きこもりの日々。黄金週間は世の人々にとっての非日常でしょうが、私にとっては引きこもりが非日常なのかもしれません。ちょっと人前に出ることに、疲れをおぼえているのも事実。もうしばらくここにいたい気持ちです。
さて、この季節、フキと竹の子ばかりを食べます。
昨日は竹の子掘りに行きました。
うちの竹藪は山の中にあり、手入れが行き届いていないので、もうすごいことになっていて、とても掘りにくいのですが、竹の子はそんじょそこらのよりは遙かに美味しいです。
で、昨日は月例の護摩を終えて、お弟子さんを従えて、竹藪へ。久しぶりの豊作で、1時間あまりで36本をゲット。
このところ、自虐的に生きていて、正直、心身ともにもうぶっ壊れそうなので、自然の力をいただいて、元気にならなくちゃ。
肝臓が不具合になり、昨日からお酒が飲めなくなりました。そいで、ドクターストップ状態。で、美味しい若竹煮と熱燗という絶妙のコンビをいただけいない・・・うぅ。これが、誠に残念です。
ちなみに山フキも大好きです。最近は吉田拓郎さんの唄の影響で、フキのハッパも大好きです。あれ、今まで捨ててきたけど佃煮にするとすんごく美味しいね。
「フキの唄」が心にしみます。
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「フキの唄」 by吉田拓郎
日々の暮らしの中で ふっと息を吸い込むと
人間は果てしない欲張りで
足りないものがある そこが我慢出来なくて
何もかも手に入れたいと思ってる
僕が子供だった頃 日本は貧しくひ弱で
お金もなく肩寄せあって生きていた
物が足りないのは みんな一緒だし普通だし
何よりも平和が大切でありました
僕はフキが大好きです 毎日でも食べたくなる
フキは茎だけでなく 葉っぱもとてもおいしくて
僕は竹の子も好きです 毎日飽きることはなく
柔らかいとこだけでなく かたい根っこあたりも 大好きです
短い旬の味は その季節まで待てばいい
人の世は常に満たされなくていい
何かが足りないからと それが今ここになくても
大丈夫 心が貧しくならなけりゃ
僕はフキが大好きです 毎日でも食べたくなる
フキは茎だけでなく 葉っぱもとてもおいしくて
僕は竹の子も好きです 毎日飽きることはなく
柔らかいとこだけでなく かたい根っこのあたりも 好きなんです
人が生きる道もまた おいしい事ばかりじゃない
足りなくて満たされぬ日が多くある
何かが足りない時も その事を受け止めたい
何もかも求めすぎず おだやかに
http://www.youtube.com/watch?v=aGGGnR7Cz8Y
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・・・・「何かが足りない時も その事を受け止めたい。何もかも求めすぎず おだやかに」っていうのは、まるで、自分に言われているように感じますよね。
なにもかも手に入れるには私はひ弱すぎることが痛いほどわかったです。フキと竹の子で満足しなくちゃ…。そう、 なによりも平和が大切なんだから、と。
でも、そういうの、ホントはとてもいやなんですけどね。
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コメント
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ご自愛を
シジミ汁が肝臓に良いそうですよ(^-^)/
投稿: hanasakajii3 | 2012年5月 5日 (土) 16時23分
この歌詞、いいですね。
超高度成長とともに、忘れ去られてしまう前に、今一度たちどまり、そして考えることも必要ですよね。
わたしくも、心が貧しくならないようにしなくっちゃ。
投稿: 光明子 | 2012年5月12日 (土) 22時56分