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「群青・・・」

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「群青・・・」

母が亡くなって足かけ7年。いまでも亡くなった日の朝のことを思い出す歌があります。

そのとき、私は母の訃報を受けて、吉野から自宅へ車を急いでいました。

...

実は前日、本山行事の合間を縫って、死の床にある母を見舞い、病院を訪ねたのでしたが、翌日は早朝4時半には自宅を出て、吉野に向かっていました。伝法灌頂という5年に一度の大きな法会を控え、どうしても帰らないといけない状況にあったので、後ろ髪を引かれながらの吉野行でした。

そして朝、吉野に着くかいなかで、母の訃報が家人から届いたのでした。

そのあとのことはあまりちゃんとは覚えていません。4日後に控えた伝法灌頂会の手配と、母の葬儀の段取りを金峯山寺のスタッフに告げて、ともかく自宅へと急ぎました。

その道中、カーステから流れてきたのが谷村新司の「群青」・・・。

「老いた足どりで 想いを巡らせ 海に向いて
 一人立たずめば 我より先に逝く 不幸は許せど
 残りて哀しみを 抱く身のつらさよ」
と、その歌詞が心に刺さり、

「君を背おい 歩いた日の ぬくもり背中に 
 消えかけて 泣けと如く群青の海に降る雪
 砂に腹這いて 海の声を聞く 
 待っていておくれ もうすぐ還るよ・・・」
 と来たとき、もう前が見えないくらい、涙があふれてきたのでした。

あのときのことは、この歌を聞くたびに昨日のことのように思い出します。母のとの別れの悲しさを抱きしめた歌だったのです。

「待っていておくれ もうすぐ還るよ・・・」と何度も何度も繰り返しながら、車を走らせた悲しみがよみがえるのです。

         ー谷村新司45周年番組を見ながら。

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