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「壊すだけなら誰でも出来る!」

「壊すだけなら誰でも出来る!」

一昨日書いた「ふるさと喪失を憂う」と昨日の「葬式は無用ではない」は私にとって、実は対になった文章である。

どう対か?いうと、私はかねてより、日本人の人柄を育んだ価値観として、

「お天道様がみてござる」
「ご先祖様に顔向けが出来ない」

この二つが極めて重要だと思っている。そう、ちょっと前の時代は当たり前の、誰もが子供の時に、親や祖父母に教わってきた、心得るべき教えであった。

ところば戦後わずか70年あまりに、こういうことが急速に言われなくなったし、現代人の心の中では、脆くも葬りさられようとしているではないだろうか。

つまり「お天道様がみてござる」というのは、その土地土地に人々が繋がって生きているからこそ、神さまや仏さまに対して生まれる恐れ・感性である。そこには「お天道様」の先に具体的な「世間様」にも繋がっている。

また「ご先祖様に顔向けが出来ない」というのは葬送儀礼をはじめ、先祖供養の心が継承されているからこその、醸成される価値観であろう。

人を人たらしめる倫理感があった。

その両方が崩壊しつつある現代社会。日本はどこに行こうとしているのか、私はそこを強く憂いているのだ。

墓なんかいらない、骨なんかどこかの海にまいてくれ、お金のためなら土地も自然も好きなように開発したらよい、故郷もいらない、子供も、思い出もいらない、自分さえ幸せなら世間などどうでもよい・・・とうそぶく日本人がやたらふえて、まあ、それもいいというならいいのだけれど、壊しただけで、次をつくれないと民族の崩壊を促すだけになっちまわないかい!と憂いているのである。

昨日の記事:「ふるさと喪失を憂う」
http://yosino32.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-fce5.html

一昨日の記事:「葬式は無用ではない」
http://yosino32.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-5c33.html

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