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「権現様が好きだ!ー田中利典著述集290330」

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「権現様が好きだ!ー田中利典著述集290330」

過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。

今日の原稿は4年前のもの。実は今年のご開帳は明日から。今日は前夜祭です。

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「権現様が好きだ!」

「東大寺の大仏様はとても大きくて、とても素晴らしい。でも大仏様はお側に寄っても、その眼の先はいつも遠いところを見ておられる。それは大仏様が国家安穏、風雨順時という大きな願いで、この國全体を見守っておられるから」っていう法話をよくする。続きがある。

「それに比べて、蔵王権現様はその前に座ると、その座った人の心の中を見透かすように、カッと見開いた眼で、まるでのぞき込むように前屈みになって、私達に近づいておいでになる。大仏様も権現様もどちらも有り難いが、私は自分のことをじっーと見つめていただく権現様が大好きだ」とお話しする。

この三月末から、仁王門修理勧進の蔵王堂秘仏ご本尊のご開帳が始まっている。ご本尊の前に、額づくたびに、いつも、自分の心の中が見透かされているようで、有り難いし、怖いし、嬉しくなる。蔵王堂内陣には期間中、発露の間が設けられているが、まさに参拝者ひとりひとりが権現様に自分の心を発露する空間である。きっと座った誰もが、有り難くて、怖くて、嬉しくなっておられると確信している。

四月末からは、週末ごとの夜間拝観も始まる。夜の権現様はまたまた昼間とは違うお顔をお見せになり、大迫力となる。ご宝前の導師席に佇み、闇夜に響く梵唄声明の流れる中で、権現様のお顔を見上げると、時には涙が止まらなくなるときがある。あるいはすでに亡なった父や母に見守られているような温かい気持ちになる。前の猊下に教えられた「ご本尊に嫌われるなよ!」っいう言葉を権現様から直接頂戴したような気持ちになる時もある。

蔵王一仏信仰というが、そんな難しいことを考えることはいらない。権現様をいかに自分が好きであるか、権現様からいかに好かれているか、そこを問えばよいのだと思う。ご開帳はじかにそういうことを感じさせていただく有り難い機会なのである。みなさまこそ、ともにそうあっていただきたいと念ずる次第…。

ー「金峯山時報平成25年5月号所収、蔵王清風」より

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今年のご開帳は4月1日から5月7日まで。夜間拝感も行われます。是非、おいでください。

*写真は今年のご開帳のポスターです。

 「人の悪きことはよくよく見ゆるなり・・・」ー田中利典著述集290329

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「人の悪きことはよくよく見ゆるなり・・・」ー田中利典著述集290329

過去に掲載した金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて拙文を本稿で転記しています。今日のはもう8年も前のもの。世相を憂いて書きましたが、今もあまり変わらないのかもしれません。その分、文章も古さを感じない・・・それは少々悲しい話です。

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「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」

連日続く殺伐とした事件報道にうんざりする毎日である。親殺し、子殺し、猟奇殺人、通り魔殺人などなど、悲惨で残忍な事件はあとを立たない。カンベンして!って正直思いますねえ。一体誰がこんな国にしたのだろうか。いやいやみんなでこんな国にしてきたのですよね。

でも、ちょっと立ち止まって考えることも必要である。どうも報道に踊らされすぎているのではないのだろうか。たとえば青少年の犯罪がものすごく多いように言われているが、実数はそうではない。少年の摘発は、平成十六年度調べで、前年比では八・三%減の一二万三七一五人だったという。世間一般のイメージとは違って、少年犯罪は激増どころか、むしろ減少している。そういうイメージ操作が意図的におこなわれているとは思わないが、過激な犯罪には反応が大きいだけに、現実以上に、全体のイメージを損なってしまうのだろう。

さて、日本はそんなに悪い国なのだろうか。いや決してそんなことははい、はずである。世界の中でも屈指の美しく住みやすい国なのである。なのに自国をさげすみ、おとしめるような報道があまりに多すぎるようにも思える。のーてんきな楽観主義もいけないが、悲観主義では何も生まないし、見失ってしまうものも多いことを知らねばならないだろう。

