2008年2月26日 (火)

「吉野南朝を偲ぶ特別展」を企画

Photo 金峯山寺では毎年春の観桜期に、蔵王堂に於いてその年のテーマにそった特別展覧をおこなっているが、本年は南朝所縁の護良親王生誕700年に当たり慶讃記念の「吉野南朝を偲ぶ特別展」を以下の要項で企画しました。
是非花見がてらに南朝のいにしえを偲ぶ旅など、いかがですか?

 【吉野南朝を偲ぶ特別展:要項】

期間は3月29日(土)~5月6日(日)まで。

○趣旨:「本年は後醍醐天皇の皇子護良親王の生誕700年に当たる。その700年祭として南朝所縁の寺宝や文書を春の観桜期に併せて、蔵王堂奥殿において特別展示する」

○護良親王について
護良親王(1308~1335)は、後醍醐天皇の第三皇子で、鎌倉幕府打倒に尽力した。11歳の時に比叡山延暦寺に入り、20歳で最高位の天台座主になる。元弘元年(1331)、後醍醐天皇が笠置山に入って幕府に対坑。護良親王も戦いに加わる。しかし天皇は捕らえられて、隠岐に配流。親王は奈良へ逃れる。親王は討幕の呼びかけを続けただけではなく、楠正成と呼応し吉野に幕府軍を引付けて戦った。やがて後醍醐天皇は隠岐を脱出。足利尊氏の幕府離反、新田義貞の鎌倉攻めなどが相次ぎ、幕府は倒れた。
ところが、戦後に始まった建武の新政において、護良親王は尊氏と反目する。親王は、征夷代将軍として武士階級を率いていくつもりであったが、その任は尊氏こそ相応しい。後醍醐天皇も血の気の多い我が子に、業を煮やし、逮捕して鎌倉へ護送。尊氏の弟・直義に監視させた。
そして建武二年(1335)、北条氏の遺児によって引き起こされた中先代の乱の最中、囚われの新王は直義によって殺害されてしまう。親王はこの時、28歳。皇族としては余りにも過酷な人生であった。明冶天皇は、後に護良親王を祭神とした大塔宮(鎌倉宮)を創建されている。

○金峯山寺と護良親王の関係:
 元弘2年(1332)の暮、倒幕運動の最中、護良親王は吉野山に吉野城を構えた。この吉野城は堅固であり、六万余騎の北条軍も攻めきれない。しかし、桜咲く春に北条軍の吉野城に対する総攻撃が始まる。宮の吉野軍は北条軍の20分の1の勢力でよく戦うが、なにせ多勢に無勢。いよいよ落城の時が迫った。そこで大塔宮護良親王は、金峯山寺蔵王堂の大庭で幔幕を張り最後の酒宴を開いたという(その跡は現在四本桜の史跡となっている)。
その後村上義光・義隆親子の死をかけた身代わり策で九死に一生を得た親王は無事逃げ延びることが出来たと、太平記に記されている。

○主な出陳品
 木造釈迦如来座像(県指定文化財=南朝皇居旧実城寺本尊)
 紙本版刷地蔵菩薩摺仏(県指定文化財=仁王像内納入品)
 護良親王肖像画/後醍醐天皇肖像画/村上義光公奮戦図
 金峯山秘密伝ほか南北朝時代の文書
 大塔宮吉野城陣中屏風(尾上守家蔵)ほか

○拝観料 大人400円 中高生300円 小学生200円
    *なお拝観者には黒田征太郎制作の「平和の散華」(金峯山寺特製)を無料授与
○場所   金峯山寺本地堂(蔵王堂奥殿)
○拝観時間 午前8時半~午後4時半(受付は4時まで)

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 南朝や護良親王に興味のある方はおいで下さい。

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2008年1月16日 (水)

朝カル講座「日本人と信仰」

「修験道ルネッサンス」というのは私が平成11年頃から提唱してきた修験道復興活動のテーマである。マイミクでもあるいちりんさんからいただいたヒントで生まれた。最近文化人類学者上田紀行さんの仏教ルネッサンスが声高にマスコミなどに紹介され、またいろんな分野で○○ルネッサンスを目にするようになったが、「修験道ルネッサンス」はそれらの中でも先鞭をつけるものであったと自負している。

この間、上田さんとご一緒する機会があったが、私が先ですからって申し上げた。ま、それがどうした?って感じでしたけど。

その「修験道ルネッサンス」の活動の一環が私の講演会活動であるが、今年もまた帝塚山学院大学や、西の京高校での公開講座などなど、すでに数カ所でのお招きを受けている。

その中、この2月・Photo 3月に行う朝日カルチャーセンター/大阪センターでの、連続講座には是非、今まで聞いていただいていない方々にもお出ましいただき、修験道という日本独特の宗教を通して、日本人の信仰そのものについて、共に考えていただく機会にしてもらえたらと願っている。

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講座「日本人と信仰」
 ~世界遺産登録から考える
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■講座の内容
自然の中に敬虔なものを感じ、神仏習合という知恵を生み出した、多神教的な日本人の宗教観は、一体どこから来ているのか?そして現代にどういう意味を持っているのか?
「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録に深く関わった講師が、その活動を通して学んだ気づきを紹介し、修験道という最も日本的な宗教の立場から、日本人の宗教観について試論します。
(1)2月23日 日本人の原風景漂う修験道の世界
(2)3月22日 世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』から学ぶ日本人の信仰
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■曜日時間期間
第4土曜
15:00~16:30
2/23、3/22(2回)
■受講料
会員 5,250
一般 5,880
■場所
朝日カルチャー大阪センター
所在地 〒530-0005
大阪市北区中之島3-2-4 朝日新聞ビル 5階
TEL 06-6222-5222  FAX 06-6222-5221
《道順》
地下鉄四ツ橋線肥後橋駅下車(4番出口)。
フェスティバルホールの向い側です。
京阪電鉄淀屋橋駅(7番出口)からは徒歩で数分。JR、阪急、阪神、近鉄、南海からは地下鉄四ツ橋線が便利です。

