SMAP解散の真実!
「SMAP解散の真実!」
3日遅れでスマスマの最終回の録画を見た。スマスマの最終回というより、事実上のSMAPの解散である。
以前にも書いたが、今年1月12日にスポーツ新聞が報じた「SMAP解散」に揺れたこの1年だった。ファンもファン以外の人もいろんな憶測に杞憂したことだろう。そしてこの年末にSMAPは別れも言わず、静かに解散した。つくづく「諸行は無常」だなあと感じている。SMAP解散の真実とはまさに「諸行無常」という事実しかあるまい。
「諸行無常」とはこの世の理。…この世に存在するすべてのものは、同じ状態を保つことなく移り変わっていき、永久不変なものなどないという『涅槃経』等に説かれる仏教の真理であるが、わかっていても切なくて儚いモノである。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」・・・という平家物語の一節が思わず心に浮かんでいる。
「祇園精舎の鐘の音は、世の中に不変はないと言っているように聞こえる。沙羅双樹の花の色は、盛んな者は必ず衰えることを表している」というような意味であるが、国民的グループもまたその理からは免れることがないのだ。
そういうことを学んだ1年だったと言えるのではないだろうか。
いや、ひとりのファンとしては歳衰えた醜態を見せず、解散をする美学をたたえてあげたいと思う。
それにしてもスマスマの最終回はなんともいえない後味を残して、SMAPを伝説の向こうに押しやったような気がする。
伝説と成って消え去る方が、これ以上仲間割れの醜態を見せるようにも、美しいのである。
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