« 本日の毎日新聞特集記事・「山の神仏」展に登場してます。 | トップページ | 「山の神仏ー吉野熊野高野」特別展ご法楽法要 »

「山の神仏展」に行こう!

ちょっと「山の神仏」展の紹介随筆を書いてみました。 よろしければ読んで下さい。まだ今年のゴールデンウィークの予定に暇がある方は是非おいで下さい。

**************************

201404161117440001

「山の神仏展」に行こう!

「紀伊山地の霊場と参詣道」のユネスコ世界文化遺産登録10周年記念展覧会として特別展「山の神仏ー吉野・熊野・高野」が現在、大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町)で絶賛開幕中である。金峯山寺からも初出陳となる蔵王堂所蔵の蔵王権現立像をはじめ、骨仏釈迦如来像、聖徳太子像、千手千眼観音画像、吉野曼荼羅など、たくさんの宝物や諸尊像が展覧されている。ぜひ、ご開帳の帰山に併せて、展覧会場にも足を運んでいただきたい。

この展覧会、大きな意味があると私は思っている。明治初年の神仏分離、そしてそれに続く修験道廃止の施策は、すでに多くの機会で述べてきたが、近代化以前に持ち得た、日本人の精神文化の基層を変容させた。その災いは日本人の道徳の崩壊という状況さえを生みつつある(この説は梅原猛氏の「神は二度死んだ」(講談社刊『戦争と仏教』に詳しい)。しかしながら、それでもなお現代社会に日本人の精神文化の源流の心をとどめ、守り抜いてきた聖地があった。それがわが吉野大峯であり、また「紀伊山地の霊場と参詣道」として同時に世界遺産登録された高野、熊野の霊場でもある。

今回の「山の神仏展」開催の意義は、これら三霊場の宝物展覧を通じて、世界遺産・紀伊山地の深い大自然の中で千年以上にわたり、神と仏を分け隔て無く尊んできた、日本人の心の原型としての多様性、精神性に、直に触れていただくことにある。 金峯山寺をはじめ、素晴らしい吉野大峯の遺宝が展覧されている。高野、熊野の神々や遺宝も素晴らしい。とりわけ熊野速玉大社からお出ましいただいている速玉大神ご神像には強く心を打たれる。そのほか、枚挙に暇がないが、現地にお参りしても実際には拝ませていただけない秀逸なたくさんの尊像やご神体群が展覧の機会を得ている。聖なるモノを聖なるものとして尊んできた日本人の心性を思い出せる時間と空間がそこには広がっていて本当に有り難い。

今年は日程が不揃いで、ちょっとしょぼいゴールデンウィーク。近場の参観が流行りらしい。ならば関西近辺の方はなぜひぜひの観覧をお勧めする次第。会期は六月一日までである。まだの方はお急ぎあれ。

*********************

5日は私も行きます。

出展中の吉野熊野高野の諸尊をご供養する法要に出かけます。11時と14時です。時間がある方はぜひ。

« 本日の毎日新聞特集記事・「山の神仏」展に登場してます。 | トップページ | 「山の神仏ー吉野熊野高野」特別展ご法楽法要 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 本日の毎日新聞特集記事・「山の神仏」展に登場してます。 | トップページ | 「山の神仏ー吉野熊野高野」特別展ご法楽法要 »

本・著作

最近のトラックバック

Twitter

  • Follow me
  • Twitter
    TwitterPowered by 119
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