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今年は世界遺産登録10周年記念で東奔西走?

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1月11日に三重県立図書館主催で行われた世界遺産登録10周年記念シンポ。・・・その 写真が届きました。私の隣は熊野本宮大社のクッキー宮司です(^_^)v

今年は「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産関連のシンポや講演会がたくさんあります。

明日は東京の内幸町にある日本記者クラブで、世界遺産の講演をします。

だいたい毎月コンスタンスに1回ずつくらいの、割合で1年間、シンポや講演会が入っています。

いろんなところで、盛り上げるお手伝いを果たしたいと思っています。まあ、登録前から頑張ってきた、思い入れの大きい世界遺産登録ですからね。

南都和唱会。。

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今夜は、奈良駅前・近鉄ビル内のクラブツーリズムで開催された今年最初の南都和唱会に出席した。

この、南都和唱会に参加させていただくようになって、足かけ15年以上になるかもしれない・・・そして、今回、つくづく星霜を感じた。

少し会の雰囲気もかわってきたのは、時代なのだと思う。今回は特にエージェント主催ということもあったかもしれない。主催団体でその都度いろんな色が出るのがこの会の良さだったとも思うのだが・・・。

ただ実際南都からの参加がほとんどない。今回は南都7大寺では西大寺さんだけだった。最近とみに減っていたが、奈良市内での会でここまで南都のお寺がきていないのは、それなりの意味があるのだと、つくづくと感じ、・・・もちろん、私は南都の僧侶ではないのだが、そろそろ、もうこの会はいいのかなあと思った。

紹介して頂いた奈良交通の北田社長や三輪そうめんの山本社長など、たくさんの人にお世話になって、金峯山寺でも開催をさせていただいたことがあったし、いろんな人と交わり、社交として、学ぶことも多かった。

いろんな出会いに、深く感謝している。

でも、やっぱ、なんか違うなあと思った、今回だった。

今ふたたびの奈良・吉野へ・・・・

今ふたたびの奈良・吉野へ・・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=L3muEWk8brg...

↑ 2年前の、JR東海のテレビコマーシャルです。
この年は実は東京スカイツリーの営業開始時期と、東海さんのCMが重なって、
実は関西ではほとんど流れていません。関東では抜群の話題となったのに。

まだご覧になっていない方は是非。

今年は3月29日から6月8日まで、蔵王堂秘仏御本尊金剛蔵王権現さまの
ご開帳が行われます。

ご存じのように、今年は世界遺産登録10周年を迎えます。

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「吉野スタイル」に登場!!

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おまたせしました・・・って誰も待っていないでしょうが(^_^;) へへ・・。

吉野の地域情報を発信している「吉野スタイル/吉野な人50人・・・今日のヨシノさん」に出ました。

少し前の取材でしたが、うまくまとめていただいています。

http://yoshinostyle.jp/contents/hibinokoto/2014/01/27/tanakaritensan/

よろしければご覧下さい。

顔は笑っているやら泣いているやらわからんような、ややこし、ちょいと恥ずかしい写真ですが。。

『霊峰富士の力 日本人がFUJISANの虜になる理由 』

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『霊峰富士の力 日本人がFUJISANの虜になる理由 』(講談社プラスアルファ新書) [新書] 加門 七海 (著)

→ http://www.amazon.co.jp/dp/4062728362/ref=cm_sw_r_fa_dp_X324sb0B0BSZ8

『うわさの人物』(集英社刊)という本でインタビュー取材を受けて以来、親交が続いている加門七海先生から、新刊本が送られてきた本である。

書き出しのところで、「ご来光は山頂からは拝めない」という話にうなづいた。3年前に金峯山寺で富士山登拝をしたときに素晴らしいご来光を拝んだが、やはりそこは山頂ではなく、九号目手前あたりだったことを思い出す。

富士山に興味のある方は、是非!!

***ちなみに下の写真はそのときの、富士山からのご来光です。

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金峯山寺は大忙し!

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今日は一日、金峯山寺は大忙しです。

午後から本山では修験講習会。・・・これは私の担当。

大阪ではあべのハルカスのジュンク堂で、絵本「鬼と行者さま」の発売記念イベント。
鬼と行者が鬼踊りを披露し、執行長が法話。そして作画の松田先生のサイン会が開かれます。 →https://www.facebook.com/KominikePublication

お近くの方はお子様連れでどうぞ・・・。


夕方の奈良公園では若草山の山焼きに、法螺師隊が松明行列の先導役で出仕。

行かれる方は法螺師に注目してください。

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ともかく今日は・・・ 三班に別れて、大活躍です。

予告!!新しい朱印帳が出来ます!

