「知人友人探訪の第22回目/花山院弘匡春日大社宮司編」
「知人友人探訪の第22回目/花山院弘匡春日大社宮司編」
「知人友人探訪の第22回目/花山院弘匡春日大社宮司編」をYouTubeにアップしていただきました。
番組中でもお話をしていますが、はじめて花山院宮司に出会ったとき「田中さん、先祖がたいへんお世話になりました」と言われたのがとても印象的でした。「なんのことかいな?」と思ったのですが、寛弘4年(1007年)8月に関白藤原道長が金峯山に参詣(御嶽詣)し、経筒を埋納したという、世に言うところの「藤原道長御嶽詣で」のお話なのです。
もう少し詳しく言うと、御嶽詣(金峯山を金の御岳と呼ぶためこう称された)のためには、まず精進潔斎が必要であり、この年閏5月17日に中宮亮源高雅宅を精進所として3月弱の長斎(本来は百日)を道長は始めています。実は蔵王権現には子を授かるという効験が信じられていて、『栄花物語』には、御嶽詣での翌年、娘の彰子の懐妊がわかった時に「みたけのしるしぞや」と喜んだと書き、皇子誕生を祈っての御嶽詣であったと述べたというのですが、そのお話のこと。なんとも、一千年の時空を越えたご挨拶をいただいたのでした。
以来、なにかと親しくしていただき、現在は日本で一番大きい巡礼の会「神仏霊場会」でご一緒して、役員を務めています。
そんな間柄での、番組出演依頼となりました。いつもにましての、楽しい宗教談義となっています。以下です。
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