映画「かぞくわり」
映画「かぞくわり」
一昨年から深く関わらせて頂いている塩崎祥平監督作品映画「かぞくわり」。折口信夫の「死者の書」をベースに家族分裂の問題を隠れテーマして、コミカルに現代社会と千年のロマンを描いた映画です。その映画を制作ための組合(かぞくわりLLP)の発足に際して友人から協力を依頼されて、組合員の一人として参加しました。また塩崎監督とも親しくなり、脚本のアドバイスなどもさせていただいて、そんな御縁から先日は、ストーリーの中で人形師という、けっこう重要なお役も承り、銀幕デビューを果たしました。
ま、以前からよくお話をしているように30年前に、金峯山寺でロケが行われた「フーテンの寅さんシリーズ第39作・寅次郎物語」には、参拝者を引率する僧侶役と、寅さんとヒロインの秋吉久美子さんの二人がすれ違う山伏役の2役でデビューは飾っていますが、いわば通行人に毛が生えた程度でした。それに比べると、今回はきちんとしたセリフもいただき、監督から演技指導も受けての出演でした。
シロウトだからと出演は無理と固辞したのですが、説得され、では、出る以上はやはりちゃんとしたいと思い、わずか3つのセリフを200回くらい、車の運転中に繰り返し繰り返し練習しました。それなりに意気込んで、本番に臨んだのでした。でもが、まあみごとに沈没です。ただ、撮影の時間も押していて、「もう一回やらせてください!」ってどうにも言えずに、私の相手役の準ヒロインの木村彩音ちゃんの目を、ただただ見つめるだけの情けない始末でした・・・。凹んでいます。
監督からは大丈夫大丈夫、と励まして頂きましたが、正直、映画の完成を見るのが怖いですねえ。
その彩音ちゃんと絡む場面のうち、一つではあの川本喜八郎さん作の人形を使うシーンがあります。川本さんの人映画「死者の書」で実際につかわれたという、大津皇子と中将姫の2体を、人形師の私が彩音ちゃんに紹介するというたいへん大切なシーンです。ところがもうセリフでいっぱいいっぱいな私は、演出の関係で急にこんな大切なお人形をさわらないといけないという事態になり、セリフどころではなくなったのでした。
今月末にはクランクアップの予定で、公開は来年になりますが、是非、みなさん、劇場で見てください。
主な出演者は以下・・・
主演 ヒロイン=陽月華(ひづきはな)さん 元宝塚トップスター
*私がアドバイスをしたヒロイン像と大変イメージが重なるキャストです。ちなみに塩崎監督には東京まできていただいて、私のイメージしたヒロイン像の女性と出会って頂きました。塙さんといいますが、陽月さんは雰囲気が似ています。嬉しかったです。
ヒロインの父=小日向文世さん
ヒロインの母=竹下景子さん
〃 の妹=佃井皆美さん
〃 の妹の娘=木下彩音さん
*第40回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得した美少女です。私が唯一絡んだのが彼女です。
そのほか、竹下景子さんの息子など、出演陣もしっかりした映画となっています。そういう言う意味では、私の出演が、みなさんの足を引っ張ることになってしまったらと、かなり、心配ですけど。
映画「かぞくわり」の内容については以下参照
↓
http://kazokuwari-llp.com/?page_id=11
*写真は川本喜八郎さんのお人形を管理しておられる(有)川本プロダクション代表取り締役福迫福義さんの許可を得て、撮影現場に置かれたお人形をアップしました。
劇中のこのお人形にも注目です。・・・ちょっと傾いた写真でごめんなさい。
« 神宮寺の機関紙「遊行帳」 | トップページ | 「休みなさい!・・」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画かぞくわり-舞台挨拶で、MC(2019.01.20)
- 「映画かぞくわり」広報…第4弾(2019.01.05)
- 映画「かぞくわり」広報第2弾です。(2018.12.11)
- 映画「かぞくわり」完成!(2018.12.07)
- 「ジオストームを観てきました‥★3つ」(2018.01.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント