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あさはかに生きる・・・

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表題とは真逆なのだが、今日、私はまた天命を感じた。

ほんと天命だなあと思うようなことがもう何度も起きている。

・・・ところがその天命だと思うようなことが起こるたびに、それでもなお、その天命を拒否するような、浅はかな自分と出会う。天命を逃げるかのように、あさはかに生きる自分が、いるのである。

こんなことをしていたらいずれ天命に罰を与えられるかも知れない・・・、という畏れさえも持つ。・・・だから罰が当たらない程度には、天命に命じられるままに懸命に生きている、・・・そういうところもある。頑張っているよ。

ただ、人とは猥雑な生き物で、猥雑であるが故に、真実と向き合えるのだ、とも思っている。言い訳ではなく、そうホントに思う。

中途半端がよろしい。中途半端に天命を生きるしか、・・・やはり、私にはない。

そんなことにまたまた、出会った今日という日だった。

おやすみなさい。

ちなみに、写真は天命を持った???のかもしれない、私の手です(^_^;)

マイブーム、青島ぁ!

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今、私のマイブームは「踊る・・・」である。

「踊る大捜査線ファイナル」が上映中であるが、その公開に合わせてこの間から、夕方に、テレビシリーズの再放送をやっている。

それを見ているのである。

今日が第6話。完全に填っている。

録画してみているのであるが、実によく出来たドラマで映画のヒットもうなずける。脚本家君塚さんが実にいい。ヒットするわけである。

ファイナルの、映画を見に行く前に、テレビシリーズと、過去3作とプレテレビシリーズ全部を見たいと思っているが、それは時間的にとうてい無理だが、ともかく、すっかり「踊る・・・」に魅入られている。

再放送は月-金でやっているから、毎日忙しいから、すぐ録画が溜まってしまう。今日も4,5,6話と続けてみたが、あまり溜まると龍馬伝の二の舞(一昨年の大河ドラマ。8月下旬からの分がまだ見れていない・・・)になりそうだ。

面白いねえ。

青島と室井さんとすみれさんと和久さんがサイコー!!

河瀨直美監督の最新作「塵」を観て・・・

河瀨直美監督の最新作「塵」を観て・・・

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カンヌ映画祭グランプリ監督である河瀨直美さんの最新作「塵」を昨日應典院シアターで観た。

河瀨さんとは最近親しくしていただいていて、トークショーで共演したり、昨年の九月には彼女が制作した「311ア・センスオブ・ホームフィルムズ」の上映会を蔵王堂で開催させていただいたりと、親交が深い。

今回の「塵」は彼女の養母河瀨宇乃さんの最晩年‥そしてお見送りの映画であった。河瀨作品に詳しい人は、宇乃さんのことはよく知っておられるので、わが母を見送るような気持ちでご覧になった方も多いと思う。実際、ロカルノ国際映画祭でワールドプレミアムとして上映されたときも、たくさんのスイス人の観客が、自分の母を思い出して泣くのをみて、母に対する想いは世界共通なんだなと改めて思ったと、上映会後に河瀨監督から聞いた。全編がお日様のにおいがずーーっとするような温かくて、そして懐かしいそんな作品であった。

私も母を昨年十月になくし、ちょうど一周忌を迎えようとしている。私の母は奈良市出身で、丹波綾部に嫁いで五十年を越えてもなお、生涯大和なまりが取れなかった。宇乃さんも大和なまりの奈良弁で、自分のことを「わて」と言っておられたが、その声を聞いて、思わず母と宇乃さんが二重写しになっていた。

母が病に倒れて十ヶ月。病院での闘病生活が続いたが、いくたびに「ご飯食べてるか?」と私のことを気遣ったくれていた。母にとって子どもは、いつまでたっても幼いときの子どもなのである。そんな母が本当に愛しくてせつないと、闘病生活に付き添う中で、しみじみと感じさせてもらった。「塵」の中の宇乃さんもまた河瀨さんのことを同じようなまなざしで見ているシーンが何度も出てきて、そのたびに目頭を熱くしていた。

「ありがとう」って映画の中で、河瀨監督に語った宇乃さんの声は、母が病室で、なんども私に語った声と同じだった。一周忌を前に、母にもう一度あったような、そんな気持ちにしてもらった映画だった。

母にありがとう、である。そして宇乃さんと河瀨監督にありがとう、である。

*写真は河瀨監督の公式サイトからお借りしました。

再告知!9月21日~の朝カル中之島で修験道の連続講座開講

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朝カル中之島教室修験道入門講座「修験道を学ぶ」のお知らせです。
いよいよ来週になりましたが、まだ、かなり定員に満ちません。間に合います。
是非ご参加下さい。

