「蔵王三鈷」の撫でる結縁
昨日書き込みアップしましたが、今年の秘仏本尊蔵王権現さまご開帳は3月30日から70日間行われます。
で、ご開帳されていないときは寂しい!っていう多くの参拝者のお声にお答えして、実はこのお正月から、秘仏蔵王権現さまと直接結縁五色紐で繋がった「蔵王三鈷」を本堂外陣のご本尊御宝前に安置しました。
この「蔵王三鈷」は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録や、金峯山寺と高野山金剛峯寺及び奈良県などで合同して行っている「高野山開創の道プロジェクト」を通じて、ここ数年、金峯山寺と関係の深まっている金剛峯寺との「友好の証」として、造立された由緒深い三鈷杵(密教の法具)です。昨年秋に、蔵王権現さまのご神木である山桜材による約1メートルの巨大な三鈷杵が制作されました。
金剛峯寺では高野山開創1200年記念として、ケヤキ、ヒノキ製の巨大な三鈷杵が作られ、一昨年には同型の山桜材「蔵王三鈷」が、開創1200年の慶讃の心を込めて、金峯山寺から金剛峯寺に奉納されています。
・・・そういういわれのある三鈷杵なのですが、この三鈷杵と秘仏蔵王権現様の中尊とを、五色の結縁紐で繋ぎ、参拝のみなさまに直接触っていただくことで、更に蔵王権現様のとのご縁を広げていただこうと設置されました。
是非、ご参拝のみなさまには御宝前向かって右に設置された「蔵王三鈷」のコーナーでご神木の三鈷杵を撫でていただいて、権現様をじかに感じていただければと思います。
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