「世界平和のお祈り 2016.5.15」
今日は世界平和のお祈りにお招きをいただき、一緒にお祈りできましたことを深く感謝致します。素晴らしいお祈りでした。
私は3年ぶりの参加となりますが、昨年、縁あって、自坊の境内にピースポールを建立していただきました。数あるピースポールの中でも、自坊のものは世界にひとつのオリジナルで、「世界人類が平和でありますように」と書かれた面の反対面に、私たちのご本尊である蔵王権現様のご真言「おんばさらくしゃあらんじゃうんそわか」を記銘いただいております。
そのポールに向かって、毎朝の勤行の後、「世界人類が平和でありますように」と願い、役行者さまと蔵王権現様にお祈りをしております。
私は、犬や猫やライオンやトラなどの動物たちが決して行わない、人間だけが行うことに、人間としての生きる意味があるのではないかを思っています。
たとえば、子供を産み、他者の命を奪うことは人間以外の動物たちも行います。しかし、神や仏を敬い、お葬式をしたり、先祖供養をするというような行為は人間のみがするものであり、そこに人間としての正しい営みを感じます。私はついぞ、犬や猫やライオンやトラが、お葬式に行ったり、神や仏を拝む姿を見たことがありません。
そして人間のみがしうる最高の営みが、他者の幸せを祈り、世界の平和を祈ることだと思っています。本会の世界平和のお祈りの活動が、いよいよ全世界に広がり、人間として生まれて来た最高の営みを行うことの自覚が全ての人々に生まれることを念じてやみません。
最後にちょっとだけ、いい格好をさせていただきます。
私はたとえ明日、自分の命がなくなろうとも、今日、一輪の花を咲かせる種を撒く人間でありたいと思っています。そしてたとえ明日、全人類の滅亡が来ようとも、今日、世界の平和を祈り続ける人間でありたいと思います。
ありがとうございました。
田中利典。
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