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「悠久の聖地~吉野へのいざない」

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「悠久の聖地~吉野へのいざない」      

明日から実はドトウの日々。

17日 大阪 信貴山管長祝賀会...
18日 奈良 ならどっとFM生番組
19日 自坊ー東京 朝から脳天護摩供、そして上京
20日 東京・浅草寺誇り塾研修
21日 舞鶴 月参り法要
22日 大津 東南寺説法随喜
23日 東京 まほろば館講座「悠久の聖地~吉野へのいざない」  
       +東京in吉野の集い

というような毎日となります。病み上がりの身なので、重々用心しながら過ごします。

で、今日のうちには東京での講座のパワポを制作しておかないとやばいので、昨日から頑張っていました。ようやくできました。
今回は過去に講演会では使ったことのない秘蔵の映像もご紹介します。

乞う、ご期待ですが、残念ながら、すでに半月前から受講は満席です。ありがたいことです。

「日本の歴史と文化を取り戻す?」

「日本の歴史と文化を取り戻す?」ー田中利典著述集290805 
過去に掲載した機関誌「金峯山時報」のエッセイ覧「蔵王清風」から、折に触れて本稿に転記しています。

ここしばらくおやすみしていて、久しぶりの今日は、もう12年も前に書いた文章です。吉野大峯の世界遺産登録を契機として、たくさんの講演会やシンポジュウムに呼ばれることになります。そういう最中に書いたものです。...

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「日本の歴史と文化を取り戻す?」

昨年の世界遺産登録を受けて、相変わらず講演依頼が後を絶たない。有り難いことである。

一月も某女子大での集中講義を含め、四度の講演機会を得た。今回の世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は表題の紀伊山地というネーミングのせいもあってか、ややもすると熊野にばかり目がいき、吉野大峯の世界遺産登録は印象が薄れがちであるが、内容をみるなら決してそんなことはなく、登録指定の意義の大きさはこちら(吉野大峯)の方が重要なくらい。講演ではそのことを声を大にしてのべている。

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といって実は私の講演は吉野大峯のことばかりを話すのではなく、吉野大峯を語ることで、日本の歴史と文化の見直しをテーマとしている。

「宮参りをし、初詣に行き、彼岸や盆には墓参りをする。結婚式は神式やキリスト教の教会で挙げ、クリスマスにはお祝いをし、死んだら僧侶を呼んで葬式をする…」

「日本人の多くはこんなに宗教的な民族であるのにどうしてみなさんは自分たちのことを平気で、無宗教だの無信心だのと卑下するのですか。」

「そういう多様な宗教心情を持つ日本人は、一神教の人たちから見ると、たしかに無節操で無宗教に見えるだけで、この多様性が日本人の宗教心の基層の部分なんですよ」。

…こう話すと大方の人たちは目から鱗が取れたが如く合点していただく。

さて、件の話に合点がいく間は、日本は、明治以降、キリスト教社会が生んだ近代文明原理の呪縛から解き放たれ、日本人の心の拠り所を取り戻せる可能性があるのではないかと私は思っている。

連日殺伐たる事件が繰り返され、日本社会の日常は日に日に壊れつつあることを自覚する昨今であるが、私たちに残された時間はそう多くないのかも知れない。講演会を通じて多くの人々と向き合う中、そんな思いを実感している。

いづれにしても、吉野大峯の世界遺産登録が、そんな日本に多くの意義を果たせる場所になりえるよう、今後も働き続けたいと念願する。明治以降、神仏分離によって失われた日本文化の心を取り戻す場所は、修験道という日本古来の信仰形態と、神仏習合の精神文化が生き続ける吉野大峯の地をおいて他にはないと自負しているのである。

ー「金峯山時報平成17年2月号所収、蔵王清風」より

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あの頃は本当にそういう、大まじめに、背負った気持ちで毎日を過ごしていたのが、本文から、手に取るように浮かんできますね。まだまだ若かったのです。

もちろん、今だって・・・

よろしければ、感想をレスしてくださいまし。

「今日3日は自坊林南院の定例護摩供!!」

「今日3日は自坊林南院の定例護摩供!!」

自坊林南院の護摩は、毎月3日(月並祭)と19日(脳天祭)に行っています。

ですので、今日も午後1時から、月例護摩供を修法します。今日も暑いですねえ。
一年中で一番暑い護摩が8月3日、今日の月例護摩供です。
綾部は今日も猛暑日・・・護摩供というより、護摩苦かも(笑)
世界平和、邦国安寧、五穀豊穣、風雨順時、国土安穏…そして参拝施主各位の所願成就をお祈りします。ガンバリマス。

