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「急告!弘法大師の道トークセッション参加車募集」

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「急告!弘法大師の道トークセッション参加車募集」

今年5月に開闢再興した吉野と高野を結ぶ「弘法大師・吉野ー高野開創の道」トークセッションを9月19日夕方、東京有楽町の東京フォーラムで開催することになり、私も出演する。

トークのお相手は高野山大学名誉教授の村上先生。
 

もともとこの「弘法大師の道プロジェクト」の発端は、5年前にさかのぼる。私と同郷人で、金剛峯寺執行であった村上執行との出会いがはじまりだ。その年、那智勝浦町で開催された世界遺産シンポジウムで、たまたまパネリストとして村上先生とご一緒した。歳は10数年違うが、同じ京都府綾部市の出身だということで意気投合した私は、当時、村上執行が着手されていた、高野山開創の道調査の助勢を依頼されたのであった。
 
 
高野山開創の道とは、高野山を開かれた弘法大師空海が、最初、吉野から大峯に入り、高野の地に至られたという伝説の道である。

 
『性霊集』など弘法大師に関わる幾つかの文書に「空海、少年の日、吉野から南に一日、西に二日行きて、幽玄の地に至る。名付けて高野という」と記されるが、その高野へと導かれた道を探そうというのが開創の道の企画であった。高野山から天辻峠までの和歌山県側は調査を終えたが、そこから先は奈良県側なので、「お前、手伝え」と同郷の大先輩から命じられた。

そこで私は、即座に奈良県庁の友人に連絡をして、奈良県挙げての事業として取り組んでもらうこととしたのである。

あれから5年。何度かの調査踏破を重ねて、ようやくこの5月に、吉野ー高野を結ぶ弘法大師高野開創の道を再興するところとなったのであった。

吉野と高野の聖地を結ぶ道は来年に開創1200年を迎える高野山の慶祝プロジェクトであるとともに、平成の御代に新たな意味をもって、吉野と高野の聖地同士を繋ぐ壮大な事業となった。それは世界遺産登録十周年を迎えた「紀伊山地の霊場と参詣道」の内、唯一繋がってなかった吉野と高野の間を結ぶことで紀伊山地の世界遺産霊場全体を一体化することでもある。

そういった意義や今後のこの道の可能性について、私と村上さんで熱く、東京の人たちに語りかけるというトークセッション。入場無料なので、近隣の方は是非おいで頂きたい。定員になり次第、クローズするんで、お急ぎください。来週月曜日から、申し込みは受付ている・・・はずです。詳細は以下。

  **************

□弘法大師の道トークセッション
「空海はそのとき、なにを考えたか~吉野から南に1日、西へ二日」

日 時 2014年9月19日(金)
    18:30開演(18:00開場)〜 20:00頃まで
会 場 東京国際フォーラム ガラス棟7階 G701
    (東京都千代田区丸の内3丁目5番1号)
入場料 無 料
主 催 奈良県
事前申込み 必要(先着順)定 員100名

(申し込み方法)
・ハガキまたはFAX
 必要事項(講演名・講演日・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・
 参加希望人数)を明記いただき、奈良県地域振興部南部東部振興課あてご送付ください。
・Eメール
 必要事項を明記いただき、次のアドレスまでお送りください。
 kobo@office.pref.nara.lg.jp
※聴講券等の発行はいたしません。定員に達し次第、お断りする場合のみご連絡いたします。
※申込後にキャンセルされる場合は事前にお知らせください。

○お問い合わせ先
  奈良県地域振興部南部東部振興課
  〒630-8501 奈良県奈良市登大路町30番地
  電話 0742-27-1515 / FAX 0742

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