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なお、詳しくは朝日カルチャー大阪のHPまで

http://www.asahi-culture.co.jp/www/osaka-i.html

ホームページの表紙に、どかん!と顔写真入り(添付写真のもの)で、紹介されています。なかなかの特別待遇です。

是非たくさんの方々の受講をお願いいたします。

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2007年10月29日 (月)

琉球舞踊家志田真木さんの公演案内

Photo 先日の世界遺産劇場・角松敏生さんのライブにおいでになっていた志田真木さんという琉球舞踊家の方を、ライブ打ち上げの席でご紹介いただきました。みていただいたらわかるように、とてもお美しい方でした。

聞けば東京在住の琉球舞踊家・志田房子さんの娘さんで、3歳の頃からお母さまのもとで琉球舞踊を始められたそうで、今では角松さんをはじめ、いろんな方と共演なさっているとか。

その志田真木さんの公演が11月8日午後7時から東京の紀尾井ホール(千代田区紀尾井町)で開催されます。私もお誘いを受けたのですが、当日は吉野ですので、お伺い出来ません。
もし行ける方があれば、観劇してあげてください。ご紹介いたします。

詳しくは以下 ↓

http://www.choyoryu.com/pafromance/makinokai_h19.html

http://www.koten.co.jp/top_l.html

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2007年4月 3日 (火)

役行者霊蹟札所会36寺社出開帳!

Dekaityou2 Dekaityou1 今年行います世界遺産登録3周年事業のメインの行事は秋に開催される役行者霊蹟札所会36寺社特別出開帳ですが、そのチラシ第1弾が世界遺産奉賛企業である近鉄さんの協力でこのほど出来、春の吉野山で配布しています。

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この役行者霊蹟札所会とは、修験道の開祖役行者に所縁のある畿内36の寺社(霊場)で組織し、平成14年に設立発足した巡礼の会です。発足に至るまでは私が沢山の汗をかかせていただきました。

その設立5周年を記念して、加盟36寺社の役行者の像やお軸、またゆかりのある仏様が吉野山の蔵王堂にて一同に会して、お祀りする出開帳が開催されます。出開帳に来ていただくことで通常1週間程度は要する36寺社の参拝を、一度にしていただき、それぞれの御朱印も受けてもらえます。

各寺社は蔵王堂回廊に特設された拝所にそれぞれの仏様をお祀りし、そこを参拝者が巡ることになります。我田引水ながらなかなかの企画だと思いますよ。

また、この霊蹟札所会の出開帳を慶讃し、蔵王堂の秘仏本尊蔵王大権現を期間中特別にご開扉することになりました。5日間限定ですが、2年ぶりのご開帳です。但し蔵王堂回廊に特設された36寺社の拝所を巡った方のみが、その最後に蔵王堂内陣でご開扉された秘仏の蔵王権現を拝んでいただくことになります。

役行者関連の霊場会は実にこれが唯一で、修験道の再生のきっかけになればと願って活動してきましたが、この出開帳を機縁に、更に飛躍出来ればと願っています。

是非、役行者さまや修験道に興味のある方はお参り下さいね。

○名称:役行者霊蹟札所会出開帳(開設5周年記念事業)
○期間:平成19年10月4日~8日
○時間:午前9時~午後4時半
○特別拝観料:1000円(ただし、役行者霊蹟札所会発行の納経帳や宝印軸を購入・持参して、集印して回られる方は、拝観料は無料)
○主催:役行者霊蹟札所会
○共催:総本山金峯山寺(世界遺産登録3周年記念事業)
○後援:藤原京ルネッサンス実行委員会、歴史街道推進協議会、近畿日本鉄道(株)、吉野町、世界遺産吉野協議会他
○慶讃行事:
★蔵王堂秘仏本尊金剛蔵王権現像の特別ご開扉 期間中の5日間限定
・開闢法要 10月4日 午前11時 蔵王堂
・慶讃採燈大護摩供 10月7日(役行者の月の縁日) 午後1時 蔵王堂境内
・結願法要 10月8日 午前11時 蔵王堂
○記念公演
・期間中毎日、役行者や修験道にまつわる記念講演会を開催。出演者・時間など詳細は未定。
○記念イベント
・その他、記念協賛イベントも関連団体により企画中

なお霊場会の公式HPは以下 ↓ 

http://www.ubasoku.jp/

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チラシ配布でいよいよ秋に向かって渉外活動を本格的に始めていますが、5月にはバージョンアップさせた第2弾を考えています。近鉄さんとの話し合いで変わるかも知れませんが…。ま、今回のデザインが受けるようなら大幅な変更を行わないかも知れません。

ポスターも制作予定。一部吉野山山内限定で、今回のチラシを拡大して掲示しています。

そのほか、6月には小学館から「グラフ・仏教を巡るシリーズ第21集」で、7月には朝日新聞社から「グラフ・新仏教発見第5集」でそれぞれ金峯山寺が取り上げられますが、そこでも秘仏御本尊のご開帳に併せて出開帳も告知しています。

秋にむかって盛り上がりが楽しみです。

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