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母のいない二度目の母の日

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今日は母の日です。

二回目の母のいない母の日・・・。

おかあさんがあるみなさんは、今日はお母様を出来る限り心にとめていた

だいて、大事にして差し上げて下さい。

去年も母の日に書きましたが、だんだん母のことが遠くなっていきます。
満中陰のときに、母の思い出を書いた随筆を再掲載して、母を偲びたいと思います。

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「母と回転焼き」

10月に母が亡くなり、もう満中陰を迎えます。本当に早いものです。
 
母は今年1月に危篤になり、医者からも余命一週間と宣告されましたが、その後、入院治療加療のおかげで、一時期は車イスに乗って病院の食堂で食事が出来るくらいまで回復しました。闘病生活9ヶ月。その間は、今まで、あまり母のことに気をかけなかった息子にとって、母を病室に見舞うことで、親孝行のまねごとをさせてもらった貴重な時間でした。

少し元気になった頃、何が食べたいってきくと、「回転焼き、買ってきてんか」と言いました。それから、病院に行くときは、病院近くにあるカドヤさんという回転焼き屋さんで、回転焼きを買って持参するようになりました。あまりたくさんは食べられないので、毎回、一個だけを注文しましたが、いつ行っても、カドヤさんは面倒がらずに、快く、一個の回転焼きを売っていただきました。母が美味しそうに食べていたことが今でも思い出されます。

お葬式の朝、ふと、回転焼きのことを思い出しました。棺にいれてあげようと思い、カドヤさんに寄りました。普段は一個しか頼まなかったのですが、その日は母が好きだった三つの味の回転焼きを三つ全部注文しました。いつも一種類の一個しか頼まないので、いぶかしく思われたのか、「今日は三つなのですね?」とお店の方に声をかけられました。「はい‥、母が好きだったので、いつも買わせていただいていました。その母が亡くなり、今日はお葬式なので、いっぱい食べさせてやろうと思って‥」というと、「お金はいらんから」と言われて、温かい三つの回転焼きを渡していただきました。その優しさに、思わず涙が出ました。

母のことばかりを思ってはいられませんが、でも、カドヤさんの前を通るたびに、美味しそうに回転焼きをほおばっていた母の顔が思い出されて、心がちくり、とします。母の思い出が嬉しくなる、カドヤさんの親切に今でも感謝です。

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