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「目を覚ます」

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「目を覚めます」

北海道からの帰りの飛行機で、青山繁晴さんの『ぼくらの祖国』(扶桑社新書)を読破した。読みながら、涙が出て仕方なかった。周囲の席に座った人に、気持ち悪がられるのではないかと心配するほど、泣きながら、読んだのである。

被災直後の東北、福島第一原発事故現場、東電の社員、吉田所長、南三陸の遠藤未希さん・三浦毅さん、沖縄本島白梅の塔のお話などなど・・・。とりわけ硫黄島の英霊たちの遺骨の件では涙があふれて仕方がなかった。青山さんも文中で書いているが、私も同様に、戦後70年を経て、硫黄島のことなどほとんど知らないまま、忘れ去って、生きて来た。いや、そのことをとても恥じる思いで一杯になった。

昨日から、朝の勤行のあと、南に向かって、冷たいお水をお供えし、硫黄島をはじめ、南方戦線で祖国のために命を亡くした英霊達に、感謝の念を捧げ、慰霊のお祈りを始めている。

『ぼくらの祖国』(扶桑社新書)は日本人なら絶対に読むべきである。いや、中学生の必読書に指定して、読ますべきとさえ思う。「祖国」という概念を教えてこなかった戦後日本の教育だからこそ、この本を通じて、目を覚ましてほしいと思う。

実は私が「祖国」に目が覚めたのは、チベットのラサの地に立ったときだった。ポタラ宮を訪れ、「祖国」を亡くした民族の悲哀をいやと言うほど味わった。自分の国を亡くした民族は、かくも悲惨な道を歩むのだと、漢族に土足で蹂躙されているダライラマ法王宮の現状に立ち尽くしたのであった。

遺骨収集の活動に、過去、それほど心が動かなかったが、それを本当に恥じている。戦後教育の災禍を身を以て、実感した『ぼくらの祖国』であった。

是非、まだ読んでない方は、手にして欲しい。

『ぼくらの祖国』

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%AE%E7%A5%96%E5%9B%BD-%E6%89%B6%E6%A1%91%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%9D%92%E5%B1%B1-%E7%B9%81%E6%99%B4/dp/4594073085/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1450314695&sr=8-1&keywords=%E3%80%8E%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%AE%E7%A5%96%E5%9B%BD%E3%80%8F%EF%BC%88%E6%89%B6%E6%A1%91%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8%EF%BC%89

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コメント

はい。読みます。

釈迦の言葉に
恨みは恨みを捨てると終わるとありますが、

恨みを捨てるなどとは言えないですよねぇ。。。。

なんで人間ってこんな事をするんでしょう。

平和の対義語は戦争。
戦争は平和だから起こるのでしょうか。

安倍さんは土下座されたとニュースで。

私はジョンレノンと同じで
国があるから戦争が起こると思います。。。。。。
何にも負けない強い志が欲しいです。。。。。。。

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