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予告!!新しい朱印帳が出来ます。
ひとつは、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に関わる紀伊山地三霊場会議が作成した登録10周年慶讃「世界遺産朱印帳」・・・杉の古木の板で作った素晴らしいモノです。定価は1500円・・・熊野三山ではすでに置いていますが、金峯山寺は納品がまだ来ていません。

もう一つは「吉野・天川・十津川連帯観光協議会」制作の、これも世界遺産登録10周年慶讃事業で進められています。定価や販売時期はまだ未定。1000円くらいかなあ・・・・。...

金峯山寺の絵本シリーズ「蛙飛び」の原画から表紙は取られています。中味は普通ものですが、ユニークな表紙の朱印帳です。

販売が始まれば、また詳しく報告します!!

「吉野の桜と蔵王権現」

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大和ハウスさんが吉野の桜保護の運動にお手助けをいただいている。サクラエイド活動である。その一環として昨年末に「さくら」と題すすカラー写真満載の小誌が出た。窪塚さんや江森さんたちの写真に混じって、私の記事も載っている。以下、拙文だが、紹介したい。

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「吉野の桜と蔵王権現」               金峯山寺 田中利典...

日本各地に桜の名所は数多くありますが、その筆頭はやはり吉野山でしょう。その吉野山の桜は、決して、観光地や名所地にしようとして植えられたものではありません。すべて金峯山寺の御本尊蔵王権現様に献木されたお供えの「生きた花」なのです。

千三百年の昔、我が国固有の民俗宗教・修験道の開祖とされる役行者が、金峯山上で一千日の修行をされた末、蔵王権現という修験道独特の御本尊を祈り出されました。そしてそのお姿を山桜の木に刻んでお祀りされたのが金峯山寺の始まりであり、以来、山桜は蔵王権現のご神木とされました。役行者は「桜は蔵王権現の神木だから切ってはならぬ」と里人に諭されたといわれ、吉野山では「桜は枯枝さえも焚火にすると罰があたる」といって、大切に大切にされてきました。江戸時代には「桜一本首一つ、枝一本指一つ」といわれるほどに、厳しく伐採が戒められたのです。

桜とはそもそも神聖な木で、古来より、霊を鎮める霊力があると信じられてきました。サクラという言葉は、「サ+クラ」に分解できます。サは、五月(サツキ)のサ、早苗(サナエ)のサと同じで、稲を実らせる穀物の霊です。クラは、盤座(イワクラ)のクラで、神が降りてくる場所という意味をもちます。したがって、サクラ全体では、「稲の穀霊が降りてくる花」ということになります。日本人にとって満開の桜は、稲の霊の依代でもあるのです。

ところで、今、日本にある桜の名所の大半は、もともと各地に自生していた桜ではなく、明治初期に品種改良によって誕生した「ソメイヨシノ」です。人が楽しむために植えられた桜なのです。

しかし吉野の桜は蔵王権現のご神木であり、神仏に供えられたものとして一千年以上にわたって守り伝えられてきました。蔵王権現の聖地を荘厳する桜なのです。

現代社会に生きる私たちは、なにかというと、人間を中心した生活を送りがちです。自分の都合のみを優先させる時代といえます。しかし古来からの日本人の営みは、自然と共に生き、自然の恩恵と脅威の中で暮らしてきました。決して人間中心ではなく、自然と共生し、共死してきたのです。だからこそ、自然の中に宿る神を祀り、仏を尊んできたのでした。いわゆる大自然と共に生きてきた日本人の心が、桜をご神木と敬い、権現への信仰の象徴を生んだといえるでしょう。

吉野の桜は、今、危機的な状況を迎えつつあります。その吉野の桜を守ることは、花を穀霊の依代としたように、自然の中に神を見、仏を感じてきた日本人の心そのものを守る営みに繋がることと確信をしています。

*********************

いろんなところで、桜の話はしているが、私の思い込みの部分も大きい。しかし、怖れず話をしていきたいと思っている。

保護活動はまだまだ道半ばである。

久しぶりの原稿書きに悪戦苦闘(^_^;)

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昨日一日、部屋に籠もって、原稿書きに精を出した。

今朝、なんとか、とりあえず、指定枚数の原稿用紙13枚分は書き終えた。まあ、最終の締め切りはまだ少し先なので、しばらく寝かせて、熟成させます。

でも、今回も自分の才能のなさを思い知らされたなあ(@_@)

大体、原稿を依頼されると断ることを知らない。どんなものでも受けてしまう癖がある。才能はないから、書き終えて、よく考えると、原稿を書いたというより、恥をかいたと言う方が正しいのだが・・・。

懲りない性格である。そして、今回も悪戦苦闘だった。

ちなみに今回の原稿は4月8日に開幕する大阪市立美術館:世界遺産登録10周年記念展覧会「山の神仏展」の図録用のもの。

展覧会の内容や、4月19日の東大寺別当vs高野山座主の関連シンポなどの告知は以下にあります。

http://www.osaka-art-museum.jp/・・・/deities-of-the-mountains/

是非展覧会にはおいで下さい。出来たら図録もお買い求めいただくと、拙文に出会えます。(^_^)v

悪戦苦闘中・・・(>_<)