と、意気がってみたところで所詮はわからぬ事が多いばかりの世の中である。日本のことどころか、我が身の明日をも知らぬこと。

「世の中は喰うて稼いで寝て起きて、さてその後は死ぬるばかりぞ」と嘯いたのは一休禅師であるが、彼ほどとはいかないにしろ、自分自身の人生はきちんと見極めていたいと思っている。少なくとも、変な報道や流言によって、つまらぬことに惑わされたり、流され続けることのないよう、心しておきたいとものである。 ま、難しいことはご本尊にお任せをして、仏道修行に励むが肝心。それが出来たら、それが一番よいのだと私は思っている。

ー「金峯山時報2009年6月号所収、蔵王清風」より

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千葉の我孫子市でも幼い子が災禍にあった。痛ましい限りである。いつになっても痛ましい事件はなくならない。1日も早い犯人の検挙を願うと共に、彼女のご冥福をお祈りします。

*写真は一休禅師さま。

「ラスト1」

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「ラスト1」

いよいよ明日でエフエムいかるの「とりたてワイド763」の水曜日コメンテーター最後の放送となる。来月の新年度からは毎月第4金曜日に「たなかりてんのとりたてワイド763」のパーソナリティとして放送に出させていただくことになっている。月1回の放送となるが、こちらも是非ご期待いただきたい。新番組ではいままでの「知人友人探訪」も継続して行うほか、新たな企画も始める予定である。

ならどっとFMも今まで同様に月1で出演する予定であり(毎月第3金曜日)、綾部以外の皆様も是非お聞きいただければとおもっている。

ところで番組では私が大好きな吉田拓郎さんの名曲を毎回1曲ずつ聞いていただいて来た。以下が、FMいかる「とりたてワイド」吉田拓郎関連曲全放送リストである。

4月27日 フキの唄
5月11日 流星
5月25日 唇をかみしめて
6月1日  ガンバラなくていいでしょ
6月8日  たえこMyLOVE
6月22日 落陽/176.5バージョン
7月6日  夕映え
7月13日 どうしてこんなに悲しいのだろう
7月27日 夏休み
8月10日  いつも見ていたヒロシマ
8月24日  王様達のハイキング/ライブバージョン
8月31日  誕生日
9月7日   恋唄
9月14日  言葉
9月28日  祭りのあと/176:5バージョン
10月5日  冷たい雨が降っている
10月12日  手嶌葵/の流星
10月21日  ボブ・ディラン/風に吹かれて
10月26日  旅の宿
11月9日   歩道橋の上で
11月18日  I'm in love
11月23日  永遠の嘘をついてくれ
12月7日   街角のタンゴ

1月4日   明日に向かって走れ
1月11日  結婚しようよ
1月25日 外は白い雪の夜
2月1日  ふざけんなよ
2月8日  白夜 2016/ライブバージョン
2月22日 人間なんて
3月1日  慕情
3月8日   我が良き友よ
3月22日  人生を語らず

そして明日の最終日の3月29日は「マークⅡ/吉田拓郎とLove2 All Stars」を予定している。サヨナラが言えないで~というまさに今の心境そのものの歌である。ま、4月からも出るので、サヨナラするわけじゃないのですが・・・(^_^;)

こうやってみるとまだまだかけたりない曲がうようよとある。

「元気です」「リンゴ」「ペニーレインでバーボンを」「初夏”76」「しのび逢い」「a day」「マラソン」「おきざりにした悲しみは」「シンシア」「ある雨の日の情景」「ビートルズが教えてくれた」「ひらひら」「裏街のマリア」「愛の絆を」「Voice」「真夜中のタクシー」などなど、数え上げたらきりがない。

4月からの新番組でもどんどんかけていきたいと思っている。ご期待ください。

「祈り」

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「祈り」

私は毎日の勤行で、まず「天下泰平・万民豊楽・風雨順時・五穀豊穣・国土安穏」をお祈りする。それから自坊林南院の「伽藍安穏・寺門興隆・林南院信徒各々家内安全諸難消滅」を念じる。その後、境内に出て三界万霊供養塔の前で、三界万霊のご供養と大東亜戦争戦没者・南方戦線物故者・硫黄島戦没者の追善供養をお祈りしている。

もちろん時には信者さまの個別のお祈りや追善供養も入るが、まず先に天下世界の安泰や三界万霊の供養が先で、個別のお祈りは後になる。...

