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「一神教に勝つために・・・」~田中利典著述集280110

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「一神教に勝つために・・・」~田中利典著述集280110

帰属する価値観をなくした民族は、滅亡へ道を歩みを始めている。今、日本人が滅亡しかかっているのは、帰属する立ち位置が自分たちでもわからなくなってしまっているから。DNAに埋め込まれている先祖からの知恵を、ちょっと思い出しましょうよ。そこにいったん帰属してから一神教の人たちのことを考えましょうよと。

一神教に勝つためには、一神教に近い原理を持たないとたぶん駄目だと思う。その原理は日本にはあると思う。日本の多神教は一神教の人たちが考える多神教ではないんだから。どの例を上げるのが適当かわからないけど、大日如来や天照大神にを集約させる基盤がここにはあることに気づいてほしい。

ヨーロッパでは、二〇〇一年の同時多発テロ以来、グローバリゼーションに対する息苦しさがあって、一九世紀以前に戻ろうという大きな流れが生まれているという。

平和の作り方は、みんながどこもかしこもチューリップ畑にしたきれいな世界を作るのではなくて、ブーゲンビリアもユリも桜も咲く、その土地の人たちがそこに根づいたきれいな花々を自慢して、認めあって共存することが、ほんとの意味での平和のあり方なんだ。熊野には凌駕されていないものが、まだ残っているということに気づくべきだと思う。

ー『熊野 神と仏』出版社: 原書房 (2009/9/24)より 

http://www.amazon.co.jp/%E7%86%8A%E9%87%8E-%E7%A5%9E%E3%81%A8%E4%BB%8F-%E6%A4%8D%E5%B3%B6%E5%95%93%E5%8F%B8-%E4%B9%9D%E9%AC%BC%E5%AE%B6%E9%9A%86-%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%88%A9%E5%85%B8/dp/4562045132/ref=la_B004LURGJ8_1_3?ie=UTF8&qid=1370821341&sr=1-3

************

本稿は6年前に出した盟友植島啓司先生(宗教人類学者)と熊野本宮大社九鬼家隆宮司との、共著からの一文です。掲載時に少し校正され、文言が変わったところはありますが・・・。

この本も一応3刷になっています。

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コメント

私は一般的な日本人かも。。。
さわらぬ神にたたりなしで
みんな拝んでおけばいいんじゃないのって。。。
知識がないのに否定するのはおかしいもん。。。

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