もし、よろしければおでかけください。12時半過ぎにおいでいただければ、護摩木祈願(1本:300円)も書いていただけます・・・。護摩のあと、脳天堂でお勤めをして、ひとりひとりに加持をします。

終わって、時間があれば茶話会などもありますので・・・。よろしく。

*大容山林南院:京都府綾部市渕垣町林ノ下21番地
  ↓
https://map.yahoo.co.jp/maps?p=%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%BA%9C%E7%B6%BE%E9%83%A8%E5%B8%82%E6%B8%95%E5%9E%A3%E7%94%BA&lat=35.3269357&lon=135.2937564&ei=utf-8&datum=wgs&lnm=%E6%9E%97%E5%8D%97%E9%99%A2&v=2&sc=3&uid=bb3af8e04c7b4155424b61637762987b2e0b9758&fa=ids

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「暑い綾部の水無月さん」

「暑い綾部の水無月さん」

私はこう見えて(…どう見えるのか、しらんけど)、人前でお話をするより、シコシコと部屋に籠もって、文章を書いていたいタイプなのです。金峯山寺在中時代は毎月、「蔵王清風」というコラムを担当し、足かけ33年間、執筆していました。ところが最近は定期的に書くということがなくなって、いささか寂しい思いをしています。

で、先週、朝から急にそういう欲求が生まれてきて、綾部の花火大会に行ったことを書いてみたくなりました。人生訓もなにもない、ただただ花火に行ったというだけお話なんですが…。

わずか30分足らずで書きあがりましたが、出来ると、日記じゃなのですから、誰かに読んでもらいたくなります。それで、地元の市民新聞には過去に何度か投稿をしているので、担当記者にメールで「書いたよ」と送ってみたら、早速、今日の紙面に載りました。本稿でも紹介します。

ほんとにですね、人生訓とか、法話の類いとか、そういう味わいはなにもない、ただ、花火に行ったという、日記のような文章です。よろしければご笑覧ください。

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 「暑い綾部の水無月さん」

暑い綾部の、水無月まつりの夜。今年も花火大会に寄せていただいた。

暑い綾部というが、綾部は本当に暑いと思う。

綾部には気象観測所がないので、実測されたデータが出ないが、ひと夏の間にはきっと日本で一番暑い日があるに違いないと私はにらんでいる。

豊岡と舞鶴には観測所があるので、データが表示される。両地域とも、ときどき近畿で一番の記録を刻むことがある。そんな日の綾部は、きっともっと暑いはずだ。豊岡も舞鶴も海を近くに抱えているが、綾部は盆地である。とんでもない暑さをこの盆地は記録しているに違いないのだ。

そんな暑い綾部の、夏の納涼祭が、「水無月さん」である。子どもの頃から、夜市、灯籠流し、花火大会など、この夜はとても楽しみだった。

西町商店街が様変わりし、よさこい踊りが新しく始まるなど、子どもの頃の水無月さんとは、大きく様がわりしているとはいえ、由良川のほとりで行われる灯籠流しに花火大会は、昔さながらのたいへんな活気を呈している。

近隣の福知山花火大会が不幸な大惨事事故のために中止となり、その分、綾部の花火大会は人が増えているような状況でもあるが、もしかすると一年中で綾部が一番賑わうのがこの花火大会の夜なのだろう。綾部人、自慢の夏の祭典である。

今年も午後八時、熊野神社の祭礼に引き続き、号砲一発、約四十五分にわたる素晴らしい花火の競演がはじまった、

真っ黒な闇の大空に、色とりどりの花火が次々と打ち上げられ、花火師の高度な技が競われる。

まさに夏の暑さをひととき忘れさせてくれる豪華で幽玄な夜を過ごすことが出来たのだった。

今年もこんな素敵な夜を用意してくださって、水無月祭り実行委員会のみなさまをはじめ、花火の打ち上げに関わってくださった多くの企業や関係者、スタッフに御礼を申し上げたい。

来年も楽しみにしてますよ。

ーあやべ市民新聞第4976号(H29.8.2)風声欄掲載

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