たぶん祈祷寺院だけではなく、多くの日本の寺社でのお祈りとはそういうものなのだと思っている。

つまり、(今の浄土真宗はしらないけれど)、この国は常に多くの寺社によってお祈りをされた1日1日を過ごしているのである。頼まれてやっているわけじゃなく、そういう形でこの国の寺社は存在をしてきたのではないだろうか?これはなにも特別な例ではなく、東大寺の修二会お水取り行事や薬師寺の花会式をはじめ、特異な年中行事だけではなく、ふつうに、いまもずっと続けられているお勤めだと思うである。

とかく葬式仏教と揶揄され続け、お寺の存在が問題になっている事情を目にするが、そういう側面を僧侶が担っているという現実もあることを書いておきたい。いや、僧侶自身が自信を持ってそういうお話をするべきときなのではあるまいか。

なんか、とやかく言われそうな、突っ込みどころ満載の書き込みであるが、敢えて書いてみた。

*写真は自坊林南院での秋大祭大護摩供。

「ラスト2、明日は信貴山真言宗鈴木貴晶管長の登場!」

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「ラスト2、明日は信貴山真言宗鈴木貴晶管長の登場!」

明日もお昼から、地元綾部FMいかる「とれたてワイド763」に出演します。昨年4月からはじめました毎週水曜日のコメンテーターも今回でラスト2。来期4月からは別の形で出演させていただくことに決まっています。

放送は正午から午後2時半までの生放送です。よろしければ、お聞きください。

明日のメインは先日、ならどっとFMで収録の「りてんさんの知人友人探訪」。奈良・信貴山真言宗・朝護孫子寺管長の鈴木貴晶さんが登場されます。二つ違いでとても親しくしている鈴木管長さまとのトークは、かなり盛り上がっています。 祈りに関する「ら行」5段活用をはじめ、祈願とは行者の「祈り」と願主の「願い」であるとか、とても意義が深い内容で、私も改めて、行者としての矜恃に思いを致しました。ご期待下さい。

放送は午後1時頃からです。

また午後1時半過ぎからは今日の歌謡曲=「りてんさんの今日の1曲」では吉田拓郎「人生を語らず」。ならどっとFMさんでは毎回掛けている曲です。

ラジオ放送は http://www.jcbasimul.com/?radio=fmikaru ←こちらで全国どこでも、リアルタイムにに聴くことが出来ます。

奈良での放送を聞き逃した方も是非!!

*写真は「りてんさんの知人友人探訪」の収録の様子。

「りてんさんの知人友人探訪第12回」

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「りてんさんの知人友人探訪第12回」
 
今日のならどってFMのラジオ出演のゲストは信貴山朝護孫子寺の管長鈴木貴晶猊下です。
 
ご存じのとおり、地元綾部のコミュニティラジオ・FMいかるでコメンテーターを始めましたが、その中で「りてんさんの知人友人探訪」というコーナーを放送しています。
 
また、ならどっとFMさんと、FMいかるとの共同で制作をしていただき、奈良のみなさんにも聞いてもらっていますが、今日はならドットFMさんで収録をします。
 
ならどっとFMでの放送は今まで第2金曜日の午後3時から4時までの生放送でしたが、今回から同じ時間帯で、第3金曜日に移動。毎回、奈良の知人友人をお招きして対談させていただいています。
 
今回は私の金峯山寺時代に、奈良県宗教者フォーラムや役行者霊蹟札所会などでお世話になった鈴木貴晶管長さんにお出ましをいただき、宗教談義に花を咲かせればと思っています。
 
奈良局での収録では過去、興福寺副貫首の森谷英俊猊下や岡本彰夫元春日大社権宮司さまはじめ、薬師寺の村上太胤管長さまなど、多彩な方々に出て頂いてて、毎回好評を得ています。先月は宗教人類学者の植島啓司先生でした(写真)。
 
今日は午後3時から4時、是非、奈良の方はどっとFMで聞いてください。
 
http://www.jcbasimul.com/?radio=narafm
 
奈良市以外の方は、サイマルラジオで全世界で聞けます
 
→http://www.jcbasimul.com/?radio=fmikaru 
 
なお、過去の収録分は順次、私の新しい公式サイト→ http://www.tanakariten.com/ でアップさせていただきます。

「この国の希望」ー田中利典著述集290314

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「この国の希望」ー田中利典著述集290314

金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」で書いた駄文を折に触れて転記しているが、今日は5年前の文章。

