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「信」「行」「徳」 

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「信」「行」「徳」 
 ~田中利典著述集271124

護摩供を修する行者の心得は、「信」と「行」と「徳」にあります。

信とは信心決定(しんじんけつじょう)していることです。たとい決定していなくても、そのために真摯な努力や精進をたゆみなく続けていることです。

信心というのは「誠の心」であり、本尊(ほとけ)と自分とが一体になっていることです。行者にそうした心得があれば、本尊・行者・信者の三者一体となり、加持祈祷の願いが成就すると考えられています。

護摩には「外護摩」と「内護摩」があり、実際に供物を火中に投じて供養し、願望の成就を祈願するのが外護摩、蔵王権現の智慧の火により、自己の煩悩(この場合は護摩木や油、五穀などの供物が象徴する)を焼くと観念して拝むことを、「内護摩」と呼びます。

この「外護摩」と「内護摩」を繰り返していくことで、心が浄化されていきます。そして次第に、本来、自分の心にある菩提心(仏と同じ悟りの心)が開かれるのです。

私たちは日常生活を営む上でたくさんのゴミやホコリを出しますが、これを家の中に溜めておいては不潔ですし、ときには病気になってしまいます。それと同様に、心の中にも知らず知らずのうちにゴミが溜まるものです。

そのゴミとは、憎しみ、貪り、愚かさ等です。これが積もり積もって大きなゴミになると、それに応じた境遇、病気や事故などさまざまな災いを引き寄せてしまいます。ですから、たえずゴミやホコリをはらって清らかにしなければなりません。

護摩の秘法により、心の中を清めることで不幸を除き、幸いを招くわけです。

 ー拙著『体を使って心をおさめる 修験道入門 (集英社新書)』(2014,5刊)より
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*写真は私の今年の蔵王供修行での護摩。

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コメント

災いの中に病気は入れないで欲しいかも。。。。。
私は生まれてすぐ赤ちゃんの時から母のミルクが合わないから
始まってずーっと病気をしています。。。。

病気は老い(運命)だと思ってます。。。
四苦八苦とも言いますので。。。。

災いと言われると生まれてすぐ病気になった立場としては
苦しみます。。。

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