「五輪症候群・・・」
「五輪症候群・・・」
今年の五輪はいつも以上にテレビの前に座っている。
水泳、体操の大活躍、サッカーは盛り上がらなかったけど、卓球にバトミントン、そして昨日からは女子レスリング。 もう寝る間がないというくらいの毎日である。
6.7月は出張が続いたが、お盆前からは自坊生活が続いているので、なまじっかテレビをみる時間があるのが、どうなんだろうとは思うが、生来のテレビっ子なので、ついつい見てしまう。
それにしても今回の日本チームは大活躍である。やはり次回の東京オリンピック開催が、大きな起爆剤となっているような気がする。
東京五輪はいまだに賛否両論があり、巨額な開催予算の裏側には既得権益をむさぼる日本の大きな闇の存在も見え隠れしていて、ホントに五輪開催など必要なのかと思うところもある。東北の復興やうち続く大災害の対応、さらには将来の首都防災などへの施策の方が優先されるべき現状であることは明白である。原発を含めて、エネルギー問題も緊急課題のはずである。まさに五輪祭りに狂騒している場合なのだろうかと危惧をしてやまない。
が、日本チームの活躍、個々の選手のがんばりをみていると、思わず涙腺を緩くして感動をしてしまうし、「よーし!次は自国開催だ!」と意気軒昂となっているのは私だけではあるまい。
「世間虚仮」と仏教では教えているが、虚仮とは知りつつ、目の前の感動に左右され、大事な物をしばし忘れるひとときをお許し願いたい。
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