『修験道入門』刊行記念講座、東京と大阪で開催
拙著『修験道入門』刊行記念講座を東京と大阪の朝日カルチャーセンターで開催します・・・。よろしければぜひご参加下さい。
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★朝日カルチャーセンター中之島教室講座
『体を使って心をおさめる 修験道入門』出版記念講座
「修験道のすすめ」
○講師 金峯山寺修験本宗宗務総長 田中利典
○講座内容
日本人は古来よりハレとケを行き来して生きてきました。ケとは終わらない日常のこと。日常の生活をずっと続けて行くと、だんだん気が衰え弱ってくる。そして、弱ってくると病気になる…それをケガレと日本人は考えました。そこで、気を元に戻す。戻るのを元気というのです。この、元に戻す行為をハレといいます。つまり、ハレとは非日常であり、日常を離れて聖なるものに触れることなのです。しかし、ものが豊かになった現代社会では、毎日がハレのような贅沢な生活になり、非日常なハレをなかなか意識できません。この現代で、なにがハレの装置になり得るか。そこで修験道の山修行なのです。山に入り、汗をかきかき山歩きすることは非日常であり、日本人にとって山は神仏のおわす聖なる世界にふれることです。ですから、修験道の修行は、ハレが失われた現代社会の中で、ハレの装置としての機能を果たすことができる、とてもモダンなものであると私は思っています。こんな時代だからこそ、修験道の山修行が求められる大きな意味があるのです。「修験道入門」は現代人への修験道のすすめでもあります。今回出版する新書をもとにお話ししたいと思います。
○日時 6/21 土曜 15:30-17:00
*申し込み詳細は↓
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=246444&userflg=0
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★朝日カルチャーセンター新宿教室講座
『修験道入門』刊行記念
「今、修験道を考える-人は何を信じるのか」
○講師 金峯山修験本宗宗務総長 田中利典
宗教人類学者 植島啓司
○講座内容
一般に山岳宗教とか修験道とかいわれても、なんだかあまりピンとこない方が多いのではないかと思います。思い切って単純化していうと、それは何でもかんでも拝んじゃうという日本人の心性ともっとも深いところでつながっている宗教ではないかと思います。「おまじないは宗教じゃない」とか「仏教に神など存在しない」とか理屈を言う人はいますが、今回は『人はいったい何を信じて生きるのか』という原点に立ち戻って二人で考えてみたいと思います。 (植島氏・記)
○日時 7/12 土曜 16:00-17:30
*申し込み詳細は↓
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=251814&userflg=0
追伸 両講座とも、終わって、サイン会も予定しています(^_^)v
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