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「修験道の未来・・・」

「修験道の未来・・・」

現代文明のもとでは、たとえば実践という言葉を使っても、頭のなかで考えることが実践になってしまっている。計画をつくるにせよ、問題提起をするにせよ、脳のなかですべてが終わっている。いわば人間の身体性を損なってしまったのです。

心と体は一体のもので、脳は心からも外れたコンピュータのCPUのようなものですが、その部分だけで終わってしまうと、身体性が損なわれるだけでなく心も閉じ込められてしまう。修験の修行をしていて気づくことは、それまで閉じ込められていた心が解放されていくことです。身体で感じていけるようになると、心も自由になっていく。山伏修行をすると、そういうことを感じる人が多い。そのこともまた現代人を惹きつけはじめている原因なのではないかと思っています。

修験道は、誰もが平等に山伏修行をつづけるのです。たとえばお坊さんの側と信者の側が分かれていない。山伏修行では修験の僧侶であろうと

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神主であろうと、一般の参加者であろうと同じことをする。

修行をしてきた偉い人が信者に救いの手を伸ばすということではなく、すべての人が自然、神仏、真理に救われていく。その救いが行のなかにある。それが修験ですから、すべての人が平等なのです。このかたちはこれからの宗教のあり方を示しているのかもしれないと、僕は思っている。

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8年前に哲学者内山節先生と、聖護院の宮城泰年門主猊下と私とで鼎談しましたが、その鼎談録(『修験道という生き方』/新潮選書)からの抜粋シリーズ2。対談本なのですが、なかなかいいことを言っています。自分の発言だけ、まとめて見直しております。

 

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