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「菩薩の詩」

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「菩薩の詩」ー田中利典著述集281222

10月末からはじめた金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」で書いた駄文を折に触れて転記しています。

今回は3年前の文章。マザー・テレサの名言として知られる詩であるが、本当はマザー自身の作ではないらしい。でも、心に沁みる詩である。とりわけ、これを書いたときは本当にひどい目にあったときだったので、身に沁みて応えた詩だった。
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菩薩の教えは世界共通なのだ。そう思ったのはかの修道女マザーテレサが残したある言葉に出会ったときだった。キリスト教も仏教も修験道の、聖者の目指すところ、願うところは同じなんだと思ったのである。

その言葉を少々長いが以下引用する。

 人は不合理、非論理、 利己的です。
 気にすることなく、 人を愛しなさい。

 あなたが善を行うと、
 利己的な目的でそれ をしたと言われるで しょう。
 気にすることなく、 善を行いなさい。

 目的を達しようとす るとき、
 邪魔立てする人に出 会うでしょう。
 気にすることなく、 やり遂げなさい。

 善い行いをしても、
 おそらく次の日には 忘れられるでしょう
 気にすることなくし 善を行い続けなさい。

 あなたの正直さと誠 実さとが、
 あなたを傷つけるで しょう。
 気にすることなく
 正直で誠実であり続 けないさい。

 助けた相手から
 恩知らずの仕打ちを 受けるでしょう。
 気にすることなく助 け続けなさい。

 あなたの中の最良の ものを
 世に与え続けなさい。
 けり返されるかもし れません。

 気にすることなく、
 最良のものを与え続 けなさい。
 気にすることなく、
 最良のものを与え続 けなさい…。

実はこの言葉に出会ったとき、私は思わず泣いていた。マザーの慈悲に泣いたのである。菩薩の心に泣いたのである。人はときどきどうしても立ち止まらないといけないときがある。立ち止まって、菩薩の心を見つめ直してみるときがいるのだ。私はマザーの言葉に泣きながら、自分の中にある本当の菩薩の心を確かめさせていただいていた。

ー「金峯山時報平成25年5月号所収、蔵王清風」より

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今でも、いろいろ心に痛い言葉です・・・

*写真はマザー・テレサ。

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