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今日は一日部屋に籠もって、今年4月からはじまる世界遺産登録10周年記念特別展覧会「山の神仏」展の図録用の原稿書きをしようと決めて、頑張っているけど、お昼前にして、まだ一行も一文字も書けていない。(>_<)

・・・っていうか、ブログとか、こんな暇なことやっているから進まないのだけれど。。

...
ちなみに写真は世界遺産登録記念展覧会「祈りの道」展のときの図録です。
この時も拙稿を載せていただいたのですが、同じことを書くわけにはいかないし・・・。

今回はかなり悪戦苦闘しています

弘法大師の道シンポジュウム、申し込み・・・

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2月26日グランフロント大阪で開催する「弘法大師の道シンポジュウム」の申し込み方法や詳細がアップされました。

以下です。

http://www.pref.nara.jp/item/113552.htm#moduleid17288...

夕方6時半からですんで、仕事帰りでも間に合いますよ。
是非興味のある方はお出ましください。

弘法大師の道シンポジュウム 2014

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まったく告知がされていない2月26日の弘法大師の道シンポジュウムのチラシがようやく出来ました。

会場は大阪の梅田グランフロント大阪ナレッジキャピタルです。
定員は180名。無料です。

講師は私と、高野山大学名誉教授村上保壽先生と、トレイルランナーの横山峰弘さんです。詳しくはチラシをご参照ください。

めちゃめちゃアバウトなテーマですが、空海と修験道とトレランに興味のある方は是非。

詳細は以下のチラシ参照。。

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映画「永遠の0」

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永遠の0を映画館でみました。

原作を読んで感動したので、映画は見ないようにしようと思っていましたが、けっこう両方見た人から、映画は映画でいいよっていうコメントが多かったので、見ました。

確かに映像も素晴らしいし、いい映画だと思います。

もちろん原作を越えているとは思えませんが、非常にまとめがいいので、違和感はありませんでした。

それと零戦の戦闘映画としてはピカイチかもしれません。最新の技術も存分に活かされていましたね。

お勧め度 83点かな。

同じオカダくんの主演である「軍師カンベイ」のキャスティングが25点に比べてキャスティングがほぼ90点。オカダ君の演技も光っていました。
ひらパーにいさんはいいねえ。(^_^)v

紀伊山地の霊場と参詣道10周年サイト・・・私も出ています!!

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今年は紀伊山地の霊場と参詣道の世界文化遺産登録10周年です。

その公式サイトが開設されました。

その中、奈良県・吉野大峯の分野は私がお話をしています。・・・「まつわる観」のビデオです。よろしければご覧下さい。

結構、恥ずかしいですが、折角ですから・・・拡散希望!!

サイトは以下。

http://www.kiisan.jp/

世界遺産登録10周年の誓い

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今年の仏教タイムス新年号に寄稿した「年頭所感」です。もう8年くらい連続で掲載していただいていますが、今年はいつもの挑戦的なものではなく、「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録10周年を取り上げました。

****************

「世界遺産登録10周年の誓い」 金峯山修験本宗宗務総長 田中利典...


新年明けましておめでとうございます。

平成二十六年は奈良、和歌山、三重の三県にまたがるユネスコ世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録十周年を迎えます。この「紀伊山地の霊場と参詣道」の内、吉野・大峯と大峯奥駈道の世界遺産登録に私は冒頭から関わってきました。

私が登録運動を始めたのは平成十二年の春でした。私は「登録はゴールではなくスタートにしたい」と最初の段階から思っていました。幸い手を挙げて、四年足らず、平成十六年には見事、登録が実現します。そこで登録後にすぐに、金峯山寺や聖護院・醍醐寺・大峯山寺など世界遺産大峯奥駈道に関連する修験寺院や、道を管轄する奈良県・吉野町など関係市町村、それから環境省などとともに、奥駈道の保全に関わる「世界遺産吉野・大峯地域連絡協議会」を発足させ、また登録五周年の平成二十一年には、高野山や熊野三山など登録寺社による保全のための連絡協議会「紀伊山地三霊場会議」(総裁・松長有慶金剛峯寺座主)を立ち上げて、登録を単なる世界遺産観光誘客に終わらせるのではなく、保護保全の活動に繋げるよう心掛けてきました。世界遺産を守るカストーディアン(第一の門番)としての役割を目指し、登録によって環境が荒らされることのないよう取り組んできた十年でした。

