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星供

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怒濤の一日

このところ、東京、奈良、大阪と出張が続いている。

その間を縫って、いろいろある。
... 今日は朝から星供秘法の当番で、蔵王堂で修法。

金峯山寺では寒に入ると、一山住職が毎日交代で、星供秘法という節分会の祈祷を行っている。写真は私ではないですが、今日は私の当番でした。

少し落ち着いて、ご本尊の前に座る時間も持たないと、僧侶であり、行者であることを忘れてしまうような毎日ですからね。

午後は奈良県宗教者フォーラムの実行委員会でした。

この件はまた報告出来たらと思います。

ふーー。

「お行」

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今、私の弟子二人が、護摩加行という修行に入っている。普段は寒中には入れないのだが、諸般の事情でこの時期になった。厳しい寒さの中でのお行である。

今日は午前の日中座と午後の初夜座に私自身も指導に入る。近頃、加行の直接指導にはほとんど行っていないので、2度も入るというのは異例だ。ま、自分の弟子なんだから、当たり前なんだけど・・・。

さきほど日中座を終えた。
...
でも、「行」っていうのはいいもんだよねえ。確かにいろいろ辛いけど、人間が素直になれる。いや素直になれないと行は辛くなる。素直に素直になりさえすれば、行中は楽しいばっかりになる。

二人の弟子を指導していて、そういう感じを思い出した。
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帰ってきた「くまぶしくん」

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帰ってきた「くまぶしくん」

・・・サンプル見本が帰ってきました。

正式発表には3月に入ってからになりますので世間の人はまだしりません。

発売は3月中旬以降です。金峯山寺(蔵王堂とネットでも販売します)と奈良日航ホテルで販売予定。

もう少しおまちください。(^_^)v

今日は文化財防火デー・総合防災訓練

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今日は文化財防火デーの金峯山寺自衛消防隊、防災訓練の日。吉野広域消防隊や地元消防団などとの総合防災訓練を行いました。

毎年この防災訓練の日は雪交じりの寒い日が多いのですが、今年は比較的寒さも穏やかで、陽のさす中での訓練となりました。

放水の下で、虹が出ていました。
ちなみに私は総合指揮者。着慣れない防災法被をまとい、お役を果たしました。

弘法大師の道シンポジウム開催

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今年の、3月15日午後6時半から、弘法大師の道シンポジウムが開催されます。大阪の難波パークスです。

私もパネリストとして、トレイルランナーの鏑木毅さんや高野山の村上教学部長と一緒に出演します。

よろしければお出ましください。
詳しくは奈良県のホームページへ。

→ http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_itemid-92990.htm#moduleid17288



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今年の金峯山寺・節分会ポスター出来

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2月3日の金峯山寺節分会と、鬼火の祭典キャンペーンのポスターが出来ました。今年はいつも以上になにやら、レトロな感じですね。よかったら、是非お越し下さい。。

□金峯山寺の節分会

福は内、鬼も内」 と唱える金峯山寺の鬼の調伏式は、全国でも極めて珍しい節分会の行事である。この金峯山寺独特の伝統法会 節分会・鬼火の祭典 は 二月三日、金峯山寺本堂蔵王堂 において、盛大に営まれる。

午前10時  日数心経
午前11時  星供秘法・鬼の調伏式,
        引き続き採灯大護摩供厳修
午後 1時  福豆まき

☆ 節分会・星供秘法ご祈祷受付中.
☆ 節分会のお供えを募集中.
☆ 豪華な景品を多数用意しております

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昨日の薬師寺21世紀まほろば塾

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昨日の薬師寺21世紀まほろば塾での私の講演が、読売新聞奈良版で掲載されました。