原子力発電所の案件についてはさまざまな意見がある。そのひとつの意見として書いたもの。批判は受け付けません(笑)

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「この国の希望」

日本の国土は地球上の陸地の四百分の一にすぎない。そこに世界の五分の一という震度六以上の地震が起きる。まさに日本は地震列島だ。また台風にも毎年のように襲われる。昨年は吉野南部や熊野地域でも台風によって大きな被害がもたらされた。日本人は常にそういった自然の猛威とともに暮らしてきたのである。一方で、日本には温泉があり、四季が豊かで美しい。これらは自然の恵みである。つまり日本人は常に自然の猛威と恵みの中で、暮らしてきたのだ。

そんな日本人は、自然を飼いならすことなどできないことを知っていたはずだ。それを近代以降の歴史の中で間違ってしまい、原子力発電所のような一度事故を起こすと止めようもなく自然を汚し続けるものに手を染めてしまった。昨年の東日本大震災による、福島第一原発事故によって、福島周辺の美しいあの海、あの山、あの川や里は今も汚染され続けている。私たちはあそこに住まう神に、そして生きとしある全てのものに、どう謝罪したらいいというのか。

物質文明社会の豊かさを享受しようとすれば資源が必要である。しかし、自然を壊してまで手にしたものが本当に私たちを幸せにするかのどうか、考えるべき時に来ているように思う。万一である。もし昨年のような大きな地震や津波に襲われ、日本にある原発が次々に事故を起こしていったならば、日本はもうどこにも住めなくなってしまう。そんなことをしていいのだろうか。

作家の村上龍さんが、大震災直後、『ニューヨークタイムズ』紙にある文章を載せた。そこには、震災後の日本社会の危機的状況を述べ、その最後は「だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく」と文章で結んでいる。大震災の悲惨な映像に心が砕けかけていた私はこの文章に大きな救いをもらったが、では何が希望というのか。

日本人は畏敬の念をもって国土を大切に守ってきた。その国土を失うようなこと、二度と取り戻せないようなことを繰り返してはいけない。人間は帰属するものがないと生きていくことはできない。是非、帰属すべき自分たちの風土や文化を見直すところから始めるべきではないか。単なる原発反対ではない、根源的な問いが必要とされている。それがこの国の希望に繋がるのだと私は思っている。

ー「金峯山時報平成24年3月号所収、蔵王清風」より

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写真は自坊から直線で20数㌔しか離れていない大飯の原子力発電所。

「大震災」ー田中利典著述集290311

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「大震災」ー田中利典著述集290311

金峯山寺の機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」で書いた駄文を折に触れて転記しているが、今日は6年前の文章。

今日は東日本大震災の日。あれから6年である。

今年は恩師淺田和上のご自坊大改修落慶法要に随喜させていただいたので、あの「14時46分」は堺の地からのお祈りになった。ちょうど法要を終えて、控え室での着替えの最中にその時間が来た。遠く東北の被災地に思いを込めてお祈りをしたのであった。

6年を経ても、被災地の復興はまだまだなのだと思うと、せめてお祈りだけは継続させていただければと思う次第です。

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「大震災」

三月十一日に東日本を襲った大震災以来、はや四ヶ月を迎える。金峯山寺では義援金の供出のほか、二度にわたって現地への見舞い巡回活動を行ったが、実は私自身はまだ被災地に行けないでいる。ただお祈りを続けているのみである。

お祈りは大震災の翌日から行っている。折しも私自身が長く関わった全日本仏教青年会からの提案で、震災の起きた午後二時四十六分に、地震封じ・被災地救済・被災物故者追悼のため、全国の寺院で同時刻にお祈りを行うという運動も始まり、金峯山寺でも朝夕の勤行や長日護摩での祈願とともに、二時四十六分のお祈りをはじめることとなった。蔵王堂では同時刻になると、梵鐘が鳴り響く。