日本には現在十七の世界遺産がありますが、この「紀伊山地の霊場と参詣道」は特殊な遺産と言えます。紀伊半島という深い自然の中に、日本人の精神文化の基盤ともいえる、神仏習合の信仰が残されています。豊かな自然があるだけではなく、人々が金峯山寺や高野山、熊野本宮大社などのお堂やお社、そして那智の滝や大峰山脈など自然そのものを千年単位で祈り込んできた歴史があるのです。

登録十周年を期に、更に保護保全の活動を継続発展させて行きたいと、年頭に当たって思うものであります。   合掌

***********

お読みいただいて有り難うございます。

今年はそんなわけで世界遺産登録10周年の記念事業がたくさん予定されております。

私が関わっていてすでに告知されているイベントは以下。

・平成26年1月11日
 三重県立図書館 フォーラム2014「紀伊山地の世界遺産を考える」
 詳細は以下 
 http://www.library.pref.mie.lg.jp/app/details/index.asp?cd=2013110075

・平成26年4月8日(火)~6月1日(日)
 大阪市立美術館 「山の神仏(かみほとけ)ー吉野・熊野・高野 」展覧会
 詳細は以下
 http://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/deities-of-the-mountains/
もっと見る

青蓮院さまにご弔問

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今日は夕方に青蓮院さまへ、弔問に行ってきました。息子が一年間になっているわけで、ともかくお悔やみを・・・ということでお尋ねしたところ、執事長さまに、前門さまの枕元までご案内いただき、門主さまとともに、お経もお唱えさせていただきました。

ご存じのように元旦に遷化された前門猊下は、昭和天皇の皇后さま実の弟君。現天皇陛下の叔父になられ、皇族の久邇宮邦彦(くにのみや・くによし)氏の三男としてお生まれになったやんごとなき方。

正直、前門さまを前にして、とてもとても緊張しながら、念仏をお唱えさせていただきました。

明日がお通夜、明後日が密葬。密葬にも参列させていただこうと思っています。

金峯山寺の絵本シリーズ第三弾「鬼と行者さま」

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新年明けましておめでとうございます。

今年最初のブログ更新です。

年末に、金峯山寺の絵本シリーズ第三弾「鬼と行者さま」が上梓されました。 帯の推薦文は茂木健一郎先生に書いて頂きました。

まだご存じない方は是非、ご購入ください。

また、この絵本シリーズの後書きは全部、私が書いています。
この「鬼と行者さま」も書きました。以下、よろしければ、参照ください。...

********************

「あとがき」

鬼にもいろんな鬼があります。辞書によれば、鬼には「恐るべき他界者の意義を中心に、(一)異形醜悪、(二)超人超能力者、(三)邪神、(四)亡者、(五)異族など」(『日本大百科全書』引用)があるといいます。一般には災いをもたらす悪い鬼ばかりを想像しますが、秋田のナマハゲや岩手のスネカのように、時には幸福をもたらす類の、善い鬼もあるのだそうです。

ところで金峯山寺の鬼はどんな鬼か?というと、ご開祖の役行者に調伏され、後に、役行者の侍者として付き従った、夫婦の鬼です。名前は前鬼・後鬼といいます。その鬼夫婦が、役行者の弟子となった由来の説話を今回は絵本にしました。

さて、前作の『蛙とび』では、金峯山寺の伝統行事「蓮華会・蛙飛び行事」の中に出る大青蛙の話を絵本にしましたが、蓮華会に登場する大青蛙の着ぐるみと同じように、もう一つの伝統行事「節分会・鬼火の祭典」では、赤・青(ホントは緑色)・黒の、三色の鬼の着ぐるみが活躍します。考えてみれば金峯山寺は、着ぐるみのよく出てくるお寺です。

この行事の最初、鬼達は堂内狭しと暴れ回り、クライマックスでは、着ぐるみの鬼達に「福は内、鬼も内~」と豆が撒かれ、鬼は降参して平身低頭します。「福は内、鬼も内~」が金峯山寺独特の豆まきなのです。その由来は今回の絵本の主題である、役行者が夫婦の鬼を法力で懲らしめ諭し、改心させた後、弟子としたという説話がもとになっています。

節分の日、全国各地で「鬼は外~」と追いやられた可哀相な鬼達を、「鬼も内~」と蔵王堂に集め、役行者の慈悲で救うというモチーフで、行事は進行するのです。役行者は単に、人の子どもをさらう悪い鬼を懲らしめただけではなく、慈悲を以て弟子とし、そばに置いて、善い鬼となさしめました。ここに役行者の素晴らしさがあります。

前2作同様に作画松田大児さんの柔らかい絵で、そこのところがうまく読者に伝わればと念じてやみません。

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本はコミニケ出版から出ています。全国発売です。

詳しくは http://www.amazon.co.jp/dp/4903841103/ref=cm_sw_r_fa_dp_q20Xsb088QWXY

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