しっかりと聞いていただいて、書いていただきました。

さすが読売新聞後援ということで、取材もちゃんとしていただいたようです。

・・・奈良版だけかなあ。

薬師寺さんの21世紀まほろば塾へ。

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今日は午後から薬師寺さんへ。

21世紀まほろば塾に呼んでいただいて、お話しをしてきます。

・・・よそのお寺で講座をするというのは、厚かましい私でもさすがに少し緊張しますね。

薬師寺さんは管長様、副住職さまはじめ、みなさんに普段からよくしていただいているので、今日は頑張らねば。

300名くらい集まっていただいているとのことです。

やっぱり薬師寺さんはすごいなあ。

阪神淡路大震災18年

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8日に突然風邪を引いて以来、ようやく身体が動き出しました。
インフルエンザパンデミックの金峯山寺。私も被害者の一人で、寝込めなかったので一番長引いたようです。
ようやく、夕べはお風呂に入り、長い間なかったお通じも出て、今朝のめざめはなかなかいい感じ・・・。
復活!の朝でした。
心配をしていましたが、今夜は神戸の大震災18年慰霊・逮夜法要に久しぶりにいけそうです。

阪神大震災は一周忌以来、全日本仏教青年会の副理事長として、本宗の青年会のみんなとともに、10数年ずっといっていた慰霊法要と震災時間に併せて神戸を歩く慰霊行脚ですが、ここ4,5年はご無沙汰でした。

... 18年はあっという間でしたね。

*写真は7年前の慰霊行脚。

今年の年頭所感「祈りの再生と復興」

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佛教タイムスの1月10日号に掲載された年頭所感です。
掲載誌が届きましたので、解禁ということで転載します。
・・・
「祈りの再生と復興」

新年明けましておめでとうございます。
一昨年の、あの東日本大震災からすでに六百数十日が過ぎました。被災地に生きるみなさんの苦渋の生活は未だ復興の行く末もみえぬまま、日本全体といえば「のど元過ぎれば熱さ忘れる」の態で、まるで「あれはなかったことにしよう」とばかりの様相。原発再起動などのことも含め、震災以前の状況に戻そうという世の流れを憂います。

しかし、全国民的に「決してなかったことになどできない」っていうことを知るべきだと私は思います。自分の出来る範囲を越えてでも、出来る限りの復興支援を続けて行かなければならないと思っています。

さて、あの大震災で人々を救ったものには三つがあったと言われています。そしてその三つは、戦後の日本が忌み嫌い続けたモノでもあったとも言われます。
 一つめは自衛隊・軍隊でした。被災地を献身的に支え、多くの人々を救済し、孤立した人々に命懸けで手の差し伸べたのは、自衛隊でした。また賛否両論があるとはいえ、アメリカの海兵隊もトモダチ作戦のもと、たくさんの日本人を助けてくれました。

二つ目は、天皇陛下でありました。東北の被災地の人々だけではなく、未曾有の災害に心を病んだ日本人全体の心を支えたのは、時の総理大臣の言葉ではなく、天皇陛下の、国民へのお見舞いのお言葉でした。また病身を押して、自らたびたび被災地や避難所見舞われた、陛下ご夫妻のお姿だったのです。

大東亜戦争の敗戦後、自虐史観と左翼主義に陥ったこの国の人々は自衛隊と天皇制度を忌避続けてきたように思います。しかし未曾有のあの状態の中、国民の光となり得たのは、まさに自衛隊と天皇陛下でした。

もう一つは、祈り、であります。

家族、肉親、友人を亡くし、心砕ける想いで生き残った人たちは、逝った人々への鎮魂を祈り、またもうこれ以上の災害が起こらないで欲しいと、願いました。祈りや願いさえ失い絶望した人もあると聞きますが、生き残った人のほとんどは、祈りや願いの中に生きる力を得て、うつむくことを止めたのでした。それを宗教と呼ぶのは語弊もあるでしょうが、そもそも日本人の宗教とは、日々、神や仏や、先祖や自然の恩恵への、祈り、願いが本質であります。戦後の日本は政教分離のもとに、この日本人の本質である、神仏への祈りさえ忌避続けてきたわけですが、あの未曾有の大災害は、自然への畏怖・畏敬や、神仏への祈りの記憶を呼び覚ますほどのすさまじさだったのです。