○要旨
「日本独特の山岳宗教である修験道。いま、自然への回帰が望まれるなか、自然とともに生きてきた日本人独自の宗教観をもつ修験道が注目を浴びています。しかし修験道とはなにか、山伏とは何者なのか、世間ではその本質があまり明らかにされていません。この講座では2週にわたり修験の世界を解りやすく解説し、更に最終回は現地講座として吉野山の金峯山寺に祀られる秘仏金剛蔵王権現の特別ご開帳に参観して、修験の聖地を講師が直接案内します」

・日時 9月21日 金曜 15:30-17:00
    9月28日 金曜 15:30-17:00
    10月5日は現地講座金峯山寺参観 10時半頃現地集合

・会費: (3回) 会員 7,875円  一般 8,820円
*一回一回の申し込みも可。詳しくは中之島教室まで

・詳細は朝日カルチャーセンター中之島教室まで

・公式サイトhttp://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=168664&userflg=0

「3.11 ア・センスオブ・ホーム・フィルムズ」上映会から一年・・・

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今夜はちょうど一年前の今日。河瀨直美監督の「3.11 ア・センスオブ・ホーム・フィルムズ」の世界最初の上映会をわが蔵王堂で行なっていただだきました。

写真は上映会前の法螺イベントと、上映会が終わってエンドロールのあと、河瀨監督と二人で挨拶したシーンです。とても素敵な上映会の夜でした。一年って早いです。

このイベントは昨年のなら国際映画祭のプレイベントとして行われました。

今年の映画祭は9月13日が奈良浄教寺さんで前夜祭。そして14-17日が本開催です。私も最終日には参加出来そうです。

詳しくは http://www.nara-iff.jp/

「ちょっとした幸せ」

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今日、スーパーに、切れているポン酢などの買い物にいった。
レジで1,400円ほどの支払いをしたら、レシートに当たりがでた。

「お客さん、当たりですので、卵をどうぞ!」とレジ係の人から、1パック10個入りのL卵をもらった。

なんだかわずかなお買い物で景品をもらって申し訳ない気持ちもしたが、ちょっとした幸せをいただいた、昼下がりのスーパーでの出来事でした。

石巻大護摩供

「石巻大護摩供」

思いだけではなんともならないが、思わないことには始まらない。

今年3月12日から東北の被災地各所を回らせていただき、大船渡、陸前高田、南三陸、石巻・・・とその惨状を目の当たりにして、心砕ける想いの中、なんとか被災地での直接の祈りの場を持ちたいと発願した。

それから、2度にわたって、東松島や石巻に足を運び、ボランティア団体の人たちや水産工場の被災された方々に出会った。そして、この8月31日に、ようやく、石巻市魚町にある山崎平塚水産工場内での、東日本大震災復興祈願金峯山寺採灯大護摩供の修法を行わせていただくことが叶った。

アーユス仏教国際ボランティアネットワーク関西支部や、チーム王冠、そしてなにより平塚水産の平塚社長など、協力と応援を得ることが出来たから、祈りの場に繋がったのである。深く感謝したい。

また遠く金峯山寺から、東北に山伏を集めるなど、途方もない考えに賛同して、北は北海道、南は九州から、多くの金峯山行者たちがはせ参じてくれ、当日は40名の行者が祈りのときをおなじく出来た。来てよかった、なにか出来ることがないかとずっと思っていた・・・など、行者さんにも嬉しいお声をかけていただいた。

2,3000人がお参りされても動じない精鋭メンバーでの護摩である。素晴らしい復興祈願と、そして慰霊の法会を行うことが出来た。

参拝者は多くはなかったが、それでも、涙が出るほど嬉しかったと言っていただいた被災地の方々もあった。

ふだんの護摩なら天高く法煙が上がるが、道場内をいぶすような当日の護摩の煙は、集まった魂の癒しを受け止めているように感じたのは私だけではなかったかもしれない。

ともかく、無事、念願の大護摩供養が果たせて、有り難いの一言である。

護摩を終えて、最初に護摩法要を試みようと訪れた、門脇小学校前の慰霊の場に佇み、石巻での護摩修法の約束を果たすことが出来た報告の勤行をした。お唱えしたお経が、延々と続く被災更地に吸い込まれていくような思いだった。

また自分の出来ることで、行えることをつくり、被災地を訪れたいと思う。

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自己満足かも知れないが、多くの人の縁によって広がった意味はやはり大きいと思っている。

昨日のフォーラム

昨日9月1日、ESD教育/『学べる!世界遺産の本 奈良』(出版元:京阪奈情報教育出版株式会社)の出版記念「世界遺産を通して持続可能な社会を考える」が奈良県立図書情報館1F 交流ホールにおいて行われ、東大寺の上司永照庶務執事さんと一緒に、出演した。
今日の読売新聞奈良版に掲載されたので、紹介する。

ちょっと進行役の中澤先生とからみきれなかったかもしれないが、出版記念イベントとしてはまあまあうまく行ったと思う。サイン会も結構列が出来たし、ひとりで、7,8冊買っていただいた奇特な方もおいでになったし・・・。

おいで頂いたみなさま、ありがとうございました。

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