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富士山の世界文化遺産登録

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昨日、富士山の世界文化遺産登録がICOMOSによって諮問された。

私は2008年以来、数度にわたって、静岡県や山梨県の世界遺産推進のための国際シンポや講演会に関わり、いくつかの持論を展開してきた。私が「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された吉野大峯の登録推進を提言したというご縁で、ICOMOSの先生方とも親しくした関係もあり、富士山に呼ばれることとなった。

その一部を紹介する。

・静岡県富士市  2008年11月
「吉野大峯はここ20年くらいで環境が急速に壊れてきた。
世界遺産は自然と文化を保護・保全するもの。
ここは世界遺産になる価値があると思ったし、
もしならなくても環境がいい方へいけばいいと活動を始めた。
日本の多くの世界遺産は主体者がいないが、
ぜひ富士山は、浅間神社の関係者や地元の人、役所の人たちが
イコモスがいう「カストーディアン(第1の門番)」となってほしい。
世界遺産の登録は保護・保全のスタート。
明治以前の日本人が持っていた霊性、感覚を
取り戻すような感覚を取り戻すような活動をしてほしい」

・山梨県富士吉田市 2009年2月
「富士山は江戸時代まで信仰の対象の山だった。それが明治の廃仏毀釈で壊され、“観光の山”としての歴史を歩んでしまった。世界遺産を目指すことは、ゴールではなく、保護のためのスタートだという意識で取り組んでもらいたい。そのためには、富士山の聖地性を自覚することが大事だ」
この講演は山梨日日新聞2009年2月24日掲載記事で、より詳しく載せて頂いています。
→ http://www.fujisan-net.jp/SEKAIISAN/20090224_02.html

・・・まあ、私の力がいかほどの、役に立ったかどうか、定かではないが、霊山としての富士山の環境保全に、世界遺産登録がきっかけとなることを期待したい。本登録決定は6月だが、ICOMOSの諮問は大きな権限を持っているので、ほぼ決まったも同然といえるでしょう。

なお抜粋の文は私の講演を聴いて、ブログにアップして頂いた方の文章を拾いました。

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