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「蔵王権現の全国伝播!」

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先月末の御嶽山の噴火・・・たくさんの方がなくなり、まだ遺体が山中に残されたまま、積雪で捜索は中止となったとのこと。痛ましいことであります。

またしばらく前から蔵王山の噴火を示唆する兆候が現れているとか、報道されています。大変心配ですねえ。蔵王権現様のお力を念じたいと思います。

実は、あまり報道では伝えられていませんが、ご存じの方はご存じのように、御嶽山も蔵王山ももともと吉野の蔵王権現さまを勧請(おむかえ」して、その名を得るところとなりました。

拙著からそこのところを少しだけ、紹介します。

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「全国各地に吉野大峯、蔵王、金峯……」

たとえば、チャイナタウンというのは、世界各地にありますね。あるいは、ロサンゼルスにあるリトルトーキョーなども、その一画に日本の食文化や職場、娯楽施設などが再現された街です。適切なたとえであるかはわかりませんが、いわばそれらの聖地バージョンが、修験道の吉野・蔵王権現信仰といえると思います。吉野大峯修験の蔵王堂を本家本元として聖地を再現した修験道文化が日本全国に点在しています。

かつて人々のあこがれの聖地だった吉野大峯。そして修験道の霊山・金峯山。修験文化が定着した山地や連峰には、蔵王、大峯山、金峯(峰)山、吉野山などの名前が散見されます。また、もともとは金峯山のことを指していた「御嶽=みたけ・おんたけ」が、のちに各地の霊山の総称となっていき、さらに修験道の本尊である蔵王権現をまつる堂舎は、明治の神仏分離令のときに、御嶽神社、金峯(峰)神社、蔵王神社などと改称されました。

東京都青梅市にある武蔵御嶽神社も、権現信仰で栄えた歴史のある神社です。私も訪れましたが、地形的にも雰囲気が吉野山によく似ていると実感しました。武蔵野の地の吉野、そんな想いで霊山とされた歴史的背景を感じます。

ほかにも第二章で紹介したように、「金峰山」にしても、秋田、および山梨と長野の境、山口、熊本と、全国にいくつもあるのをはじめ、修験道隆盛の時代の名残りが各地の地名に現れています。

 ー拙著『体を使って心をおさめる 修験道入門 (集英社新書)』「第四章 修験道の聖地・吉野と桜」より

http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%93%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%BF%83%E3%82%92%E3%81%8A%E3%81%95%E3%82%81%E3%82%8B-%E4%BF%AE%E9%A8%93%E9%81%93%E5%85%A5%E9%96%80-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%88%A9%E5%85%B8/dp/4087207382

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