「父母への追慕抄~父母の恩重きこと天の極まりなきが如し」
「父母への追慕抄~父母の恩重きこと天の極まりなきが如し」
今日は父と母の年忌法要を営んだ。父は17回忌、母は7回忌である。祥月命日は父は7月、母は10月であるが、諸般の事情もあり、少し早めに合同での法要をつとめることとなった。
思いもよらない肺炎罹患中という、不具合なタイミングとなってしまった。ま、それはそれで仕方がないことである。
朝から、弟の良知管長も長男のMくんを伴って帰綾し、私のお弟子で父母との縁がとりわけ深かった数名の方々にもお参りをいただいた。家族と共に、葬儀のときの写真などを回し見などをして、みんなで父母の生前を偲んだ。死して、父は16年、母は6年。月日の過ぎ越しはホントに早いものである。
もう今後は、父母の法事で家族以外が寄ることもないだろうということもあって、この合同法要を記念して、『父母の追慕抄~父母の恩重きこと天の極まりなきが如し』という全36頁ばかりの小冊子を制作した。過去に金峯山寺の機関紙、やその他の雑誌などで書いてきた、父母に関わる私の文章をとりまとめたものである。
父母の供養になればという気持ちと、なにか、父母の足跡を残したいという、いわば私のわがままな思いだけで、編纂したものである。
幸い編集者の池谷さんという友人がいて、彼とは金峯山寺関連の書籍出版でなんども仕事をしており、今回も彼の手を借りて、上梓したのである。
私の文章の中ではずぬけて有名?な「回転焼きと母」など、9編をおさめている。フェイスブックなどで何度か載せたものばかりであるが、本になってみるとまた一段と見栄えをよく感ずるものである。
もちろん、父母の供養にと編集したなので、ご縁のあった方には読んでいただく予定である。もし興味がある方は私宛にご連絡をくだされば、お送りいたしますよ。
写真は『父母追慕抄』と本日の合同年忌法要の様子。
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コメント
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コメントをしたことはなかったのですが何年もブログを拝見しております。
父母追慕抄を読ませていただきたいです。どのようにすればよろしいでしょうか。
投稿: いくの | 2017年7月 1日 (土) 09時24分
お返事遅くなりました。
私宛に直メールで、住所お名前をお教え下さい。
まだありますので、お送りします。
たなかりてん拝。
投稿: 吉野山人 | 2017年7月 2日 (日) 17時51分