あの大震災を「なかったことにしてはいけない」とするなら、この災害日本と言われる風土の中に生きて、育みつづけてきた日本人の神仏、自然への祈りを、今こそ取り戻すべきときだと私は確信しています。

強欲資本主義によって、これ以上この国の風土と文化を壊してはいけない、そこに多くの人々が気づいてほしいと、年頭に当たり、新たに、願わずにはいられません。  合 掌

「修験道のこと、全て教えます講座」第1回目は定員だそうです。

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すいません・・・

金峯山寺による「修験道のこと、全て教えます講座」をご案内していますが、まだ半月以上前なのに、1月26日の私が担当する第一回講座は、すでに数日前からソルドアウトになっているもようです。
ほんとに申し訳ありません。

定員70名なので、ご希望の方はお早めにお願いします。
講座は毎月第4土曜日で、毎月テーマと講師が変わります。

公式サイト↓ 参照。

http://www.mahoroba-kan.jp/course.html

「蔵王三鈷」の撫でる結縁

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昨日書き込みアップしましたが、今年の秘仏本尊蔵王権現さまご開帳は3月30日から70日間行われます。

で、ご開帳されていないときは寂しい!っていう多くの参拝者のお声にお答えして、実はこのお正月から、秘仏蔵王権現さまと直接結縁五色紐で繋がった「蔵王三鈷」を本堂外陣のご本尊御宝前に安置しました。

この「蔵王三鈷」は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録や、金峯山寺と高野山金剛峯寺及び奈良県などで合同して行っている「高野山開創の道プロジェクト」を通じて、ここ数年、金峯山寺と関係の深まっている金剛峯寺との「友好の証」として、造立された由緒深い三鈷杵(密教の法具)です。昨年秋に、蔵王権現さまのご神木である山桜材による約1メートルの巨大な三鈷杵が制作されました。

金剛峯寺では高野山開創1200年記念として、ケヤキ、ヒノキ製の巨大な三鈷杵が作られ、一昨年には同型の山桜材「蔵王三鈷」が、開創1200年の慶讃の心を込めて、金峯山寺から金剛峯寺に奉納されています。

・・・そういういわれのある三鈷杵なのですが、この三鈷杵と秘仏蔵王権現様の中尊とを、五色の結縁紐で繋ぎ、参拝のみなさまに直接触っていただくことで、更に蔵王権現様のとのご縁を広げていただこうと設置されました。

是非、ご参拝のみなさまには御宝前向かって右に設置された「蔵王三鈷」のコーナーでご神木の三鈷杵を撫でていただいて、権現様をじかに感じていただければと思います。

平成25年の蔵王権現ご開帳!

「平成25年の蔵王権現ご開帳」


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今年は3月30日から6月9日まで70日間(なお今年は秋のご開帳の予定はありません)開催致します。


金峯山寺では昨年より国宝・仁王門平成の大修理を本格的に推し進めることとなり、その浄財勧進のために、本堂蔵王堂の秘仏・金剛蔵王大権現像三体(重文)を向こう10年間にわたって、毎年一定期間、ご開帳を申し上げています。

修理される仁王門は寺内で現存する建造物の中で一番古く、延元3年(1338)頃の再建で、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成物件として世界遺産登録も受けています。
その仁王門修理勧進のご本尊ご開帳は今年が第3期となります。

このご開帳期間に併せて井賀孝写真展「山をはしる~修験の世界をゆく~」も本地堂で併設されることになっています。

是非今年も蔵王権現様に会いに来て下さい。

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薬師寺「月例まほろば塾」に山人登場!

