小椋佳「歌談 老猿の会 コンサート」 2017
先日(7日)、京都のロームシアターで行われた小椋佳の「歌談 老猿の会 コンサート」に独りで行った。ひとりでコンサートに行くのは30年ほど前の、山崎ハコのコンサートと、10年ほど前に行った井上陽水のコンサート以来である。
さすがに歌い手の年齢を考えると、頷けるような世代の人ばかりで、私の少し上から少し下の年代ばかりであった。夫婦連れか、おばさんのペアが多かった。男の二人連れというのはほとんどなかった(笑)が、独りというのもいささか肩身が狭かった。
実は小椋佳のコンサートははじめてである。一度、蔵王堂で吉野JCが桜のシンフォニーとして小椋佳を招いたことがあって、そこで生の小椋さんに会ったが、もう30年以上前のことになろうか?いずれにしろ、73才を迎える小椋さん。胃がんを患って、すごくやせておられたのが遠目にもわかるほどだった。行けるときにいっておかないと、二度といけないかもと思って、一人で行ってきた。
歌は往年の「さらば青春」「俺たちの旅」「愛しき日々」ではじまり、最近の歌なども少し織り交ぜながら、「少しは私に愛を下さい」「泣かせて」など、涙が出るほど懐かしい歌が続いた。小椋さんの次男のお嫁さんという琵琶奏者坂田美子さんが琵琶を演奏しながら「花霞そして舞落ち葉」を歌い、またウクライナ出身のバンドゥーラ奏者ナターシャ・グジーが小椋さんの歌をカバーしたアルバム発売の話が紹介され、小椋さんの歌をバンドゥーラの弾き語りで1曲歌たわれた(題名はわすれちゃいました。有名な楽曲です。めまいだったかなあ‥)。
そのあと、たぶん小椋さんの最近のコンサートでは常設でやっておられるのであろう、朗読劇/歌綴りが行われた。劇中に何曲か懐かしい小椋さんの歌が入り、最後は「愛燦燦」で朗読劇の幕が閉じられえた。
その後、みんなが知っている歌に戻り、「夢芝居」「シクラメンのかほり」「山河」と続いた。ほかにも何曲か披露されたが、覚えられなかったので、セットリストまではあげられない。ともかく朗読劇だけでなく、曲間のおしゃべりが結構長くて、2時間にしては歌われた曲数はあまり多いとは言えないが、往年の曲が多くて、私的にはとても感激したコンサートだった。アンコールは知らない歌の3曲だったが(「次の街へ」「顧みて」「サヨナラ」かな)、とてもいい感じで終わったのでした。
まあともかく、一度もスタンディングも手拍子もない、飄々としたコンサートでした。題名のとおり、お客も老猿の世代。私もおだやかな音楽会の時間を堪能しました。
全国ツアーなので、このあとも各地を回られるそうですが、小椋佳世代の方にはおすすめです。
*曲名は順番も含めて、まちがっていたらごめんなさい。
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