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山人の自薦書籍⑯:『修験道大結集』

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シリーズ「山人の自薦書籍⑯」・・・いろんなお陰様で、私は自著以外でもたくさんの関連書籍を出していただいています。

今日は第16弾です。
『修験道大結集』金峯山寺 監修・出版社: 白馬社 (2006/6/30) 

http://www.amazon.co.jp/dp/4938651599

世界が注目した日本仏教史上初の「修験道大結集」の全貌をおさめた記録集。

・・・というと大げさですが、巻頭に梅原猛氏の文章を転記させていただいて(ご本人には私がお願いして快諾を得ました)、正木晃氏の鋭い提言を収録しています。

平成11年頃から提唱しはじめた「修験道ルネッサンス」のひとつの形が具現したものともいえます。世界文化遺産に紀伊山地の霊場と参詣道として吉野大峯が登録されたことの慶讃事業として執行した「ユネスコ憲章賛同事業・修験道大結集平和の祈りの大護摩供」の記録集です。金峯山寺監修となっていますが、実質、私の思いだけで、企画編集した渾身の一冊です。

私の編集後記を以下、転記します。

****************

「あとがき」」

ようやく「修験道大結集」の記録集が上梓の運びとなりました。

本編制作は私にとってここ十年ちかいさまざまな活動の集大成でもあり、思い入れの大きい仕事でありました。

思えば、はじまりは役行者千三百年大遠忌事業でした。平成七年頃から本格的な準備が始まり、聖護院・醍醐寺という本・当両山と、金峯山寺合同による「修験三本山合同事業」が、役行者特別展覧会や三本山合同大法要など、かつてない共同と連帯の成果を生み、平成十二年執行の千三百年忌は役行者ルネッサンスに相応しい一年となりました。そしてその潮流は聖地「吉野大峯」のユネスコ世界遺産登録活動を生み、平成十六年七月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として正式に登録されたのです。まさに修験道が世界遺産になったわけであり、修験道ルネッサンスを感じさせる、壮挙でありました。

その修験道ルネッサンスを具現化し、世に問う事業として執行したのが、本誌で記録した「ユネスコ憲章賛同事業・修験道大結集平和の祈りの大護摩供」であります。幸い全国各地の伝統修験教団の協力が得られ、二十三会・十七寺院の大護摩供厳修が世界遺産・金峯山寺蔵王堂宝前で行われました。また結願法要では平和のメッセージに託して、修験者からの平和への祈りが世界に発信されたのです。

末尾ながら本編制作に当たり、「修験道が世界遺産なった」という趣旨そのものの玉稿転載を快諾いただいた梅原猛先生、及び修験道の大応援団を自認して憚らない正木晃先生のお力添えに、心より感謝申し上げます。

また出仕の各寺院教団のみなさま、行者のみなさま、さまざまなご支援をいただいた(社)日本ユネスコ協会連盟、NHK、毎日新聞社、大阪市立美術館、金峯山寺世界遺産奉賛企業各位などなど、数え切れぬご芳情とご協力に厚く厚く御礼を申し上げます。併せて結願法要成満以来、何度も何度も企画を練り直し、その都度ご苦労をおかけした白馬社西村孝文社長に深く感謝の意を表し、編集のご挨拶といたします。

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頑張っていたなあと、自画自賛(^_^;)

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