「薬師寺・月例まほろば塾に山人登場!」

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今日の読売新聞奈良版に、1月20日の薬師寺「月例まほろば塾」(読売新聞社後援)が紹介されました。

講師は不肖吉野山人さんです。

まあ、わたしはバカなので頼まれればどこにでも行くわけですが、今回はあの有名なまほろば塾。少々荷が重いなあと思っています。

2週間先の講演が記事になるというのは、まだ人の集まりが悪いのかなあと・・・・いささか心配ですので、お暇な方で、ご奇特なみなさまには是非お出ましをいただければと念じます。

詳しくは記事または以下のサイトをご参照ください。

http://www.mahoroba21.jp/activity/details/current_year/nara_annai.html

2013年「賀正」

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「賀正」

平成25年は暦の上では、五黄土星中宮癸巳の年を迎えます。五黄は九星盤の真ん中に位置し、それぞれの星もまた定位(元の位置)に座るところとなり、性象としては、人々に安定を求める心が広がっていきます。それを予見するかのような年末の衆議院選挙の結果でしたが、まだまだ予断は許さない日本の状況です。夏の参議院選挙の結果如何では更なる混迷が心配されます。

この五黄土星は変革の性も持ち合わせた年で、これまでなかなか進まなかった改革が一気に改変される可能性も内蔵しています。国防軍の創設、憲法の改憲など、積年のいろんな課題が本年をきっかけに論議されることでしょう。

政治の話はさておき、私たち宗教者は、宗教者として、社会のあり方に関わっていく責務を問われる一年になると思われます。原発再稼働の問題など、自然との向き合い方について、役行者以来、千三百年にわたって伝えてきた我々修験道の智慧と伝統を発揮するべき時だとも思います。

昨年12月に、日本を代表するミュージシャンの一人である坂本龍一さんからの呼びかけに応じて、私は原発に関するメッセージをインターネット上に掲載しました。以下、抜粋して紹介します。

…物質文明社会の豊かさを享受しようとすれば資源が必要でしょう。しかし、かけがえのない自然を壊してまで、手にしたものが本当に私たちを幸せにするかどうか。ヒロシマ・ナガサキの原爆。・・・そしてフクシマの原発事故。人類史上、希有なまでの辛い経験をした日本だからこそ、美しい国土を守る、宝物ような地球守る、…そのための智慧を、私達は発揮しなければならないのです。経済的な繁栄とか、ものの豊かさのために、全てを失うような、システムや科学技術はもういいんじゃないですか?大自然の中に神を見、仏を敬い、自然への畏怖と畏敬の心を守り伝えてきた日本という智慧が産んだ山伏からの、お願いです」(フェイスブック「政治家のみなさんへ」http://skmtsocial.tumblr.com/post/36986652509/3-11

五黄が中宮に帰る九星盤の基本になる今年。暦の上でも大きな始まりの年を迎えました。間違いなく、日本のあり方を根幹から問い直される一年になると思います。蔵王権現様の慈悲と怒りがこの国の有り様をしかと見つめておられるということを心に置いて、私たち修験の徒は正しく進んで行かねばならないと、思っています。皆さん、頑張りましょう!

大法輪に山伏さんが載りました!

新年明けましておめでとうございます。

毎々ご愛読をいただき、感謝致します。つたない文章におつき合いいただく、全国各地の奇特な皆様方に支えられて、今年もときどき書かせていただこうと思います故、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

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さてお正月早々ですが、宣伝です。

宗教情報月刊誌『大法輪』2月号(1月8日発売)が届きました。

2月号では「玉岡かおるさんが行く金峯山寺 ・ 聖護院門跡」としてトップ口絵画像で、金峯山寺が紹介され、本文中にも取材を受けた私のお話が載せられています。

口絵の写真は依頼されて、山伏姿になっています。サービス旺盛ですよね。

実は取材に見えた玉岡さんとは、以前もラジオ関西の取材を受けた間柄で、少し知り合っていたので、気楽にお話しが出来ました。またサービスのご依頼もあったわけです・・・。

写真はへん顔の私ですが、玉岡さんに、蔵王堂とご本尊ご開帳を案内しているところが使われています。

取材が11月末だったので、ご本尊が二人の会話の背景に写っているし、今年3月30日からの第3弾ご本尊ご開帳の紹介を兼ねて、秘仏三尊も掲載されています。

よろしければご覧下さい。

大法輪 http://www.daihorin-kaku.com/magazine/naiyou/D2013-02.html

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