「半日断食・・・」
「半日断食・・・」
18日から鼻血が止まらず、たくさんの方に心配をかけたし、右往左往して、病院のはしごもしましたが、23日以来、ようやく止まって、血圧も安定してきました。
その間、たくさんの方にアドバイスをいただき、ニンニクオイルや 井穴(せいけつ)のマッサージ、膨ら脛運動、断酒、塩分制限、酢納豆・・・などなど、たくさんのことを実践させていただきました。アドバイスいただいたみなさん、ありがとうございました。
そんな中、私の身体を心配して、甲田光雄先生の『半日断食』の本を送ってくれたお弟子さんがいました。実は甲田先生の断食は、甲田先生から直接指導を受けた野口法蔵氏を通じて、私も40代に10数回行じています。
ちょうど私の、金峯山青年僧の会の事務局長時代、さまざまな行事や事業に手をつけました。その中の一つで、野口先生とも知己を得、青年僧の会の事業として、金峯山寺での定例断食道場を開くようになりました(その後、3日断食は金峯山寺の正規事業となりました…)。まあ、言い出しっぺですから、当初は私も欠かさず、3日断食に参加していたのです。当時は野口先生もマニュアルらしいマニュアルがなく、断食明けの方法が毎回若干変わるので、マニュアルを私が書きました。そのマニュアルはその後、野口先生の著書に転写されたくらいです。年に2回の宿便掃除はほんとに身体によかったと思います。
だんだん忙しくなって、僧の会の活動とも距離が出来るようになり、考えるともう15年以上、断食から遠ざかったことになります。宿便がどっさりたまっているのでしょうね。また奥駈行者の現役時代は奥駈前の1ヶ月ほどは節制精進する生活が定期的にありましたが、引退後は、自堕落な生活にメリハリをつける習慣もなくし、どんどん成人病を抱え込むことになってしまっていたようです。そして黄信号が出て、今回の鼻血はまさに赤信号が点滅したようなことなのでしょう。
甲田先生の言うとおり、現代人は食べ過ぎです。間違いありません。もう実感すること甚だしいわけでして…。しかしなかなか食欲や飲酒欲にはかなわないのが凡人で、しかもなまじっか今まで私はタフでしたから、余計しまつが悪かったのだと今回思い知らされました。
そんな時だから、半日断食はピンと来ました。もう若いときのように普段の生活をしながらいきなりの本断食(3日断食)は無理なので、ともかく半日断食を、甲田先生の本を参考に始めています。もともと、朝の食事はどうでもよい人間です。そう苦にしないで出来そうです。甲田先生曰く、人間は18時間の空腹期間を持つことが内蔵の負担を減らし、肥満の予防にもなるし、多くの成人病対策になるということ。確かに間違いないと思います。
限りある命、そして頂いた命、大切に大切に使わせていただかないといけないですからね…。健康であってこその命です。みなさんにも是非、半日断食はおすすめしたいです。
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