私も同時刻のお祈りを毎日行っている。本山にいるときは蔵王堂の御宝前で、外に出ていてもその時間にはどこにいても必ず般若心経一巻を被災地のためにお唱えしている。東京の大手町の地下鉄入口や、母の見舞いの病院、自坊、高速道路のPA、会議中を抜け出して…など、今までいろんな場所で行った。奥駈中、ちょうどその時刻が弥山への胸突き八丁登拝の最中だったので、行者一同で東北に向かい般若心経をお唱えしたりもした。時刻が時刻なだけに、なかなか難しいのだが、私の携帯電話は十五分前と、二分前にアラームを設定していて時刻を知らせてくれるので、ほとんど忘れたことがない。

そんな風にいろんな場所でお祈りをしているが、一番落ち着くのは蔵王堂でのお勤めである。あの時刻のお祈りは、目を閉じると、テレビなどで何度も見せられた大津波に街が飲み込まれる映像がフラッシュバックで甦り、心が乱れてならない。しかし蔵王堂でのお勤めの時だけは、大きな力で守られているような気持ちが生まれ、心の乱れは起きないのである。天地の揺らぎを鎮め、天魔の障りを打ち砕く蔵王権現様のご威力に包まれているからに違いない。

普段私たちは願主の願いに応じて、家内安全や身体健康、当病平癒、商売繁盛などなどたくさんのご祈願を行じている。いわゆる祈願専職の僧侶だが、まさに国難ともいえるこんなときに、国土の平穏と人々の救済を祈らなくて、いつ祈るというのか。大地の揺らぎと、これ以上の被害の拡大を防ぐこと、そして災害によって奪われた多くの方々の慰霊をご本尊に祈ることこそが、まず私が出来る働きだと思って、日々祈りを行じさせていただいている。是非、この祈りが更に大きく広がることを念じてやまない。

ー「金峯山時報平成23年7月号所収、蔵王清風」より

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写真は大震災の丸1年後に、被災地各地を見舞って撮らせて頂いたもので、南三陸です。

正木晃先生の講座「宮崎アニメの宗教性―ナウシカから千と千尋まで」

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正木晃先生の講座「宮崎アニメの宗教性―ナウシカから千と千尋まで」

私の盟友である宗教学者の正木晃先生が明治大学リバティアカデミー講座「宮崎アニメの宗教性―ナウシカから千と千尋まで」が5月から7月まで開催されます。

東京在住なら是非私も行きたい講座です。みなさんにお薦めいたします。

詳しくはここ ↓
https://academy.meiji.jp/course/detail/3445/

FMいかる今日の1曲「拓郎放送リスト」

昨年4月からはじめた地元でのコミュニティラジオ(http://www.jcbasimul.com/?radio=fmikaru)のコメンテーターであるが、この3月末でまる1年になる。その間、毎回、放送中に1曲だけ、拓郎の曲ばかりを「今日の1曲」として流してきたが、全リストは以下。もちろん、季節に合わせて、私の好きな曲をチョイスしてきた。名曲ばかりですねえ。

で、残すはあと3回。すでに私の中では決まっているが、なにが掛けたりないと、拓郎ファンなら思うのでしょうか?

□FMいかる今日の1曲「拓郎放送リスト」

4月27日 フキの唄
5月11日 流星
5月25日 唇をかみしめて
6月1日  ガンバラなくていいでしょ
6月8日  たえこMyLOVE
6月22日 落陽/176.5バージョン
7月6日  夕映え
7月13日 どうしてこんなに悲しいのだろう
7月27日 夏休み
8月10日  いつも見ていたヒロシマ
8月24日  王様達のハイキング/ライブバージョン
8月31日  誕生日
9月7日   恋唄
9月14日  言葉
9月28日  祭りのあと/176:5バージョン
10月5日  冷たい雨が降っている
10月12日 「手嶌葵」の流星
10月21日 「ボブ・ディラン」 風に吹かれて
10月26日 旅の宿
11月9日  歩道橋の上で
11月18日 I'm in love
11月23日 永遠の嘘をついてくれ
12月7日  街角のタンゴ
1月4日   明日に向かって走れ
1月11日  結婚しようよ
1月25日 外は白い雪の夜
2月1日  ふざけんなよ
2月8日  白夜 2016/ライブバージョン
2月22日 人間なんて
3月1日  慕情
3月8日   *
3月22日  *
3月29日 *

一般の方向けの、ツアーです。

一般の方向けの、ツアーです。
もう半分の枠は埋まりました。ご希望の方はお早めに・・・。

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