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「ユネスコ世界文化遺産・紀伊山地の霊場と参詣道登録十周年」

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「ユネスコ世界文化遺産・紀伊山地の霊場と参詣道登録十周年」

私が登録運動を始めたのは平成12年の春でした。私は「登録はゴールではなくスタートにしたい」と最初の段階から思っていました。

幸い手を挙げて、4年足らず、平成16年には見事、登録が実現します。そこで登録後にすぐに、金峯山寺や聖護院・醍醐寺・大峯山寺など世界遺産大峯奥駈道に関連する修験寺院や、道を管轄する奈良県・吉野町など関係市町村、それから環境省などとともに、奥駈道の保全に関わる「世界遺産吉野・大峯地域連絡協議会」を発足させ、また登録5周年の平成21年には、高野山や熊野三山など登録寺社による保全のための連絡協議会「紀伊山地三霊場会議」(総裁・松長有慶金剛峯寺座主)を立ち上げて、登録を単なる世界遺産観光誘客に終わらせるのではなく、保護保全の活動に繋げるよう心掛けてきました。

世界遺産を守るカストーディアン(第一の門番)としての役割を目指し、登録によって環境が荒らされることのないよう取り組んできた10年でした。

日本には現在17の世界遺産がありますが、この「紀伊山地の霊場と参詣道」は特殊な遺産と言えます。紀伊半島という深い自然の中に、日本人の精神文化の基盤ともいえる、神仏習合の信仰が残されています。豊かな自然があるだけではなく、人々が金峯山寺や高野山、熊野本宮大社などのお堂やお社、そして那智の滝や大峰山脈など自然そのものを千年単位で祈り込んできた歴史があるのです。

登録10周年を期に、更に保護保全の活動を継続発展させて行きたいと、年頭に当たって思うものであります。     合掌

ー仏教タイムス2014年正月号掲載

**********

ここ10年くらい、ずっーーと仏教タイムスという仏教界業界紙に念頭記事を依頼され、書かせていただいてきた。転記したのは今年の分である。

この依頼をしてくれた担当記者が先月で、退職した。彼がいたから、書いてきたと言っても過言ではない。今日、ちょこっと彼とお別れ会をしようと思う。

ところで、今年は世界遺産登録10周年事業並びに修験道大結集10周年大護摩供(11/16午後2時厳修・・・)と、この11月はいろんな行事が目白押しの金峯山寺です。詳しくは・・・また、書きます。

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