電子出版『修験道あるがままに』シリーズが完結!
電子出版『修験道あるがままに』シリーズが完結!
この4月から始めた私の処女作『吉野薫風抄』の電子化シリーズですが、今日7月1日に最終編である『修験道あるがままに』シリーズ⑤として刊行・完結になりました。お待たせしました(…誰も待ってないか:笑)。
本シリーズは原作の『吉野薫風抄』を内容に応じて、5分割して電子化しています。⑤はその完結編となります。
シリーズ⑤の所収の文章は16編。
恩師にいただいた初版本序文とあとがきも加えました。
(内容)
序文⑤
男女交会の時
目標設定の勧め
死に習う
子供は授かりもの
布施化粧
癸亥の年
お日様のような人
子供の有難み
私が印度で得た宝
釈尊への報恩行
当たり前の不思議
回転焼きと母
自らを灯とせよ
仏法に生きる
初校序文
あとがき
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初版本のあとがきに、本シリーズ自体のあとがきも加えています。
ほぼその内容がわかるので、添付しておきます。
◇ ◇ ◇
本書の原書となる筆者の処女作『吉野薫風抄』出版から、なんと二十五年の歳月が過ぎた。時代は大きく変わったが、この四半世紀は、私にとって、飛躍・活動の時代だったといえる。その原点こそ、この処女作の中で語った熱い情熱だった。
電子書籍『修験道あるがままに』のシリーズ完結に際し、淺田正博先生の処女作序文と私の初版本あとがきをあえて収録したのは、私のたっての願いである。若き情熱への、原点回帰という意味と受け取っていただければ幸いである。
じつは電子化再編の作業をする中で感じたことがある。それは本編の中で、まるで現在の自分に向けて書かれたのではないかと、胸えぐられる思いを持つような文章に何度も出会ったことである。
四十、五十は洟垂(はなた)れ小僧というのがお坊さんの世界であるが、齢(よわい)六十四歳を目の前に「いよいよ襟を正して生き直せ」と、青年の田中利典から叱責されているような気分で読み直したのだった。そういう意味では今回の電子化は自分の人生を振り返って、あらためておのれと向き合い直す大きな契機となった。それはもう感謝でしかない。
ただ、読者諸氏にはいかほどの評価を得る内容だったのかと危惧してやまない。シリーズ全編を通じて、読んでいただいた方には心よりの御礼を申し上げる次第である。ありがとうございました。
完結編のシリーズ⑤にはその感謝の意を込めて、本来は『吉野薫風抄』には入っていないが、私のお気に入りの随筆「お日様のような人」と「回転焼きと母」など二編を加えた。特に「回転焼きと母」は過去にたくさんの文章を書かせていただいた中で、もっとも多くの人たちに褒めもらったものである。
なお、出版に際して、写真家高橋良典氏、写真提供の金峯山寺、さらに処女作序文の恩師淺田正博先生、再版序文の盟友正木晃先生には、快く本書収録の協力をいただいた。あつく御礼を申し上げます。
またなにより今回の電子化企画立案に着手し、粘り強く編纂作業を遂行してくれた奇友青木実秀氏には心よりの感謝を申し上げたい。末尾ながら、彼なくしては本書『修験道あるがままに』を世に問うことはなかったことを記しておく。
令和元年七月一日 田中利典
シリーズ⑤のAmazonKindleサイト
↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TPBTKKG/ref=sr_1_1?qid=1561906321&s=digital-text&sr=1-1&text=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%88%A9%E5%85%B8
よろしければご覧下さい。思う以上に時間のかかった電子化でした。
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