「修験道は優婆塞信仰」
「修験道は優婆塞信仰」
大事なのは、人が生きていく上で生みだしていく猥雑性を引き受けていく宗教でありつづけることです。純粋さを求めているのに、その猥雑性と寄り添う、猥雑性を享受できる信仰が山伏を生みつづけ、拝み屋さんを生みつづけてきた。
だから修験は出家した僧侶ではなく、在家のままで修行をする山伏たちを軸にした在家主義を大事にしている。役行者自身が得度をしていない優婆塞だったわけですが、修験には一貫して優婆塞信仰があった。ー『修験道という生き方』より。
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もう8年前に哲学者内山節先生と、聖護院の宮城泰年門主猊下と私とで鼎談しましたが、その鼎談録が今年4月に上梓されました。『修験道という生き方』 (新潮選書)です。
久しぶりに読み返しました。なかなか良いことを話しています。是非・・・・
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